きときと日記

「きときと」とは富山の方言で「ぴちぴち(新鮮な)」という意味。きときとな日々の記録を更新中。

サンブンノイチ

2014-05-14 | 


晴れて気温が上がりました。今日も学校勤務です。朝は母親がめまいがすると言っていましたが、大したことなくて良かったです。図書館で借りて、木下半太の「サンブンノイチ」を読みました。品川ヒロシが監督で映画化した原作本ということで読んでみました。なんか、若者向き装丁の本でちょっと躊躇しましたが、読んでみるととても読みやすくて、一気に読めました。ずいぶん前に読んだことのある「悪魔のエレベーター」の作者なんですね。

銀行強盗に成功し、キャバクラ「ハニーバニー」に駆け込んだ、店長とボーイと常連客の3人。2億円を3人で3分の1ずつ分けるはずでしたが、取り分でもめ始めます。3人の騙し合いに加え、女優志望のキャバ嬢、キャバクラのオーナー、金貸しの魔女、いろいろな登場人物が盗んだ金を狙って、騙しあいが続きます。物語は、銀行強盗をする前の話と、銀行強盗をした後の話が、交互に入れ替わりながら、それぞれが時間を追って進んでいきます。嘘や裏切りの連続で、3人はどうなっちゃうんだろう、とハラハラドキドキしながら読み進みます。逆転があり、さらにその逆転があり、最後まで楽しめます。タイトルがキーワードです。ドタバタ劇なので、映画で見ても面白いかもしれませんね。映像が目に浮かぶ物語でした。

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