私が生まれてから、63年、その間に、世の中の変貌と言うのは、
それ以前の数千年の、変化と同じくらいはあるでしょう、
もしかしたらもっとかもしれません。
そんな事は私が書くまでも無い事ですね。
楽器だけを取り出して考えてみても、電子楽器、エレキの楽器、この二つだけでも、
驚くものがあります。
振動板を使わない、弦楽器ですから。
弦の振動をそのまま、音に変えてしまうわけですね。
今現実に、エレキ二胡を開発されている方がいると聞きます。
二胡にマイクを取りつけて、楽器にするという発想ではなく、
エレキバイオリンや、エレキギターと同じシステムだそうですです。
部品としてあるのは、棹と糸巻き、と、弦だけです。
胴がありません。
音を弦から直に拾い出して、アンプス、ピーカーにつなげると言うことです。
エレキギターもそうですが、多分、棹の木の種類で音色が変わると言うことが言えます。
このエレキ二胡どこまで発達し、どこまで広がるのか、興味深いですね。
それに反して、ギターなんかの世界では、相変わらず、アコースティックと言うのは、無くなりません。
友人のギター作家は、年に数本作って、それで食べていますし、
バイオリンを作っている知り合いもそうです。
もっとも、その仕事の中には、メンテナンス、と言うのをかなりな大きさで締めているようですが。
そうですね、木でできている物ですから、絶対、メンテナンスは無くなりません。
もちろん、エレキギターにしろ、エレキ二胡にしろ、木の部分と言うのはありますから、
幾ら精巧に作ったとしても、むしろ精巧に作る分、メンテナンスが発生しやすいとも、
思えるのです。
人は、次々と、上を目指します。
楽器でいえば、上を目指すと言うのは、
音のボリュームを、求め、
弾きやすさを求め、
楽器としての、完成度をより高めようということでしょう。
よりよい響き、
よりよい音色。
さて二胡のことです。
そのような意味では二胡にも沢山の、今商品としては、売られていない物まで含めると、
多分、何千何百という、テストパターンがあったのだと思います。
そもそも、今の蘇州系の二胡にしろ、80年ほど前に、
劉天華師が、この形に作り上げたと言われています。
その後、30年ほど前に、北京系が作られました。まだ、最近ですね。
今はそれほど、使っている方は多くないかもしれませんが、
偏8角形と言うのも、商品化はされていますね。
皆さんご存知のように、音のボリュームパワーと言う点では、北京系は優れています。
また偏8角形も、パワー系でしょう。
二つとも、構造としては、ラッパの朝顔状態と言うことが言えます(蘇州系に比べれば)
内部は、円錐に近いですから、音はクリアーになります。
音を大きく、するために、皮の面積を、今の弦で鳴らしうる限りの皮の大きさにしたということです。
これ以上大きくすると、今の二胡の弦の振動では鳴りきらなくなります。
大太鼓を、ドラムのスティックで叩くのと同じような振動です、
大太鼓を叩くには、やはり太い大きな、撥がいるのです。
ですから、今の二胡の、大きさと、弦、と、音程を守ろうとして、
作り上げた、一番大きな音のする形、が8角形北京系だと言うことができます。
面積を広げるために、8角形にしました、胴の後ろは、丸くなっています。
すると何が起こるかと言うと、倍音が減ります。
よりクリアーナ音になっていきます。
楽器としてのボリュームと言う点での改良を加えた形が、音色を変えました。
後は好みだと思います。
二胡の音色は、この蘇州系と言う方もいらっしゃいますし。
この、北京系のパワーが合ってこそ音楽を作れると言う方もいます。
みなさんの、好みは?いかでしょうか?
