第３回人財育成システム検討委員会

県労福協とタイアップして進めている「人材育成システム検討会」を開催いたしました。
この検討会は、福祉事業団や連合静岡３役組織からも委員を派遣いただいており、本日で３回目を数えます。
労働組合の力量低下が指摘されてから何年かが経ちますが、専従者の減少などによりその対応が遅れがちです。
どこの組織でも、労働運動に関しての重要な「教育」「訓練」について、何らかの対応が必要だとは考えていますが、現実的にはどうしても後手に回っています。
また労働関係法規や社会保険法などもめまぐるしく変化しており、これらに対応できていない現状も見受けられます。

この検討会では、労働界における教育用情報システムの構築を目的としています。
大上段に構えるならば、労働運動を取り巻くすべての未来のために、労働界における「知」の財産を共有化しようというものです。
そしてその「知」の財産を、デジタルアーカイブとしてWebで公開しようと考えています。
具体的には、労働運動などの「教育施策」を体系化し、労働をめぐる様々な「ニーズ」を体系化し、歴史と時代に対応する「情報」を体系化しようという壮大な計画です。
“言うは易し”といいますが、ここまで夢を膨らませると、“言うのも難し”で、毎回委員会を終えると頭がパンパンになってしまいます。

しかしこのシステムが完成すれば、個人が自宅でも学べるし、単組の教育でもお好みのカリキュラムを自在に利用できます。
次回は一番大切なデーターベースの基本設計部分まで進みますが、委員の皆さんには本当にご苦労をおかけします。
なんとかしてこの１～２年で公開できるところまで進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。