笑う森
2024-08-31 | 本
今日は雨。一日家で仕事しました。お腹の調子が良くありません。
図書館で借りて、荻原浩の「笑う森」を読みました。知り合いに勧められて借りてみました。結構長かったけれど、面白い設定の話で、引き込まれました。小樹海と呼ばれる神森で行方不明になった5歳の男の子。一週間後に無事に保護されますが、ASDの子は何があったのかうまく語れず、叔父さんが遭難中の出来事を調査していく中で、いろいろな事実が明らかになっていきます。
男の子の遭難に、こんなに多くの人が関わっていたなんて。神秘的な森が舞台で、謎の解明も含め、出来すぎのファンタジー感がありますが、時間が前後しながらも分かりやすい文章で、読みやすかったです。SNSで中傷した人も含め、生きていくのがつらい人たちが、自分勝手な行動をしつつも、それなりに救われていく。面白い話でした。読んで良かったです。