けろろの「浜あるき・野良あるき」

漁あるところ、農あるところへ、風土のにおいに誘われて、いそいそ出かけています

カツオ、ただいま八丈沖

2012-04-10 21:49:25 | 浜あるき
南房総の館山漁港に、宮崎のカツオ一本釣り漁船が入っているのに出会いました。
3月に宮崎を発ち、三重沖でしばらく釣ってから、清水・焼津を経て、
1週間前から八丈島沖で釣り始め、昨日は勝浦に水揚げしたそうです。

館山への入港は、エサのイワシと燃料補給のため。
カツオのエサは、生餌=生きたイワシです。
館山には巻き網でエサ用のイワシをとる漁船があり、
港内にはいくつも生け簀があって、イワシを活かしてあります。

      

東京湾の反対側、横須賀にもエサ用イワシの巻き網漁船があり、
カツオ一本釣り漁船は、そっちで補給することもあるそうです。
面白いですね~

燃料屋さんの一角に「大漁風呂」?
立ち寄る船員さんのためにサービスでしょうか。
カツオ一本釣り漁船は、カツオの群れを追いながら北上し、これから三陸沖、
そして北海道まで行き11月まで釣って、やっと宮崎に戻るのだそうです。
21人の乗組員のうち、6人がインドネシアからの研修生でした。

南房総

2012-04-10 21:48:46 | 浜あるき
館山は、太平洋側の枝サンゴ群落の北限。
南国のパワフルな自然が満ちています。

     

洲崎神社の、県指定天然記念物、照葉樹の森。
満開の桜さえも、野性的ですてき。
安房神社の境内では、クスノキの紅葉と新緑がきれいでした。

イルカの耳石

2012-04-10 21:48:00 | 浜あるき
館山には、自然体験・自然観察のすてきなプロガイドがいます。
「NPO法人たてやま・海辺の鑑定団」の、竹内聖一さんは名物ガイド。
北限サンゴの沖ノ島スノーケリングや、海辺や山の自然観察もしています。

事務所を訪ねて、イルカの耳石を見せてもらいました。
館山湾の砂浜にはなぜか、たくさん打ち上がるのだそうです。
骨よりも密度が高く固いので、消えてなくなることなく、波や風のかげんで浜に打ち寄せられます。
布袋様のような形をしているので「布袋石」という別名があり、昔から縁起物だとか。
いつか、わたしも拾いたいな~