「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

Major league Baseball 考ーその1<2023年8月

2023-08-25 17:31:08 | MBL & プロ野球

日本とアメリカでは、Baseball の実力が違いすぎます。その理由を考えて行こうと思います。
今回は、マイナー制度を考えてみます。

メジャーの「育成システムランク」
2023年7月のドラフト後、米メディア「MLBパイプライン」が発表したものです。
(1)オリオールズ(2)パイレーツ(3)ブルワーズ(4)カブス(5)レッズ(6)ドジャース(9)パドレス(10)レンジャーズ(11)メッツ(14)ジャイアンツ
(19)マリナーズ(21)ヤンキース(28)エンゼルス

現在の順位
(1)オリオールズ:ア東1位 (2)パイレーツ:ナ中4位 (3)ブルワーズ:ア中1位(4)カブス:ア中2位 (5)レッズ:ア中3位 (6)ドジャース:ナ西1位
(9)パドレス:ナ西4位 (10)レンジャーズ:ア西1位 (11)メッツ:ナ東4位(19)マリナーズ:ア西3位 (21)ヤンキース:ア東5位 (28)エンゼルス:ア西4位

全部は一致しません。
傾向を見ると、ナ・リーグの球団がベスト10に8チーム、ランクインしています。ア・リーグは2球団です。それが何をもたらすのか?

投手については、不明です。打者については、はっきりした傾向があります。
(左ア・リーグ、右ナ・リーグ)
打率
ヤンディ・ディアス0325 ルイス・アラエス0358 
ボ・ビシェット0320   フレディ・フリーマン0333
大谷翔平03056     ロナルド・アクーニャ0332
ホームラン
大谷翔平43       マット・オルソン43
ルイス・ロベルト33   ピート・アロンソ39
アドリア・ガルシア31  ムーキー・ベッツ34
打点
アドリア・ガルシア93  マット・オルソン108 
カイル・タッカー92   ピート・アロンソ95
大谷翔平89       オジー・アルビーズ90
出塁率
大谷翔平0407      ロナルド・アクーニャ417 
ヤンディ・ディアス0402 フレディ・フリーマン411
クロフォード378     フアン・ソト403
安打数
ボ・ビシェット147    ルイス・アラエス167
マーカス・セミエン144  ロナルド・アクーニャ165
フリオ・ロドリゲス143  フレディ・フリーマン162

左がア・リーグで右がナ・リーグです。同じメジャーリーガーかと思うほど打撃成績に差があります。その差の理由は私には分かりません。しかし、あるいは「育成システム」が関係している可能性は、あります。「育成システム」の上位10チームに来るのは、ア・リーグのチームです。それが毎年、積み重なればルーキーが昇格してきたときに、違いが出ると思います。

そして「育成システム」のランキングが現在の成績と相関性があるチームもあります。更には、トレードで有力選手を獲得するときに、マイナーに有望な若手がいないと交換要員がいませんから、トレードで選手を獲得して強化することも出来なくなります。

マリナーズが、今ア・リーグの西地区で高順位を収められるようになったのは、「育成システム」の整備と充実です。若手が育ってきたからチームが強くなりました。しかし、今年のランキングを見ると、また以前のマリナーズに戻りつつあるようです。「育成システム」が下位にランクされるヤンキースとエンゼルスは、はっきりダメですね。春先、多少良くても夏場過ぎになると勝てなくなります。総合的なチーム力が低いからだと考えられます。長くなると総合的なチーム力が、勝敗を分けるのであろうと思います。バテバテになり苦しくなった時の底力が違うと言うことです。


※参考(2022年)
マイナー・リーグのランキングの重要性
公開日:2022年8月24日(水) 12:17 pm
https://mlbtours.jp/?p=112231280



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