続き
西野和宏
それ以前の数千年の、変化と同じくらいはあるでしょう、
もしかしたらもっとかもしれません。
そんな事は私が書くまでも無い事ですね。
楽器だけを取り出して考えてみても、電子楽器、エレキの楽器、この二つだけでも、
驚くものがあります。
振動板を使わない、弦楽器ですから。
弦の振動をそのまま、音に変えてしまうわけですね。
今現実に、エレキ二胡を開発されている方がいると聞きます。
二胡にマイクを取りつけて、楽器にするという発想ではなく、
エレキバイオリンや、エレキギターと同じシステムだそうですです。
部品としてあるのは、棹と糸巻き、と、弦だけです。
胴がありません。
音を弦から直に拾い出して、アンプス、ピーカーにつなげると言うことです。
エレキギターもそうですが、多分、棹の木の種類で音色が変わると言うことが言えます。
このエレキ二胡どこまで発達し、どこまで広がるのか、興味深いですね。
それに反して、ギターなんかの世界では、相変わらず、アコースティックと言うのは、無くなりません。
友人のギター作家は、年に数本作って、それで食べていますし、
バイオリンを作っている知り合いもそうです。
もっとも、その仕事の中には、メンテナンス、と言うのをかなりな大きさで締めているようですが。
そうですね、木でできている物ですから、絶対、メンテナンスは無くなりません。
もちろん、エレキギターにしろ、エレキ二胡にしろ、木の部分と言うのはありますから、
幾ら精巧に作ったとしても、むしろ精巧に作る分、メンテナンスが発生しやすいとも、
思えるのです。
人は、次々と、上を目指します。
楽器でいえば、上を目指すと言うのは、
音のボリュームを、求め、
弾きやすさを求め、
楽器としての、完成度をより高めようということでしょう。
よりよい響き、
よりよい音色。
さて二胡のことです。
そのような意味では二胡にも沢山の、今商品としては、売られていない物まで含めると、
多分、何千何百という、テストパターンがあったのだと思います。
そもそも、今の蘇州系の二胡にしろ、80年ほど前に、
劉天華師が、この形に作り上げたと言われています。
その後、30年ほど前に、北京系が作られました。まだ、最近ですね。
今はそれほど、使っている方は多くないかもしれませんが、
偏8角形と言うのも、商品化はされていますね。
皆さんご存知のように、音のボリュームパワーと言う点では、北京系は優れています。
また偏8角形も、パワー系でしょう。
二つとも、構造としては、ラッパの朝顔状態と言うことが言えます(蘇州系に比べれば)
内部は、円錐に近いですから、音はクリアーになります。
音を大きく、するために、皮の面積を、今の弦で鳴らしうる限りの皮の大きさにしたということです。
これ以上大きくすると、今の二胡の弦の振動では鳴りきらなくなります。
大太鼓を、ドラムのスティックで叩くのと同じような振動です、
大太鼓を叩くには、やはり太い大きな、撥がいるのです。
ですから、今の二胡の、大きさと、弦、と、音程を守ろうとして、
作り上げた、一番大きな音のする形、が8角形北京系だと言うことができます。
面積を広げるために、8角形にしました、胴の後ろは、丸くなっています。
すると何が起こるかと言うと、倍音が減ります。
よりクリアーナ音になっていきます。
楽器としてのボリュームと言う点での改良を加えた形が、音色を変えました。
後は好みだと思います。
二胡の音色は、この蘇州系と言う方もいらっしゃいますし。
この、北京系のパワーが合ってこそ音楽を作れると言う方もいます。
みなさんの、好みは?いかでしょうか?
続き
西野和宏
ではワタクシは二胡シンセサイザーにいよいよ挑戦しないと。出費が大きいので迷ってましたが(笑
そういうタイプのエレキ二胡って音の加工をしないと二胡らしい音にならんのではないかと勝手に思ってます。だからワタクシの場合、エレアコタイプにしたんですけど(笑
たぶん音加工もしてと言うことでしょうね。??
完成したのかどうか、今度聞いてみます。
人工皮も、作り始めてる人いるらしいです
私もやってますが、
思い切って人工的なの一回やってみると
昔ながらの、鳴らない二胡がとっても良かったりして。
そうそうその、なるやつ、今までの二胡の音に近いタイプで、光舜並みに鳴る二胡
出来たような気がします。
多分これなら、誰もこれは二個の音ではないとは言わないと思いますよ。
でも音が、、でかい。
エレキはエレキ、アコースティックはアコースティックと棲み分けないといけないでしょうね。
やりたい音楽、会場の広さ、ステージパフォーマンスなんかを考えて使い分ける、、、って感じでしょうか。
完全に仕上げないものは、お店に出してはいけません。
と。