以前、樹木診断に行った時のことです。
その時の処理はこのようにしました。
遠くから、何かおかしい姿が目に入りました。
ヤマモモの上部が枯れていました。
近くに行き様子を見ると
葉の先から茶褐色に枯れかけているような状態でした。
病気では、見られない状態です。葉をよく視ると木や葉が腐蝕して硫化物になり、
その硫化物になったものの水を吸い上げたような状態に見えました。
樹木のどこかに腐蝕して、穴が開き、そこに枯葉などが堆積し、水が溜まっているところが
あると考え、樹木を登ってみることにしました。
上に上ると立派な枝が、枯れていました。
そして、思った通りの光景が・・
大きな水瓶のような穴があいていました。
水の香りを調べると、んんんん・・たまらないほど臭い。
そして、腐蝕した水の中には、大量の腐蝕した枯葉がありました。
この水瓶のような穴に、腐植を詰めても雨水は、落ちません。
そこで、側部からドリルで穴をあけて、水が落ちるようにしました。(小さな穴では直ぐに塞がるので、50mm程の穴)
その後、ミネラル1000倍で散布して、軽く腐蝕も入れておきました。
処置してから、1週間ほどで、良くなりました。