けろろの「浜あるき・野良あるき」

漁あるところ、農あるところへ、風土のにおいに誘われて、いそいそ出かけています

牛がいちばん好き!

2013-07-05 10:43:31 | 野良あるき


酪農の撮影の仕事で、茨城県の牧場へ。
酪農や畜産の現場では、本当にいのちを身近に感じます。
家畜って、本当に偉大な存在です。

じつはわたし、哺乳動物の中では、牛がいちばん好き。
おおらかでどっしりと大きくて、人の役に立ってくれて、
文句も言わずに、最後は黙って市場に引かれていく……。

牧場に行くと、人生観がちょっと変わります。
酪農教育ファームという、体験教育の牧場が全国に増えています。
ぜひ一度、行ってみては? オススメです。

ヤマモモのジャム

2013-07-04 22:10:01 | 日記
近所の公園のヤマモモが、たくさん実をつけました。
殺虫剤や農薬は使っていないそうなので、ちょっといただいて・・・。



ジャムを煮てみました。
渋いかな~?と少し心配でしたが、
とっても素直でちょうどいい甘酸っぱさ。美味~い!!
ヨーグルトにたっぷりかけて、いっただっきま~す。



ヤマモモって、雌雄別株の木なんです。
公園にはヤマモモは10本近くあるのに、雌の木は3本だけ。
木によって、実のつき方や味が違うのも面白い!!

国立博物館のユリノキ

2013-05-18 10:34:03 | 野良あるき


大神社展を見に、国立博物館へ。
看板を撮影していて、後ろの巨木に目が。
花が咲いてる、何の木だろう……と、近づいてみると。

  

ユリノキだ~! ものすごい巨木、こんなに大きくなるとは知らなかった!!
しかもちょうど花が満開です。特徴のある、いい香り。
ユリノキは外来種。
明治初年に海外から持ち込まれた数粒の種から発芽した、
貴重な1本がこの巨木だそうです。
樹齢は150年ぐらいってことですね。

皇居のお堀端に、ユリノキの並木があって、
大手町のビルの屋上でミツバチを飼っているひとから、
「いい蜜源」だと教えてもらったことがあります。
並木のユリノキは、この木の子孫かもしれないなあ。

行くべし!見るべし!「福島市民家園」

2013-04-29 10:55:51 | 野良あるき
福島市民家園がスゴイ!
江戸時代から明治にかけての、福島市周辺の農家や商家、
さらには国重文の見事な芝居小屋まで、移築保存されています。
広い敷地には、林や田んぼ、池や小川も。散策だけでも楽しい。
これは、典型的な養蚕農家。桑の木がなつかしいなあ。
中には養蚕の農具や糸繰り機、機織り機などが展示されています。



水車ほどおおがかりではない、シンプルな仕掛けで脱穀・製粉。

  

と胸を突かれたのが、1700年代中期の一般的な農家の家。
囲炉裏は土間にワラとムシロだったんですね。土壁は三方に窓がなく、昼も暗い。
少しでも豊かになろうと、営々と田畑を作り里山を守り蚕を育て、
土間から板の間へ、藁屋根からトタン屋根、瓦屋根へ、
川の水から井戸水そして水道へ。囲炉裏の火から灯火そして電気へ…。
人間は本当に強い生き物です。

  

圧巻なのは、明治20年に建てられた芝居小屋。
回り舞台もセリの仕掛けもあります。ここで芝居を見てみたい!!

  

展示資料館には、伝統的な民家の建て方と道具の解説展示が。
これは「火伏せ」というものだそうです。
棟上げのときに、一家の主婦が背負って軒につけるのだとか。
ご立派です。


福島の秘湯その2

2013-04-28 11:01:36 | 日記
磐梯吾妻スカイラインを登っていってみました。
何となく立ち寄ったお風呂がすごかった。

  

赤湯です。硫黄+鉄分が多い赤いお湯。
折しも、外はみぞれから雪へ。舗装道路からそれ、泥道をおりた一軒宿。
強い風がトタン屋根に叩きつけ、お客さんは誰もいない…
秘湯気分はますます盛り上がり、というか盛り上がりすぎ。



まだこんな雪。
少し下って、新野地温泉にふらり。
こっちは大きなホテルでにぎやかです。
フロントでお風呂の場所を聞くと、
「この通路の先に、ダイナミックな露天風呂と内湯があります」。
ダイナミック???
行ってみて、確かに!!“一浴”の価値ありです。