けろろの「浜あるき・野良あるき」

漁あるところ、農あるところへ、風土のにおいに誘われて、いそいそ出かけています

雪割り草

2012-02-22 22:18:52 | 野良あるき
昨日の暖気に誘われたのか、雪割り草が咲きました。
毎月お米を送っていただいている、新潟松之山の小見さんからいただいた鉢。
多趣味の小見さんは、雪割り草の栽培(交配と販売)もしています。
数株の中で、この株だけが東京の猛暑を乗り切り、何年も生きてくれています。

松之山は、全国有数の豪雪地帯。
久しぶりの大雪もやっと峠を越して、積雪4m弱に(それでも4m!!?)。
「何とかギリギリで乗り切ったね。もう気持ちは春だよ~」と、
電話の向こうの声はほっとした響きです。

積雪が一定基準を超えると、「災害救援法」の適応になり、
屋根から下ろした雪を運ぶためのパワーシャベルを、
国や県の助成で無料で借りられるのだそうです。
今年は2週間ぐらい適用されて、集落で順番にパワーシャベルを借りたそうです。
屋根から下ろした雪をいったんどかさないと、
次に屋根に積もった雪を下ろせなくなるのですね。
今年は5回、雪下ろしをしたそうです。

松之山に自生する雪割り草が咲くのは、まだまだ先のことです。

福島支援の「手当ての輪」

2012-02-21 22:26:14 | 日記
お友だちのりかちゃんが活動している、「手当ての輪」。
アロマオイルを使ったマッサージを中心に、福島の避難生活の方々を支援しています。
東京原宿で、今週22日~26日まで、イベント開催中。
市川勝弘さんという写真家の写真展(失われた福島の農村風景の日常に心打たれます)と、
震災チャリティの、アロマ・ハンドマッサージです。…至福~です。
ぜひ、お訪ねください。

土佐ひめいちのキビナゴが東京に

2012-02-21 22:24:02 | 浜あるき
高知県宿毛市、栄喜で「土佐ひめいち」という屋号で魚加工をしている河原多恵さんが、
キビナゴ料理ひっさげて、先週土曜日、東京にやってきました!!!
漁師ネットワークの会社「エンジョイ・フィッシャーマン」のイベントです。

写真のお料理は、左上がしゃぶしゃぶ。ミズ菜やねぎ、生姜と一緒に。
隣がおから寿司。甘酸っぱくて、さっぱり軽いです。
左下は唐揚げのマリネ。隣は、土佐らしくニンニクをたっぷりきかせた漬け(づけ)。
キビナゴって、本当に美味い!

多恵さん家には、1年半ほどまえにお訪ねしました。
俳優みたいな優男のだんなさんが、キビナゴ巻き網漁の網元です。
栄喜は、こんなすてきな入り江の漁村。

     

これがキビナゴの巻き網船。
水揚げしたキビナゴの入札(セリ)は、見本でやるんですね。面白い!
カゴの中に、その日の漁獲トン数を書いたメモ紙が入っています。

    

水揚げの後、母港の入江に戻って、遅い朝ご飯。
お天気がいい日は桟橋で食べるそうです。いいなあ~。
集落の道路には、ダシ加工のキビナゴが。蒸してから干すらしいです。
のどかな風景です。

はな歌キンカン

2012-02-17 22:27:21 | 野良あるき
熊本県植木町(今は合併して熊本市)で果樹栽培をしている、
30代になったばかりの若いご夫妻から、見事なキンカンをいただきました。
ありがとうございます!!

キンカンの常識をくつがえす甘さ、香り~。
ラベルとキャッチコピーがまた、じつにいいです。
「ハナウタカジツ」だって…。(→ http://hanauta.otemo-yan.net/)
「毎日ハナウタ歌いながら仕事ができたら、消費者に想いが伝わるはず」
という気持ちで命名したとか。

「あ~、見習わなくちゃ」です。ホント…。
つい一昨日、仕事の会議でつい厳しいこといっちゃって気が重たい。
キンカン食べて、心を入れ替えよーっと。

北の漁場

2012-02-16 22:29:07 | 浜あるき
北海道の積丹半島。久しぶりの快晴&暖かな日だそうです。
この時期の漁は、タラやカレイの刺し網漁が主。
マダラとカレイを狙う網には、ズワイガニやよくわからない魚もかかっています。

    
    

こちらは、スケソウダラを狙った刺し網。
今日は大漁。お天気もいいし、みなさん顔がほころんでいます。

     

漁船に乗って漁をするのは漁師さん2人。
浜に戻ってから魚を網からはずすのに、大勢のひとを頼んでいます。
最高気温-10℃、なんていう日は、さぞかしきつい作業だと思います。

    

港で見かけた「ストーブ車」。煙突が備え付けになっています。
冬の作業場? 干物なんか焼きながら仕事するのかな~。
積丹は日本海側なので、雪が深いです。漁師さんは、船の雪下ろしもあるので大変です。