けろろの「浜あるき・野良あるき」

漁あるところ、農あるところへ、風土のにおいに誘われて、いそいそ出かけています

行くべし!見るべし!「福島市民家園」

2013-04-29 10:55:51 | 野良あるき
福島市民家園がスゴイ!
江戸時代から明治にかけての、福島市周辺の農家や商家、
さらには国重文の見事な芝居小屋まで、移築保存されています。
広い敷地には、林や田んぼ、池や小川も。散策だけでも楽しい。
これは、典型的な養蚕農家。桑の木がなつかしいなあ。
中には養蚕の農具や糸繰り機、機織り機などが展示されています。



水車ほどおおがかりではない、シンプルな仕掛けで脱穀・製粉。

  

と胸を突かれたのが、1700年代中期の一般的な農家の家。
囲炉裏は土間にワラとムシロだったんですね。土壁は三方に窓がなく、昼も暗い。
少しでも豊かになろうと、営々と田畑を作り里山を守り蚕を育て、
土間から板の間へ、藁屋根からトタン屋根、瓦屋根へ、
川の水から井戸水そして水道へ。囲炉裏の火から灯火そして電気へ…。
人間は本当に強い生き物です。

  

圧巻なのは、明治20年に建てられた芝居小屋。
回り舞台もセリの仕掛けもあります。ここで芝居を見てみたい!!

  

展示資料館には、伝統的な民家の建て方と道具の解説展示が。
これは「火伏せ」というものだそうです。
棟上げのときに、一家の主婦が背負って軒につけるのだとか。
ご立派です。


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