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南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

富士山を世界遺産に・・・いよいよ佳境に

2012-08-29 17:44:51 | Weblog
富士山が世界遺産にふさわしいかを調査するイコモスの調査がいよいよ本日から始まります。
連合静岡も「富士・富士宮地協」の呼びかけに賛同し、県労福協とも協働して県内各地域で「富士山みがきあげ作戦」に参加していくこととなりました。
すでに8月11日に北駿地区労福協が、26日には裾野地区労福協のみなさんが活動を展開いたしました。
日本の象徴でもある富士山を落選させることは許されないとともに、そろそろ登録後の心構えも必要です。

先日訪れた岐阜県も白川郷が世界遺産に登録されてから大賑わいを呈しているとのこと。
そんな状況の一端も見てきました。


まず観光客は高山駅から徒歩10分程度の古い町並みに誘導されます。
月曜日の早朝ですから観光客はまばらですが…午後になるとゆったりとは歩けません。

午前中いっぱい開かれる朝市も大切な観光資源です。

外国人観光客のためにレンタサイクル屋さんには、英語、中国語、フランス語など6カ国語の市内観光地図が置かれていました。

世界遺産に登録されると想像以上のインパクトがあるはずです。
富士山世界遺産の登録が実現し、静岡県発展の起爆剤になることを願って止みません。

先読み

2012-08-28 15:49:09 | Weblog
日・月と続いた出張の帰り道、アクシデントが起こって帰宅できなくなりました。
ブログも更新できずに岐阜のホテルに宿泊し、朝の電車で静岡へ帰りました。
一寸先の人生、何が起こるか分かりませんね。

県知事要請には間に合いましたが、いつもの川勝テンポについていけませんでした。
県知事と対で話し合う時は、心身ともに万全の体調で臨まないと圧倒されてしまいます。
まあよく頭の回る人ですし、頭に負けじと口もよく回ります。
びっくりするくらいの人脈にも驚かされますが、そこから仕入れる“先読み”の情報にも驚きます。
10年先の社会は“先読み”できても、でも…どんな人でも、自分自身に起こる“一寸先”は見えません。

だからこその“今日の技こそ 我がいのち”なんでしょうかね。
どんなことからも、いろいろ学べます。

秋の風情

2012-08-26 08:36:30 | Weblog
青々とした稲がもう腰丈ほどに伸びています。
田んぼの周りに無数の赤トンボが飛び交って、早くも秋の風情を見せはじめました。
木陰に入ると爽やかさに心がホッとします。

静岡の田舎を後にして、岐阜県へ向かいます。
連合東海ブロック定例会議は各県持ち回りで開催されますが、今日の開催地は少々楽しみです。
なにせあの飛騨高山ですから(^-^)/

会議は会議できちんとこなしていきますが、時間を見つけて高山の街を散策しようと思います。

今日もいい一日でありますように。

今朝の散歩は心の整理

2012-08-25 10:53:06 | Weblog
午後は浜松でY労組連合会40周年の記念式典がありますから、心にゆとりを持たせなければなりません。
体重くらいの重量物を背負ったままでは1日中歩くことはできないように、心に荷物をいっぱい抱えているとほんとうに疲れます。
無理をすると心を壊してしまいます。

今朝は朝食後にゆっくりと歩き始めました。

私の一番好きな川辺りコースです。

歩きながら(最近気になっていること)を整理してみたら、3つありました。

そのうち比較的軽い“気がかり”を、軽く団子状態にして“ここ”に置きました。
目印がないと後で取り出してくるときに困ります。

最も重たい“気がかり”は、段ボール箱に入れて“ここ”の上に置きました。
明日は岐阜への出張ですから、列車の車中で“段ボールの中のコレ”を取り出して、じっくり味わってみます。
これで心の中の荷物は外へ出しましたので、心の中にスペースが出来ました。

身軽になると綺麗なものが綺麗に見えます。
安倍川の水は濁っていましたが、ここの水路はいつも透明な水が流れています。

それは近くの釣堀で汲み上げている地下水だからです。
その地下水を利用してつくる豆腐の味も絶品です。

今日もいいスタートが切れました。
ありがとう。感謝します。

駿河ぼけ

2012-08-19 18:05:36 | Weblog
書店で目に留まった本のタイトルは「これでいいのか静岡市」でした。
“合併したのに静岡・清水の大ゲンカはまだまだ続く!?”ずいぶん刺激的な言葉も踊っています。
合併協議会の委員だったこともあってかすぐに手にとって購入。

たられば…はありませんが、それでも合併しなかったならばどうだったのかを考えながら読んでみました。
当時、協議会での私のスタンスは明確でした。
合併し政令指定都市になれれば賛成、なれなければ反対です。
片山総務大臣(当時)の決断で、政令指定都市になるための人口要件を下げたため、道筋ができました。
最後に揉めたのは新市の名前です。
県都である静岡市という選択になりましたが、全国的には清水の名前がメジャーでした。
清水というブランド意識が最後まで尾を引いたのでしょうね。

さて“名は体を表す”という諺どおり、ある意味清水の勢いは静かになってしまったような気がします。
この本に意味じくも“駿河ぼけ”と揶揄されていますが、今川の公家風に冒された感じさえします。
私が夢見た政令指定都市はもっとダイナミックな都市でした。
どこかで何かを間違えたんでしょうが、きっとまだ間に合うはずです。
すべてはリーダー次第ですね。

“気がかり”解消策?

