南町の独り言

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覚悟のグッドサイン

2010-06-02 12:47:44 | 政治

昨夜のニュースで見た鳩山首相のグッドサイン、対照的に苦虫をつぶしたような小沢幹事長の表情、非常に不可解な感じでした。
マスコミの論調は、鳩山首相に辞意を迫った輿石さんと小沢さんに対して“首相続投”の考えであるというものでした。
それにしては晴れやかな笑顔とグッドサインは不釣合いです。

いきなり鳩山首相辞意表明の電話が入りました。
急いでテレビをつけて鳩山首相の表明に聞き入りました。
正直、はじめて鳩山首相の潔い言葉を聞いて胸が熱くなりました。
連合静岡の会長として多くの仲間に重い荷物を背負わせてきたことが、これでなんとか報われたという気持です。
昨夜の鳩山首相のグッドサインの意味も得心できました。
できるだけコンパクトにに鳩山首相の辞意表明を伝えます。

1、昨年の熱い夏の戦い、その結果、日本の政治の歴史は大きく変わった。国民の判断は決して間違ってはいなかった。若いすばらしい国会議員がすくすく育ち、国会の中で活動を始めている。さまざまな変化が国民の暮らしの中で起きている。

2、ただ残念なことに、そのようなしっかりした仕事が必ずしも国民に伝わっていない。それが残念でたまらず、そしてそれはまさしく私の不徳のいたすところである。

3、その原因2つだけ申し上げる。
ひとつは普天間の問題である。私は本当に沖縄の外に米軍の基地を移すため出来うる限りの努力をしてきたが、結果として県外移設はならなかった。これからも米軍の仕事を外に移すように努力していくことはもちろんだが、一方で、北朝鮮が韓国の哨戒艇を魚雷で沈没させるという事件も起きている。北東アジアは決して安全安心が確保されている訳ではない。その中で、日米が信頼関係を保つということが日本だけでなく、東アジアの平和と安全のために不可欠であるとの考えのもとで、残念ながら沖縄に負担を願わざるを得なくなった。

4、私はつまるところ、日本の平和は日本人自身が作り上げていくときを、いつかは求めなくてはならないと思っている。アメリカに依存し続ける安全保障、これから50年、100年続けていいとは思わない。その中に今回の普天間の本質が宿っている。
いつかの時代、日本の平和をもっと日本人自身でしっかりと見つめあげていくことができるような環境をつくることが大事だ。現在の日米同盟の重要性はいうまでもないが、一方でそのことも模索して欲しい。
しかし、普天間問題で社民党を政権離脱という大変厳しい道に追い込んでしまった責任はとらなければならない。

5、いまひとつは、やはり、政治とカネの問題だ。
そもそも私が自民党を飛び出して、さきがけ、さらには民主党を作り上げてきたのも、自民党では駄目だ、もっとお金にクリーンな政権を作り上げねばならないという思いからだ。それが自分自身が想像だにしていない問題を抱えていたということが判明し、みなさんに大変な迷惑をかけてしまった。私はそのような政治とカネに決別をさせる民主党を取り戻したい。

6、そのために私自身もこの職を引かせてもらうが、同時に同様の問題を抱える小沢氏にも幹事長の職を引いていただけるように申し上げた。お互いにその責めを果たさねばならない。重ねて小林(千)議員にもその責めを負うていただきたいとお願いする。

7、民主党を再生させていくために、とことんクリーンな民主党に戻そうではないか。そのための協力をぜひお願いしたい。
そうなれば国民のみなさんが新たな民主党に対して聞く耳を持っていただけるようになる、そのように確信をする。


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