福ちゃんの散歩道

コロナ禍で関空での遊びも卒業、栂地区ウオーキングコースを中心に近場の日々の散歩で何か見つけよう。🚶‍♂️🚶‍♂️

ピーチ、本日11月1日よりANAカーゴとの協業により航空貨物事業へ参入‼️

2020-11-06 10:00:00 | 飛行機の話題(乗り物ニュース)
ANAホールディングス(HD)傘下の格安航空会社(LCC)、ピーチ・アビエーションは貨物事業に参入した。
旅客機の貨物スペースを活用し、生鮮品や電子関連部品などを運ぶ。
ただ同社が使う小型機の貨物スペースは小さく、1便で運ぶ荷物は800キログラム程度を想定しており、
かなり少ない。それでも貨物事業に取り組む狙いは何か。

11月1日朝、福岡空港。ピーチ・アビエーションの機体に、
白い発泡スチロールの箱に入った野菜など生鮮食品がベルトコンベヤーで積み込まれていく。
機体下部の貨物スペース(ベリー)内ではスタッフが箱を整理する様子がうかがえる。

 ピーチは1日、貨物事業に参入した。
福岡空港から那覇空港、新千歳空港に向かう便で、ANAと貨物便としてのコードシェア(共同運航)を実施。
ANAHDの貨物事業会社、ANAカーゴがピーチの代わりに貨物スペースの販売を担う形だ。

 初便となった那覇行きの便は、生鮮食品に加え、生活雑貨など562キログラムの貨物を積んだ。
ANAカーゴの国内貨物販売部九州販売支店の尾田真支店長は「九州は生鮮食品や工業製品の貨物需要が大きい。
収益性は期待できる」と話す。

 ただ、562キログラムという積載量は航空貨物にしてはかなり小規模だ。
例えば、同じLCCで、親会社の日本航空(JAL)と国際貨物便のコードシェアをしているジップエア・トーキョー。
米ボーイング製の中型機「787-8」を使用しており、ベリーには約20トンの貨物が積める。
ANAが保有する貨物専用機、ボーイング「777F」は最大100トンを運べる。

 対してピーチが使うのは欧州エアバス製の小型機「A320」。
ベリーには最大約2トンしか積めない。
実際は旅客の手荷物などもあるため、1便で800キログラム程度の貨物を運ぶ想定をしている。
またピーチが保有する機体には貨物コンテナを積み込めない。
運航効率を高めるため、フルサービスキャリアに比べ、
駐機時間を短く設定している中「人海戦術」(尾田氏)で荷物を積み込んでいく必要がある。

 ANAカーゴは国内航空貨物の運賃を公表している。
1口ごとの重量にもよるが、11月の一般貨物1キログラムあたりの運賃は福岡ー那覇間の場合、165~425円。
中央値を取って計算してみると、800キログラムを運んだ場合の貨物収入は20数万円となる。
あくまで目安ではあるが、航空ビジネスのスケールを考えると微々たる数字といえる。

 それでもピーチが貨物事業に取り組まざるを得ないほど、航空業界が苦しんでいるということだろう。
ANAHDの場合、2020年4~9月期の売上高2918億円のうち、貨物・郵便収入が615億円に上った。
JALは1947億円のうち、534億円。特に国際線で旅客便の大幅減便による貨物スペースの供給不足が続き、
運賃が上昇。JALは前年同期に比べ、貨物収入が増加した。

 国内線は旅客便の復便が進んでおり、需給の逼迫感は国際線に比べると抑えられている。
ただ、機材の小型化が進み、便数に比例して貨物スペースの供給が戻っているわけではない。
ANAHDはピーチの小さな貨物スペースでも活用して貨物収入を増やしたいところだ。

 加えて、ANAとピーチの間には特殊事情もある。ANAは現在、成田空港発着の国内線を全便運休している。
一方で成田は国際貨物輸送の拠点だ。
九州や北海道、沖縄まで運ばなければならない貨物は、トラックなどで羽田空港に移す必要が出ている。

 そこで12月からは、成田空港を拠点としているピーチが国際貨物の国内輸送区間を一部担うことになる。
大型貨物は積み込めないため、全てをピーチの貨物スペースでまかなえる訳ではないが、
幾分かのコスト削減にはつながる。

