南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

急ぐべきは雇用戦略

2010-04-26 17:13:57 | 政治
迷走する鳩山政権、今夏の参院選挙で有権者が投票しようとする政党が、とうとう自民党に抜かれてしまいました。
(新・報道2001 民主党:12.2%   自民党:14.2%

政権交代直後の昨年9月は、民主党:31.8% 自民党:11.4%でした。
わずか8ヶ月で逆転されるとは何と情けないことでしょうか。
しかしまだ肝心要の雇用戦略一つ打ち出さないままに終わらせるわけにはいきません。

鳩山首相の所信表明に、私は心を揺さぶられました。
「ものやお金があっても幸せではありません。
人間の究極の幸せは4つです。
愛されること、誉められること、役に立つこと、必要とされること。
働くことによって、愛以外の3つの幸せが得られますし、その愛も一生懸命働くことによって得られるものだと思います」

子ども手当も大切です。
高速道路の無料化も大切です。
しかし何よりも大切なのは“働く場”をつくることです。
失業者も高止まりの状況です。
加えて中学・高校・大学生の新規卒業者の就職先も減少して、無業社会人として歩み始める子どもたちも数多く出現しています。

鳩山首相のいうとおり“働く”ということは人間の幸福のもっとも大きな要素です。
仕事無しで真の幸福感は得られませんし、人間は幸福になるために“額に汗して働き”そのパンを食べなければなりません。
EUを創ったドゴールの最後の仕事はブリュッセル・サミットでの「雇用のための行動計画」でした。
93年白書にはこう書かれてあります。
「仕事のある者とない者の連帯は守っていく必要がある。
生産性向上によってもたらされる利益は、賃金の引き上げではなく、投資と雇用創出に使わなければならない」
鳩山首相と民主党の奮起を期待します。

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