「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

資産運用を考えてみる~その1・その2

2023-04-03 10:55:28 | 株式投資 資産運用

やはり、インフレ・低金利・不況などを考えると、現金で資産を持つのは、リスクがあると言わざるを得ません。
と言って、債券は低金利政策の反作用で「雀の涙」どころか?「ウイルスの涙」程度の利息しかありません。
もう長いこと、定期預金にしたことはありません。

時代を遡って考えてみましょう。
昔は、農地を所有する人が資産階級でした。
これは、かなり長い時代そうでした。
次に職人と呼ばれる人々が現れます。
生産技術があり、製品を作りそれを売って対価を得ます。
そして、各地で製品や農産物の輸送が必要になります。
そこで、運輸業が発生し発達してきました。
このような歴史の流れが、進化・発展したのが現在の社会です。

ここに資産運用の大きなヒントがあります。
農地であったり生産技術であったり運輸手段であったり?
利益を生み出す何かを、持っている人がお金を儲ける構図です。これは、昔も今も変わりません。

このように考えると?利益を生む何かを持っているのが有利であることが、分かります。

現代は資本主義の社会です。多くの国々で採用されています。資本主義の社会での有利な資産運用は、何か?
ここまで書くと、答えは明確だと思います。

長期の株式保有です。
実際には、現在の日本で一番安全で有利な資産運用の手段です。
「株式を保有する=利益を生み出す手段を保有する」
このように考えると、理解でき納得できると思います。

年間の表面利回りで、3~4%の利回りのある銘柄は、結構あります。大抵、年に2回配当がありますから、複利で資産運用できます。
これほど有利な手段は、他にありません。

長期の資産運用で株式を購入する以上は、いくつかの条件があります。
①倒産確率が極めて少ないこと
②毎年、安定して利益を上げ、株主への配当を継続してい ること
③出来るだけ沢山の銘柄に分散投資すること

このように考えると、どのような銘柄を選ぶべきかは自然に分かります。
倒産リスクの極めて少ない会社は、内需企業で国内で大きなシェアを持つ優良大企業でなければなりません。
当然に、配当も安定しているでしょう。

普通に考えれば、いいのですよ。
例えば、物流で考えると?
倉庫業の大手。鉄道業の大手や首都圏で路線を持つ私鉄。
陸上貨物輸送の大手。海運業の大手。
食品(飲食ではありません)の大手。
日用雑貨の大手。化粧品の大手(女性がいる限り倒産しません)。商社の大手。保険業の大手。銀行の大手(ただし、経営に不安のある会社もあります。ゆうちょ銀行は鉄板です=国有銀行)などなど
銘柄研究は、大切な要素です。

利益を生む手段を所有する以上、その値段が上がるとか下がるは、無関係です。毎年、期待した配当が得られればいいのですから。生産手段の価格の上下は、無関係なのです。生産手段を売らなければ、価格は関係ないでしょう?

要は、キャピタルゲイン狙いの発想は、長期の株式保有による資産運用とは、発想がまるで違います。正反対と言って、いい位です.

多分、株式のセミナーなどでは、どっちもごちゃ混ぜに教えているのであろうと思います。
だから、意味不明=理解不能になるのです。

「株式保有による長期の資産運用」
「キャピタルゲイン(差益)狙いの株式投資」

一見似ているようですが、目的が全く違います。
「キャピタルゲイン(差益)狙いの株式投資」を一切排除するのが、「株式保有による長期の資産運用」です。

「株式保有による長期の資産運用」の目的は、所有から生じる利益(=配当)を得ることにあります。
基本は、「買ったら絶対売らない」
これが出来る人だけが、「株式保有による長期の資産運用」の果実を手にすることが出来ます。

ですから?株価が空前の高値を付けようと?暴落してどん底にあろうと?一切、関係ありません。株価は上がったり下がったりしますから?そんなことを、気にするだけ無駄です。

買う値段だって、自分の投資基準に合うなら暴落中であろうと一向にかまいません。長期の株式保有による資産運用とは、このようなものです。

仮に2000万円あるとします。
年利回り、3%なら→60万円
年利回り、4%なら→80万円
こんな利回りありますか?
株価が安いときに買えれば、利回りはもっと良くなります。

 

資産運用を考えてみる~その2

前回の日記で書いたのは、長期の株式での資産運用の考え方と方法です。ごく基本的なことを書きました。

しかし、誤解を与える部分があるかもしれないと思い、その2を書きます。

今は、株式購入の良いタイミングではありません。
現在、NY株式市場・東京株式市場ともに暴落中です。
暴落の規模は、現時点では予測不可能です。

コロナショックくらいで済むかもしれない?
リーマンショックくらい、行くかもしれない?
それ以上に、酷いかもしれない?

現時点で、調整や下落の範囲を超えています。
どこまで下がるか?
いつまで下がるか?
の問題になっています。

株式購入に適したタイミングは、どの時点かで大底を入れた後の話です。
長期の保有を目的に買う以上、どこで買おうと問題はないのですが?
暴落中に、わざわざ買う必要もありません。
今は、ウインドウ・ショッピングをして将来の購入予定銘柄を、検討するのがふさわしい時期だと思います。

毎日、含み損が増えていくのを見るのは誰だって、イヤですもんね?



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