「にじゅうろ」ではありません!
使えるとかっこいい!
突然ですが
「二十路」という漢字
読めますか?
30歳を意味する「三十路(みそじ)」という言葉から想像して
意味はわかる人もいるかもしれませんが
読み方はご存知でしょうか?
果たして正解は…?
正解は「ふたそじ」でした。
マネー現代 クイズ部
「もはや
道のりをも表す「路」を、年齢の幅を表す語義とも捉えての表現と思われるが、「三十」だけでも「みそち・みそぢ」と読むことが『古事記』や『方丈記』などの古文書にも見られ、多くの研究者が読み下しに使っている。さらに、「路」は後の時代に生まれた当て字とされることなどから、三十路は、やはり「30」もしくは「30歳」とするのが本来の語義と考えられる。しかし、辞典でも「三十代」を採用しているものがある。「
1960年〈昭和35年〉の初版、1968年〈昭和43年〉の新装版、1974年〈昭和49年〉の第2版までは「三十代」との語義は採用されていなかったが、「本来、正しい用い方でない」が「使われるようになっている」という言葉の変遷にいち早く呼応したものか。
三十路や四十路などを「30代」「40代」とする表現が見られることは事実であり、「三十路も半ば」という言葉を聞いた時には、発せられた状況から判断する必要があるのろうか。「30歳も半年が過ぎたのですか」、「35歳に差し掛かったのですか」。さて……。
なお、同じく三省堂から出版されている「新明解国語辞典」では、2020年〈令和2年〉の第8版に至るも「代」とする語義は採用されていない。
また、岩波書店から出版されている「広辞苑」では、2018年〈平成30年〉の第7版に至るも「代」とする語義は採用されていない。