南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

リメンバー・パールハーバー

2009-12-08 22:11:22 | Weblog

今日はいろんなみなさんと面白くて楽しい議論をしました。
違うからこそ議論は前へ進みます。

以前単組役員をしていた折に、海外に駐在している組合員のオルグに出向きました。
米国駐在員訪問の際には、その悩みのひとつとして「12月になると子どもが学校へ行きたがらなくなる」という話を聞きました。
12月8日が近づくと「リメンバー・パールハーバー」の授業があるからだといいます。
なるほど、日本にいては予想もつかない悩みであり驚いた記憶があります。

昨夜は伊豆稲取の東伊豆町役場で伊豆地協定期大会がありました。
早ければ金目鯛の味噌漬けで楽しんでくるところでしたが、10時から始まるNHK特集「“日米開戦”を語る 海軍はなぜ過ったか」を見たいがために家路を急ぎました。
なぜ日本軍は勝ち目のない日米戦争に踏み切ったのでしょうか?
そこには現代にも通ずる貴重な教訓が残されていました。

“海軍あって  国家なし”
“自分の部署が第一  自分の出世が第一”

ゲストコメンテーターのひとりは『日本の組織は失敗体験を隠す。それは誰にも責任を取らせないがためだ』と述べたうえで、番組の中心をなす“海軍反省会”を高く評価していました。
考えてみればその当時は議論らしき議論はないし、責任論などなかったのでしょうね。

負けを承知のうえで、メンツで開戦に踏み切った責任を誰が取ったのでしょうか。
「責任は組織にあって個人にはない」、という曖昧な組織論が日本には根強く残っています。
しかし、それはあってはならないことだと私は思います。
ものすごく重大な決断を迫られたときには個人個人の責任を持って臨むべきです。

当然のことでしょうが、なかなか当然でないところに現代の不幸があるんでしょうね。
「リメンバー・パールハーバー」、日本人にとっても忘れてはならない記念日ですね。
ひとつひとつの決断に際して、個人個人の責任を持って決定する癖を私たちも身につけなくてはなりません。

私は○○だと思います。
ひとりひとりが責任を持って声をあげましょう。


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1 コメント

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責任を持つという意思表示 (四頭身くん)
2009-12-09 09:35:36
「個人の責任を持って臨む」という意思を持っている人の言葉には説得力があると思います。
そうでない人、つまり自分に責任が降りかかるのを回避することばかり考えている人は、言葉尻を濁したりして、必ず「逃げ道」を作ります。したがって、その言葉には説得力が無く、何を言いたいのかも不明瞭になります。
責任を持つというのは、たとえ上司に指示された内容であっても、それに従ったのであれば、その責任は自分にあると考えるべきです。
後から「あれは上司に指示されたことだから」と言い訳をしてはいけないと思います。
私の周りにも「言い訳がましい」人がいますが、自分は回りからそのような目で見られないよう心掛けたいと思います。
(出来てないかなぁ・・・)
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