福ちゃんの散歩道

コロナ禍で関空での遊びも卒業、栂地区ウオーキングコースを中心に近場の日々の散歩で何か見つけよう。🚶‍♂️🚶‍♂️

【難読漢字】「二十路」って読めますか?読めたらすごい! 「にじゅうろ」ではありません! マネー現代 クイズ部

2022-06-05 00:05:00 | 難解漢字 現代ビジネス 連載
【難読漢字】「二十路」って読めますか?




読めたらすごい!


「にじゅうろ」ではありません!


使えるとかっこいい!


突然ですが


「二十路」という漢字


読めますか?


30歳を意味する「三十路(みそじ)」という言葉から想像して

意味はわかる人もいるかもしれませんが

読み方はご存知でしょうか?


果たして正解は…?


正解は「ふたそじ」でした。


マネー現代 クイズ部

⬇️


  • 十路(そじ)は、年齢を10年を単位として数える語。「そ」は十を表わし、「じ」は接尾語。
  • ただし、10年間を指すのではなくその年のことで、例えば三十路は30代ではなく、30歳のこと。
  • また、30のこと。「路」と書くのは当て字。
  • 三十路みそじを越えても」「四十路よそじにちかい」「年は五十路いそぢばかりにて」「六十路むそじを二つ三つ越えた」
  • 「七十路を四つ越え」「八十路やそじあまりの」などと使われる。
  • 【参考】「そじ」の「じ」の表記について
    「じ」は、歴史的かな遣いでは「ぢ」と書かれる。
    「ぢ」は数を示す接尾語の「つ」から「ち・ぢ」と転じたもの。のちに、「ぢ」が「路」と解されて「三十路」「四十路」などとも表記されるようになった。殊に、年齢では「路」と書かれることが多い。(参考:学研全訳古語辞典  など)

    「古事記」(和銅5年〈712年〉(今から1310年前)成立[序による])には天皇の年齢が多数記されている。それらの年齢の表記では「路」は使われていないが、その読み下しでは「ぢ」と表記されることが多い。
    「古事記 中巻 〔成務天皇〕」
    原文:天皇御年 玖拾伍歲
    読み下し:天皇すめらみこと御年みとし  九十五歳ここのそぢまりいつつ
    【ちょっと知識】「三十路みそじ」は「三十代」か?

    「もはや三十路みそじも半ばとなり」などの言い回しで、三十路を「三十代」と捉える表現が見られることがある。しかし、これは正しいのだろうか。
     道のりをも表す「路」を、年齢の幅を表す語義とも捉えての表現と思われるが、「三十」だけでも「みそち・みそぢ」と読むことが『古事記』や『方丈記』などの古文書にも見られ、多くの研究者が読み下しに使っている。さらに、「路」は後の時代に生まれた当て字とされることなどから、三十路は、やはり「30」もしくは「30歳」とするのが本来
    の語義と考えられる。しかし、辞典でも「三十代」を採用しているものがある。「三国さんこく」の略称でも知られる「三省堂国語辞典」には、1982年〈昭和57年〉の第3版(今から40年前) から「三十代」とする語義が採用されている。

     1960年〈昭和35年〉の初版、1968年〈昭和43年〉の新装版、1974年〈昭和49年〉の第2版までは「三十代」との語義は採用されていなかったが、「本来、正しい用い方でない」が「使われるようになっている」という言葉の変遷にいち早く呼応したものか。

     三十路や四十路などを「30代」「40代」とする表現が見られることは事実であり、「三十路も半ば」という言葉を聞いた時には、発せられた状況から判断する必要があるのろうか。「30歳も半年が過ぎたのですか」、「35歳に差し掛かったのですか」。さて……。

     なお、同じく三省堂から出版されている「新明解国語辞典」では、2020年〈令和2年〉の第8版に至るも「代」とする語義は採用されていない。

     また、岩波書店から出版されている「広辞苑」では、2018年〈平成30年〉の第7版に至るも「代」とする語義は採用されていない。



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