新潟・長野の地震を心配しながら、ユニオン加盟を求める相談者とお会いする。
相談者は派遣社員の方で、派遣先においてどうやら労災にあわれた模様。
単なる「労災かくし」なら犯罪であり単純であるが、話を聞くとなかなか複雑である。
派遣先は一部上場会社でもあり、俄かには信じがたいような安全衛生管理義務違反がある。
結局ユニオンに加盟して団体交渉を申し入れ、解決を目指すこととなった。
しかし派遣会社と派遣先との間で、労災事件としての認識を共有しているとも思えないから事は複雑化しそうだ。
「こちら側の正義」と「向こう側の正義」がぶつかる可能性がある。
「正義」は時として「権力」になびく。
外傷などで明らかに労災が証明されるものはよいが、精神的苦痛や内面的障害や後遺症など業務との因果関係の証明が難しいものは厄介である。
上場会社であるからには正社員にはそれなりの安全配慮をしているだろう。
派遣社員も同じ労働者、まさか正社員にはとても要求できないような仕事をさせてはいないだろうか。
『他人の振り見て我が身を直せ』
連合加盟の単組リーダーのみなさん、どうぞよろしくお願いいたします。
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