「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

本来であれば、アメリカ大統領になっていたであろうヒラリー・クリントンさん<2023年9月

2023-09-30 10:04:15 | アメリカ合衆国

ヒラリー氏、「残念だったわね」と皮肉 NATO拡大でプーチン氏に
2023年09月27日13時31分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023092700336&g=int

2016年アメリカ合衆国大統領選挙
https://ja.wikipedia.org/wiki/2016%E5%B9%B4%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E9%81%B8%E6%8C%99

この選挙に関しては、ロシアの介入を受けていたことが後日判明しました。主にネットを通じてロシアはトランプ支持とヒラリー否定の工作を行いました。

SNSを利用してそれを行いました。SNSの恐ろしさを世に知らしめたと言っていいと思います。言論の自由と通信の秘密を理由に、ほぼ何でも出来ます。

ロシアの全面的なバックアップと言うべきか謀略の成果として、トランプ大統領が当選しました。選挙後も続いたヒラリーの人格否定は、驚くべきものがあります。

ロシアの謀略で破壊されたアメリカの大統領選挙です。トランプ主義と言う歪んだ独裁主義を生み出し、それをアメリカ最大のメデイアであるFOXニュースが、煽り立て拡散しました。

その結果が、アメリカ連邦議会襲撃事件です。しかし、この過程で生み出されたトランプ主義者が、余りに多すぎて有効な対策がありません。トランプ主義者は、トランプに不利なことは全部、連邦政府や民主党の陰謀だと決めつけてしまうからです。

もしトランプの排除を強行的に行えば、アメリカは本当に分断してしまうかもしれません。その意味でロシアの謀略は、完璧に成功したと言えます。

そのような訳でトランプを排除するには、裁判で有罪判決を下すしかありません。あるいは、次の大統領選挙で対立候補となるであろうバイデン大統領が勝利するしかありません。

トランプが大統領であった期間にアメリカの分断は、更にひどくなりアメリカ外交も世界の信用を失ったと言えます。特にドイツの前首相のメルケルは、トランプを嫌い抜いていました。NATOの分裂です。
そしてプーチンは、メルケルを取り込むのに熱心でした。その成果が、天然ガスパイプライン「ノルドストリーム2」です。プーチンは、ヨーロッパをロシアの天然ガスで満たして「勝った!」と考えたでしょうね。

NATOは、分裂しています。
バイデン大統領は、「ノルドストリーム2」の建設のGo!サインを出しました。これは、プーチンには、OK!サインに見えたでしょう。

トランプが大統領であった期間にプーチンは、着々とウクライナ軍事侵攻の準備を進めたと思います。アメリカの情報機関は、それを見逃していたようです。オバマからトランプの時代にFBIもCIAもロシアに対しては、ユルユルになっていたようです。今、アメリカ国内にはロシアのスパイが多すぎてCIAは、困っているそうです。

結果として見えてくることは、政治・外交音痴のトランプの時代にアメリカは、ロシアに浸透され切ったと言うことです。それは、そうですよね?ロシアが作り出した大統領ですから、ロシアに不利なことはしないと思います。

歴史にIF?は、ありませんが2016年アメリカ大統領選挙がロシアの介入を受けず正常に行われていれば、大統領に当選したのは、ヒラリー・クリントンさんであり今の世界は、大分違っていたかもしれません。

ロシアは、ウクライナに軍事侵略することは、あるいは自重していたかもしれません。

もっとも、それがいいのかどうかも分かりません。ロシアの軍事侵略がなければ、ウクライナは今でも優柔不断で汚職と腐敗にまみれた中途半端な国家のままであったろうと思います。ロシアは潜在的な脅威を隠し持ったままでしょう。

「禍福は糾える縄の如し」

何が良くて何が悪いのかは、結局長い年月が経過しないと分かりません。

ウクライナが結果として、自由主義と民主主義と法治主義に元づく国家に生まれ変わるのなら、それは良かったことになります。ロシアが悪の帝国であることも明確になりましたしね?ロシアが軍事侵略をしなければ、分からなかったと思います。


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