 またANAは国内で地方と地方を結ぶ路線を縮小する一方、
ピーチは地方路線網を拡充するなど、今後両社間では路線のすみ分けを図っていく方針だ。
国際線でもANAは運休しているものの、ピーチは運航しているという路線が出てくるだろう。
ANAHDはLCC事業を強化して、ビジネス需要よりも戻りが早いと見込むレジャー需要を取り込む方針だが、
グループの貨物路線網を補完する存在としてもピーチの重要性が増している。

2020年11月5日 日経ビジネス記者
高尾 泰朗







JA201P 
Sapporoへ離陸しました
サッポロ➡︎仙台➡︎関空 
運航
Pp









「ジャンボ」を追いやった「トリプルセブン」 JAL・ANA 退役方針、deltaも・・・ボーイング777って❓

2020-11-06 00:10:00 | 飛行機の話題(乗り物ニュース)


新型コロナ禍、JALとANAがコストカットのため飛行機の数を減らす方針を明らかにしていますが、
そのやり玉にあがるのがボーイング777です。
deltaも退役方針です
実は世界記録を複数保有、開発には日本が深く関わるなど、多くの特徴を持つ面白い機体なのです。

全日空 Boeing 777-300 (JA754A)  登録1998/10

日本航空 Boeing 777-300 (JA752J)  登録2003/11
上記 2枚 伊丹空港にて


新型コロナでぞくぞく退役 ボーイング777って? 実は「隠れ国産機」でギネス記録持ち❓

「ジャンボ」を追いやった「トリプルセブン」 始まりは❓

 新型コロナウイルスで航空業界全体が苦境に陥るなか、
2020年10月ANA(全日空)が、その後JAL(日本航空)が、
立て続けに自社が持つ飛行機の機数を整理することでコストをカットし、
この状況を乗り切ることを発表しています。

 2社ともに、おもな整理対象としているのは、
これまで国内線と国際線の両方でメインとして使っていたボーイング777シリーズです。

ANAは2020年度内にボーイング777を各タイプ合わせて計22機、
JALは年度内に、国際線のボーイング777-200ER全11機を退役(一部国内線へ転用)させるとのこと。
さらにJALは、2022年度末までに国内線のボーイング777全13機を退役させる計画を示しています。

なおボーイング777シリーズの運用終了は日本に限った話ではなく、
海外の航空会社も同様で、10月をもってアメリカのデルタ航空が全機を退役、
日本発の最終便が羽田空港を30日に飛び立っています。


新型コロナの影響で急に話題に上がるようになった感のあるボーイング777ですが、
どのような経緯で誕生したのでしょう。

いまでこそ「777」という専用型式が付与されているものの、
計画当初、ボーイングでは「767-X」と称して開発が始まりました。
要はボーイング767型機をベースに巨大化を図り、
当時全盛期だった「ジャンボ」ことボーイング747型機と、
ロングセラー旅客機の767型との、
中間の座席数を持つ双発の旅客機を作ろうというものだったのです。

双発機ながら「超ビッグ」! コスパに優れた面も

 開発は1980年代に始まりましたが、
最終的に見た目こそ「大きな767っぽい」飛行機でありながら、
「ジャンボ」こと747-400型機をモデルにしたコックピット、
直径6.2mの太い真円型の胴体、新設計の主翼など、中身は全く違うものになります。


 初飛行は1994(平成6)年6月12日に成功し、翌1995(平成7)年から商業運航をスタート。
ボーイング777シリーズはデビュー後の売れ行きも好調で、
基本系である777-200をはじめ、数タイプが製造されます。

先述のとおり「ジャンボと767型の間を……」というコンセプトから始まったモデルではあるものの、
その後「ジャンボジェット」に比肩する人員数を収容可能な長胴型の開発にも着手します。
これが、777-300型機です。

777-300は、「ジャンボジェット」
こと747シリーズのように4発エンジンの2階建てではないにもかかわらず、
2020年現在JALでは500席、ANAでは514席を配しています。
航空会社ごとに違いはあるものの、これは747-400型機より約50席程度少なく、
開発当時の更新対象とされた747SR(ショートレンジ、短距離型)にほぼ匹敵する席数を誇ります。

