流れゆく雲に

風に季節を聞きながら、日々の出来事をつづります。

待ってたよ 

2017-11-15 16:25:51 | 舞台

どうしても観たいコンサートがあって、東京赤坂へ行ってきた。

新幹線を降りて地下鉄に乗るべく駅構内を歩いていたら、うっかり地上に出てしまった。

いつもは、駅から駅なので、東京駅なんて外から見ることがなかった。

わぁレンガ造り。

しかし、赤坂へ向かわねば、タイトなスケジュールをこなせない。

もう10分ロスしている。

 

誰にも聞かずに地下鉄の乗り場に到着。

赤坂ACTシアターで元宝塚歌劇団雪組男役トップスターだった早霧せいなさんの「シークレット スプレンダー」

というコンサートが行われている。

大阪梅田は完売、なのに東京赤坂は、まだチケットがあるという。

11月7日に意を決してチケットを申し込む。

新幹線と宿泊を手配した。目的はこのコンサートだけなので安価な方法を探してみた。

 

もう少し体力があれば高速バスという選択肢もあった。肝心のコンサートの時に眠くなったらどうしよう。

やはり、新幹線だ。けれど節約して行きは「こだま」にした。

新幹線で「各駅に止まります。」というアナウンスは、どうもしっくり来ない。

帰りは急いだので「のぞみ」にしたら、新横浜の次はもう名古屋だった。浜松も小田原も止まらない。

 

しかし、コンサートだけというのも寂しい。何かないかと探したら日展があった。新国立美術館。

昨年も鍛治ゆう子先生の陶芸の入選作を見に行ったのを思い出す。今年も見に行けた。

同時開催の企画展、安藤忠雄、新海誠にも行けたらいいなぁと高望みしていた。

ところが当日は日曜日であった。当日券の売り場は長い列。20分はかかりそう。

泣く泣く日展のみの鑑賞にした。

 

 

赤坂の紅葉

観たコンサートは11月12日(日)17時

 

開口一番、「待たせたね」と彼女は言った。

「待ってたよ」と心の中で応えた。

 

早霧せいなに変わりはなかった。いつものように歌い、いつものように踊り、いつものように芝居する。

ただ違うのは、周りにいるメンバーは、宝塚歌劇団の雪組の組子ではないということ。

妖艶に、はつらつと、男なのか女なのか。

「シスター?」そう聞かれて、「シスター」と答えてはいるもののどうかな?といった印象がある。

 

ルパン三世。「ワルサーP38」おお、これ歌うんだ。これ、宝塚の時は、歌ってなかったね。

 

竹久夢二の頃の大正ロマンの寸劇。居残り佐平治を思い出す。

 

後半は、ミュージカルメドレー。知らない歌が多すぎる。ミュージカルってあんまり観ていないから。

 

「ケ・セラ・セラ」

 

 

赤坂サカスは、まだクリスマス仕様ではなかった。しかし、いつものイルミネーションは健在。

十字路に立つあなたが見えた。今度は、とびっきりの笑顔のあなたが見たい。

もうしばらく、彼女のパフォーマンスを追いかけてみようと思った。

 

赤坂は、冬支度を始める。ヤブツバキが咲き始めていた。今頃は、クリスマスツリーも飾られたかな。

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