けろろの「浜あるき・野良あるき」

漁あるところ、農あるところへ、風土のにおいに誘われて、いそいそ出かけています

北へ、北へ

2012-04-20 21:37:45 | 浜あるき
北海道の積丹半島で、今年も仕事をさせていただきます。
いいお天気のフライト。雲がかかっている雪山は鳥海山。そのむこうは日本海。
左の平野は酒田。最上川の河口がよく見えました。

       

小樽の三角市場でシャコを買い、お昼のおかず。
なかなかに至福な、旅の始まりであります。

船おろし(進水式)の儀式

2012-04-18 21:38:27 | 浜あるき
4月17日、大安。
いよいよ、船おろし(進水式)の日を迎えました。
船に関連する吉日は、大安、友引、そして先勝(午前のみ吉)。
でもやはり、大安がいちばんいいようです。

       

まずは、造船所から船を出す前に、船の神様(船玉さま)にお祈りを捧げます。
酒、餅などは、船大工の指示にしたがい、船主が用意します。
餅は3種類。左の丸餅は1年12か月の12個。
右のは「くしがた」(櫛型?)という不思議な形、9個です。
意味は船大工さんにもよくわからないそうです。

大根は葉っぱを5枚か7枚に整えます。
コンブ、尾頭付きの魚(たいてい干したイワシ)は、3の倍数(3でもいい)。
その他に、米と塩、天照皇大神宮のお札を用意します。

    

お祈りが終わったら、いよいよ造船所から船を出します。
港では船主の奥さんたちが、餅まき用のお持ちとおひねりを用意して待っていました。
漁船登録が間に合わなかったので、海に浮かべることができず、船は浜に仮置き。

    

餅まき用の紅白餅は、1年の365個。おひねりの小銭は、船主の年齢と同じ枚数です。
孫世代の保育園児たちが10数人も集まって、船大工と船主がにぎやかに餅まきをしました。
ばあちゃんたちがそれを見て「こんな目出たいことは久しぶりだよ~」と、涙をうかべつつ笑顔。

  

夜に、船主が船大工をもてなすちょっとした宴会があり、船主のお宅におじゃましました。
儀式のときのお神酒と天照皇大神宮のお札を、神棚にあげたそうです。

横浜・小柴の魚の直売

2012-04-16 21:41:54 | 浜あるき
横浜の八景島の近くに、小柴という漁村があります。
日曜日の午後は、魚の直売が。
おもに底引き網漁でとった、いろんな魚が並び、お客さんも開店前から並びます。

  

タチウオ、スズキ、クロダイ、アナゴ、カレイやコチ類…、クルマエビも出ていました。
今度は、クーラーボックスを持っていかねば!!

昨年オープンした、漁協直営、魚天丼の「どんぶり屋」。
アナゴの1本丼が人気だそうです。
この迫力で800円。揚げたてのアツアツ、たれも濃すぎず、美味しかったです!!

多摩川河口、大師河原

2012-04-16 21:41:05 | 浜あるき
多摩川の河口は、羽田空港のあるあたりです。
対岸は川崎市。川崎大師って、多摩川河口だったんですね、知らなかった。

河口といっても、ほとんどもう海です。
河口干潟は、いろんな種類のカニや貝、トビハゼなどもいる生き物の宝庫。
生き物を育むアシ原が、風になびいています。

新芽の緑が伸び始め、地面に近いほうから緑色に染まっていく様子を、
地元の人は「アシが袴をはいた」と、表現するそうです。
風流です~