良い音色とは

食後に大殿様とタロ若様と３人で、そのままキッチンで打ち合わせ。

と、
どこからか現われた１匹の蝿がうるさい。
手で追いはらう大殿様に対して、
タロ若は、近くにあった菓子折りの空き箱で即席ハエ叩きを作成。

作ったものの、殿と若は真剣な打ち合わせになり、
ハエ叩きは２人の間に座るワタクシの目の前に置き去り。
でも、ハエはウロウロ。

えーいっ！

ワタクシ、痺れを切らしてハエをパンっ！

ハズレ～～～

若作の即席ハエ叩き、
なかなかの出来で、音が胡気味良い響き。
味をしめたワタクシ、再びパンっ！　パンっ！


ううぅ。。。当たらぬ。。。


すると、ハエは殿の背中に！！　大チャンス！！！



パシーンっ！！！

大きな背中なので音もなかなか♪



「オイオイ、ハリセンか？」


おぉ、なるほど。　
そう言われて見ればハリセンみたい。
どおりで爽快なわけだ！！　（日頃の鬱憤や恨みが込められたか？？？－笑－）
ゲラゲラ笑うワタクシ達に、叩かれた殿も苦笑い。

そこへ、
再び、命知らずな挑戦的ハエが。。。
今度停まったのは、殿の上腕。
チャーンス！

。。。でも。。。
チラリと殿を見上げると、いいよ、と目で合図をくれたので、
それでは遠慮なく♪


パシーーンっっ！！


おおぉ、いい音♪


やはり、”対象物に対して真芯に当てる”ことが、良い音の出る秘訣かと。




ハエは、、、この一撃で倒れました。