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iPhone13発売、静かな初日 携帯大手はイベント見送り

2021-09-24 19:55:13 | 日経ニュース

iPhone13発売、静かな初日 携帯大手はイベント見送り




米アップルの新型スマートフォン「iPhone13」シリーズが24日、発売された。新型コロナウイルス対策で、直営店では2020年に続き事前予約者の受け取りが中心となった。NTTドコモやKDDIなど携帯大手4社も発売イベントの開催を見送り、例年より静かな発売日となった。iPhoneは国内で新規購入の半数を占める人気のスマホだが、価格上昇に加え前機種からの変化が乏しいこともあり、どれだけの購入につながるかが注目される。

アップルストアの丸の内店(東京・千代田)には、午前8時の開店前に10数人が「密」を避けるため間隔を空けて列を作った。アップル側はコロナ対策のため、朝の受け取りは事前予約制とし、人数も絞った。アップル日本法人によると、表参道店(東京・渋谷)では開店前に100人近くが並んだという。

20代会社員の男性は丸の内店で最新機種「13Pro」を受け取った。毎年最新機種に買い替えているといい、店頭受け取りを選んだ。今回は特に「映画のようにピントが切り替わるカメラの機能に期待している。日常生活や旅行先で動画を撮りたい」と笑顔で話した。

iPhoneは最新機種の価格が年々上昇傾向だ。定価13万4800円の「ProMax」を購入した大学生は「高い買い物だが、下取りなどでやりくりしている」と話す。会社員の男性(49)は「10万円超えを毎年買い替えるのはきつい」と、iPhone購入を見送る代わりにiPadの新作を買った。


アップル直販と別に、携帯大手4社も同日「13」シリーズを発売したが、芸能人を招くなどのイベントは開かなかった。KDDIは20年はオンラインイベントを開いたものの、21年は開催を見送った。楽天モバイルは4月からiPhoneの取り扱いを始めているが、新機種の発売は今回が初めてとなる。

イベント開催見送りの背景にはコロナ対応のほか、iPhone13の話題性が欠く事情もある。20年発売の「12」は初めて高速通信規格「5G」に対応したが、「13」はカメラ性能を向上させたものの、これまでの機能や性能を踏襲する面が強かった。ある携帯幹部は「20年は4Gから5Gへの移行でアピールできたが、21年は販促で昨年機種と差異化できない」と話す。


新型スマートフォン「iPhone13」シリーズが発売され、列を作って直営店に入る人たち(24日午前、東京都千代田区の「アップル丸の内」)





iPhone13、楽天最安 大手4社が割引策競う


米アップルの新型スマートフォン「iPhone13」シリーズについて、携帯大手4社の端末価格が17日出そろった。普及モデルの割引前価格では楽天モバイルが最安値だった。顧客の新規獲得や他社への流出を防ぐため、各社とも割引施策を強化しiPhone商戦が本格化する。

楽天が17日に発表した「13」の普及モデルとされる128ギガ(ギガは10億)バイトの端末価格は、割引前で9万8800円(税込み、以下同)。NTTドコモは11万1672円、KDDIは11万5020円、ソフトバンクは11万5920円だった。

4社のなかで楽天が価格を最も安く設定した。今年4月にiPhoneの取り扱いを始めた楽天は、現行のiPhone12を「4キャリア最安」として販売している。「最安の称号は是が非でもほしいだろう」(業界関係者)と、楽天の価格設定が注目されていた。

携帯各社は毎秋、iPhoneの新型機種の発売に合わせ価格競争を繰り広げてきた。iPhoneは国内シェアの約半分を占め、各社の業績にも影響する。新型機種の購入の際に、多くの利用者が携帯会社を乗り換え、料金プランを変更する可能性がある。「顧客流出を防ぐため割引などをアピールしないといけない」(携帯大手幹部)

高価格のiPhoneを販売するため、各社は月々の端末代金の負担を軽減できる購入施策に注力する。ドコモは24回の分割払いを条件に端末購入時に2年後の買い取り価格を残価として設定。本体価格から残価を差し引いた分を毎月支払う仕組みを新たに導入する。

既存客が機種変更で2年後に端末を返却する場合、割引後は5万6232円となる。既に同様の仕組みを導入するKDDIは割引適用後に6万2100円、ソフトバンクは5万7960円だった。楽天は4万9392円で最安となる

菅義偉政権の施策により、利用者の携帯会社の乗り換えが以前よりも容易になった。例えば乗り換え時の番号持ち運び制度(MNP)で一律3000円かかる手数料が原則無料になった。KDDIでは他社から乗り換えた利用者に対し、2万2000円を割引し普及モデルを4万100円から購入できるようにした。

ソフトバンクは通信環境の優位性も訴える。「13」シリーズは高速通信規格「5G」に対応する。5G向け基地局を2万局設置し、人口カバー率を10月末までに80%にする目標を掲げる。同社は17日夜、ドコモなどの価格を受け他社からの乗り換えなどを条件に追加値下げを発表した。

国内でiPhone人気は根強く、携帯大手は顧客獲得や流出を防ぐ手段として今後も重視する。17日に予約が始まり、24日から発売する。










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