関空、大阪・関西万博にあわせ国際線旅客数 年4,000万人まで向上
政府は、2025年に開催される日本国際博覧会「大阪・関西万博」にあわせたインフラ整備計画を決定しました。
この中で、関西国際空港は多くの旅客を受け入れる玄関口として、機能強化を図ります。
特に、第1ターミナルをリノベーションし、
リニューアル後は第1ターミナルと第2ターミナルを合わせた国際線キャパシティは2018年度実績の2,300万人超から4,000万人にまで対応能力を高めます。
関西万博にあわせた関空リノベーションは、国際線が南北に分かれている運用を変更し、南北一体で運用できるレイアウトに変更します。
国際線エリアを現在の8.4万平方メートルから10.5万平方メートルに25%増やし、スポット数も34から39スポットに5スポット増やします。
このレイアウト変更に伴い、国際線保安検査場を集約・拡張し、22台のスマートレーンを設け、保安検査場を素早く、
快適かつストレスなく通過できるように変更します。出国審査場を3階として、国際線ラウンジを配置し、出国時の一連の導線を変更します。
このリノベーションでは、2018年の台風21号による浸水、連絡橋の不通などの被害を教訓に、護岸の嵩上げ工事などに加え、
旅客ターミナルの天井、エスカレーターの耐震工事なども実施していきます。
ハード面に加え、緊急時に空港関係者が集まり旅客対応で連携するソフト面での体制も整えています。
関西万博に向けた整備計画