2012-08-17 19:05:01 | Weblog
不安症が募ると、次から次へと不安が拡散していきます。

家のカミさんも更年期のためか時折不安症が出てきます。
それをそのままにしておきますと、こちらの日常生活に支障をきたしますので、無視するわけにはいきません。

目下もっかのカミさんの“気がかり”は、築26年の我が家のリニューアルでした。
あちこちだいぶ汚れたり痛んだりの状況が“気がかり”でたまらない様子です。

そこで内装屋さんを頼みました。
すると今度は、内装の色や材質で“気がかり”が増えていきます。
決定してやれやれと思うと、膝と腰痛に悩むカミさんは布団からベッドに変えたいと悩み始めました。
ついでに使わなくなったピアノの処置にも悩み始めます。

ピアノはネットで買取業者に競合見積もりを頼んで解決するも、物置台代わりに使っていたピアノに代わる家具で悩み始めます。
こうなると一気に問題を片付けなければいけませんね。

午前中から市内の家具屋さんを5軒も回りました。
盆休みももう終わりですから、すべて決めて帰りました。

新聞を読むと私の“気がかり”がてんこ盛りです。
誰か私の“気がかり”を解消していただけませんか?



やぐらPJ

2012-08-16 20:36:32 | Weblog
静岡県立美術館には地方には珍しいロダン館があります。
世界に9体しか存在しない「地獄の門」を、こんな近くで見れるという幸いを案外静岡県人は気づいていません。
8月7日から始まった「やぐらPJ」では、この「地獄の門」の前に高さ3メートルのやぐらが設置され、至近距離から素晴らしい作品を見ることができます。



ロダンといえば「考える人」ですが、この像は「地獄の門」の一部にしか過ぎません。
まったく同じ像を3体組み合わせた「3つの影」の真下にある「考える人」、やぐらに登らなければこの絵は撮れません。



「地獄の門」の両脇にある左右の支柱には官能的な像が何体も飾られています。



この「やぐらPJ」、9月23日まで開かれています。

終戦記念日に思うこと

2012-08-15 20:07:20 | Weblog
第67回終戦記念日。
妻の実家にお線香をあげにいきました。
このカニ細工は、つい先日退院したばかりの義父からいただいた竹細工です。
じっと乱れた世の中を眺めているようです。


あの戦争で若き命を散らしていった学生の手記「きけわだつみのこえ」を久しぶりに読みました。

「はっきり言うが俺は好きで死ぬんじゃない。
何の心に残ることなく死ぬんじゃない。
国の前途が心配でたまらない」
今の日本を見てどう思うでしょうか?

「今次の戦争には、もはや正義云々の問題はなく、ただただ民族間の憎悪の爆発あるのみだ。
敵対しあう民族は各々その滅亡まで戦をやめることはないであろう。
恐ろしきかな、あさましきかな」
尖閣諸島が…竹島が…世界中がきな臭くなっています。

「日本人はもっと謙譲であるべきはずだ。
黙々として永遠に全人類の心の底を脈打って流れる偉大な貢献をなしてこそ、初めて日本民族の偉大性が燦として全人類を飾ることになるのである」

すべて20代の若者の言葉です。
どんな気持ちで自らの命を散らしていったのか、金儲けに走る大人たち、空虚空論に酔いしれる評論家たちに、ぜひ読み直していただきたい。

無名異焼と初亀

2012-08-14 19:18:44 | Weblog
盆休みは実にゆったりと過ごせます。
今日は佐渡金山から掘り出された土を使って焼かれた「無名異焼のとっくり」に、初亀“縁プレミアム”で楽しみました。



とっくりにつけられた取っ手もなかなかの味わいと思いませんか?
でも壊すのを恐れてか作者に聞くと、あまり買い手がつかなかったそうです。
家でも誰も触りませんから、後片付けは私の仕事となるのが難点です。
この赤が使い込んでいくと実にいい色合いになってきます。
それもまた楽しみですね。

初亀“縁”プレミアムは新顔商品です。
吟醸酒などの表記はありませんが、それは山田錦の未検査米(少々小粒)を使っているからだという事。
値段は1升2100円ですから、味さえ良ければ非常にリーズナブルです。
飲んで実感しましたが、これで私の“家飲みベスト3”が決定しました。
喜久酔“特別本醸造”、磯自慢“本醸造”そして初亀“縁プレミアム”、いずれも2100円です。
もう若くありませんから、ゆったりと飲んでいきましょうね。

地獄の中の菩薩

2012-08-13 17:08:55 | Weblog
現場は常に偉大です。
東電福島原発事故で、現場最前線で陣頭指揮に立った吉田前所長の発言を聞いて、あらためて思いました。
「•••現場に飛び込んで行ってくれた部下に、地面から菩薩が湧く地湧(じゆう)菩薩のイメージを、地獄のような状態の中で感じた。
私はその後ろ姿に感謝して手を合わせていた」
おそらくこの時点で、彼らは死さえも覚悟していたのではないでしょうか?
「(免震棟に残っているメンバーの名前をホワイトボードに書いておくようにと部下に指示したとされるが)最後まで残って闘ったのはこんな人間だぞってのを残しておきたかったのだと思う」

事故時の心情がくっきりと浮かび上がってきます。
日本の強さは、こういった現場の強さにあります。
どうぞみなさん、そんな人たちの姿や声にも、もっと目を向け耳を傾けてください。