きよしこ
2015-12-25 | 本
今日は曇りで少し寒かったです。午前中は家で仕事をして、午後は家庭教師でした。メリークリスマス。昨日からLINEの背景には雪が舞っています。今日のBGMは、back numberの「クリスマスソング」です。父はデイサービスでクリスマスビンゴをしたようで、プレゼントをもらってきました。ありがたいです。小学校の図書室で借りて、重松清の「きよしこ」を読みました。図書室で見かけて、暇な時に少しずつ読んでいたのですが、面白いので最後まで読破しました。主人公のきよしは、「きよしこのよる」を「きよしこ の夜」だと勘違いし、違うとわかっても「きよしこ」という架空の友達と会話しています。きよしは、吃音で悩む少年です。作者の幼少期を重ねて書いているのでしょうか。転校を繰り返し、どもりをからかわれ、言いたいことを飲み込んで、悔しい思いをする少年。そんな少年が出会う人たち。素直な出会いでなくても、うまく言葉が交わせなくても、いつかは思いが伝わる、そんな物語が7編入っています。小学生から高校生まで、時間を追って少年が成長していきます。せつなく、そしてあたたかい、そんなほろっとする話に出会えました。