南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

強制削減の余波

2013-07-18 18:23:36 | 政治
安倍首相が参院選終盤に来て急にタカ派色を出しはじめました。
(どうしたのかな?)と考えてみると、ほぼ自公与党の圧勝が確認できたので、次のステージへの布石だろうというところに行き着きました。
自分の国は自分で守るということに異論はありませんが、守り方にはいろいろあります。
気になるのは米国の予算強制削減の余波を受けて、受動的に米国の軍事戦略の道具として使われることです。

ご存知のように米国は「財政の崖」で苦しんでいます。
そしてとうとう今年度予算は史上初の強制削減に追い込まれています。
特に影響を受けたのが国防費です。
米軍の戦力は大幅低下しますが、国際情勢は厳しさを増すばかりです。
あなただったらどうしますか?

私がオバマ大統領ならば、そのギャップを同盟国の軍事力によって埋めるでしょう。
日本もその例外ではありませんから、おそらく米国戦略上には自衛隊を国防軍に格上げする案もあるはずです。
当然集団自衛権もクリアーさせることで、国防軍は日本の大動脈であるシーレーン防衛の任にあたることになるでしょう。
これはいいとか悪いとかの話ではありません。

大切なのはこれらの防衛力を他の覇権戦略に使われることのないような歯止め策をどうとるかです。
私は米国からの受動的な防衛戦略ではなく、主体的な防衛戦略を正々堂々と論ずべきだと思います。
それをどう判断するのかは国民の選択です。
日本国憲法の改正問題も同様です。
96条の憲法改正緩和要件ばかりを主張してきましたが、肝心な9条についても安倍首相は最近少し口を開きつつあります。
この少しだけ口を開くというところが曲者です。
これもまた米国予算強制削減の余波だとするとちょっと危険です。

あと2日です。
泣いても笑ってもあと2日です。
「しんば賀津也」と民主党比例区候補者の支援をぜひお願いします。






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