きときと日記

「きときと」とは富山の方言で「ぴちぴち(新鮮な)」という意味。きときとな日々の記録を更新中。

世界から猫が消えたなら

2015-01-18 | 


今日は晴れて、少し寒い一日でした。家でのんびり過ごし、夕方、妹と甥っ子弟がケーキを持って顔を出してくれました。図書館で借りて、川村元気の「世界から猫が消えたなら」を読みました。雑誌で紹介されていて、表紙もかわいいので借りてみました。著者はプロデューサーの方なんですね。

30歳の郵便配達員が余命あとわずかと告げられます。そこへ陽気な悪魔が現れて、大切なものを一つ消すと、引き換えに一日の命を与えると言われます。「世界から電話が消えたなら」「世界から映画が消えたなら」「世界から時計が消えたなら」と章が続き、「世界から猫が消えたなら」という表題の章をきっかけに、一気にエンディングへ向かいます。死を前にして、やりたかったこと、大切だと思っていたこと、大切な人、家族、そして自分のことを考えるという話ですね。ちょっと切ない感じはしましたが、ポイントは父親との確執ということもあり、それほど泣ける感じでもなかったかな。好きな人もいるでしょうが、私にはもう一つ、という話でした。でも、とても読みやすい本で、一気に読み終わりました。

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