今日は家で仕事しました。光一さんの「Endless SHOCK」の最後の帝劇公演、チケットが外れてしまいました。残念です。
図書館で借りて、天童荒太の「ジェンダー・クライム」を読みました。微熱で横になっている間に読みました。読み応えのある話でしたが、天童荒太だと覚悟して読んだ割には大丈夫でした。
刑事が主役のミステリです。昔気質の刑事とバディを組んだ若い刑事。殺害されたのは男だが、レイプされたのでは?と疑う若い刑事。淡々と常識や思い込みを超えた推理をしていき、ベテラン刑事とぶつかります。過去の集団レイプ事件、殺されたのはその犯人の一人の父親だということが分かり、被害者の関係者を疑いますが。。。
レイプ事件の主犯格の男、同席しながら止められなかった男、ドラッグを飲ませた(と言われている)男。レイプ事件後の被害者への残酷な扱い、事件を起こした男たちのそれぞれの思い。殺人事件の本当の犯人とは。
最後までどんどん展開していく流れに引き込まれ、若い刑事のジェンダーな慣習を打ち破る言動になるほどと思い、実は彼にも苦い過去があることが分かり。性にまつわる犯罪、つまり、ジェンダークライムは、連鎖するという物語でした。嫌な気分ですよね。