JAM東海ブロックの仲間の皆さんが私の送別会をかねて「日間賀島」へ集まってくれた。
久しぶりに会うみなさんとの情報交換はいつもながら参考になる。
今回は特に、M&A関連の問題が多発していること。
10月6日のブログ「会社は誰のためにあるのか」でも触れたように、アメリカの市場万能主義、株主至上主義の土俵にどっぷりとはまってしまった日本の現状を垣間見た。
経営困難に陥った企業を立て直すために救世主として現れたはずの新経営者が、優良資産だけを切り離して不採算部門をつぶそうとしたら、あなただったらどうしますか?
企業買収の条件として雇用と労働条件は守るが労働組合は解散の条件をつけられたら、あなただったらどうしますか?
2000年3月、日本は「破滅のシナリオ」を受け入れた。
企業会計に導入された「連結決算」と「キャッシュフロー計算書」だ。
詳しくは述べないがキャッシュフロー計算書を黒字にするには雇用リストラが最も手っ取り早い。
しかも、このキャッシュフローが株価を左右する重要な経営指標となる。
一躍「キャッシュフロー経営」なるものが脚光を浴びた。
しかし、それは「グローバルスタンダード」の印籠とともに、日本的な企業経営方式を解体して、毎年の現金収支を重視するアメリカ型の短期的経営方式を導入させていくことに繋がった。
労働組合としてのM&A対抗策は「ストライキ」しかないのであろうか。
連合としても現場で起きている様々な事件をタイムリーに把握し、その対抗策を考えていくことが求められていると思う。
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