また777シリーズは、エンジン数が2機と「ジャンボ」より少ないことから、燃費も大きく改善。
「ニューヨーク発成田行きのフライトをする場合、
747-400型機は35万(約15万9000kg)ポンドだったのに対し、
777シリーズは約25万ポンド(約11万3400kg)の燃料消費」(JALの整備士)と、
約3割も燃料の消費が抑えられているそうです。

いうことは、コストパフォーマンスに優れるため、
JAL、ANAともに、かつて「ジャンボ」が飛んでいた羽田発着の国内幹線、
長距離国際線などを担う機体として大量導入されたのは、合理的といえるでしょう。

こうして747などの更新用として、
777はどんどん大きくなった結果、その巨大さから「世界記録」を多数塗り替えるようにもなりました。


ギネス記録&日本との深い関係とは

 先述のとおり、777シリーズは非常に多くの座席数を配することができます。
その客席数は、双発旅客機として世界最大を誇ったことも。
また胴体の長さ73.9mは、エアバスの4発機、A340-600型機がデビューするまで世界最長でした。

ちなみに、この後777-200、777-300の後開発された航続距離延長長胴タイプ、
777-300ER(ER=エクステンデッド・レンジ)
に搭載されるゼネラル・エレクトリック社製の「GE90-115B」のエンジンは、
「世界でもっとも強力なターボファンエンジン」としてギネス記録に認定されています。
その直径は325cmで、これは150席クラスのボーイング737型機の胴体の大きさに匹敵します。

なお、ボーイング777シリーズはその名のとおり、
アメリカの大手航空機メーカーであるボーイング社が手掛けたものですが、
実はパーツ製造の面から見ると、日本企業が大きく関与した「隠れ国産機」ともいえるのもポイントです。

777シリーズの製造には、多くの日の丸メーカーが携わっています。
割合から見ると約20%ではあるものの、胴体部分の大半が「メイドインジャパン」。
前・中部胴体パネル、主脚格納部、貨物扉の製造を川崎重工が、
後部胴体、尾胴、出入口ドアの製造を三菱重工が手掛けているほか、
島津製作所や新明和工業なども製造に参画しています。
なお、767シリーズから始まったこの「メイドインジャパン」のボーイング機は、
777、その後の787シリーズにも続いており、その担当割合も徐々に増えています。

777シリーズの進化は、まだ止まることはなく、もっと大型化した「777X」のデビューも控えています。
2020年に初飛行した777Xシリーズの777-9の全長は約77m。
実用化されれば現在世界最長の長さを持つ747-8を抜き去り、
再び777シリーズが頂点に立つことになります。

なお、777XはANAが2021年に導入予定でしたが、
同社によると、新型コロナウイルスの影響で、これは延期になるとのことです。

以上

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消える777

ANA



全日空 Boeing 777-200 (JA712A) 

全日空 Boeing 777-200 (JA743A) 

全日空 Boeing 777-200 (JA741A)



JAL




日本航空 Boeing 777-200 (JA773J)



日本航空 Boeing 777-200 (JA8979)


日本航空 Boeing 777-200 (JA771J)



◉Boeingの受注残高は2020/9末現在
総受注 5,146機 内訳は
737 SERIES. 4,160機 (内 MAX  4,114機)
747 SERIES. 14機
767 SERIES. 83機
777 SERIES. 370機  (内X  309機)
787 SERIES. 519機  (内-9  327機)
ボーイングはMAXが受注の大半でまだ飛べない❗️
どうなるのかなぁ

◉AIRBUSの受注残高は 2020/9末現在
総受注 7,441機 内訳は
A220 SERIES    516機
A319 SERIES      88機
A320 SERIES  2,866機 (内 neo2,847機)
A321 SERIES   3,094機 (内neo 3,063機)
A330  SERIES    317機 (内 -9   269機)
A350  SERIES   551機 (内 -9    429機)
A380 SERIES         9機

neoに集中しているエアバス
A220もしっかり受注している

余談ですが
リージョナルジェット
Airbus A220    516機
EMBRAER       312機
SpaceJet M90 163機
MITSUBISHIは計画凍結どうなるのでしょうか?
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777Xについて
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両社巨額損失