「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ゼレンスキー氏の国内での評判<ウクライナ紛争2023年11月

2023-11-17 21:36:28 | ウクライナ紛争

ゼレンスキー氏「孤独な戦い」、軍と不協和音…ガス管爆破知らされず
2023/11/14 07:43
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231114-OYT1T50020/

ウクライナ軍トップのワレリー・ザルジニー総司令官とは、完全に溝がありますね。
おそらく参謀本部を飛び越えて、大統領府が直接現地司令官に命令を出すような事をしていると思います。これをやると指揮命令系統が乱れます。
特に疑問を感じるのは、バフムト撤退を巡る意見の相違です。撤退せず防戦したことでウクライナ軍の被害は相当増えていると思います。ザルジニー総司令官が最も重視していたのが兵員の損害を最小限にすることです。バフムト撤退が議論されていたのが、今年の3月ごろです。
それ以降、ゼレンスキー氏が作戦に口出しするようになっていると思います。その後、ウクライナ軍の人的犠牲は増加していると思います。半年それが続いて、今は前線で兵員不足が起きているのではないかと思います。

11月になって溝が更に大きくなっているようです。

1月に大統領府顧問を辞任したオレクシー・アレストビッチ氏の発言
「ゼレンスキー氏が他人の意見を聞き入れない」
「現実に目を向けず、達成できない『早期の勝利』を叫ぶ独裁者」

米誌タイムのインタビューでゼレンスキー氏の発言
「私と同じように我々の勝利を信じる人は、誰もいない」
(ゼレンスキー氏以外の人は、勝利は無理だと考えていると言うことです)

ゼレンスキー氏への信頼度は76%(昨年5月は91%)

テレビなどを通して国民の信頼度はまだ高いようですが、軍や政府部内での信頼は失われているように見えます。

無理な作戦を強要して犠牲を増やし、停戦を一切拒否するのは、ゼレンスキー氏が主な原因のようです。

批判の声がウクライナ国内のメデイアやSNSに出ているのは、それなりに結構だと思います。それすら封殺されていることを心配していました。

やがてゼレンスキー氏が考え方を変えるか、変えなければ何らかの方法でゼレンスキー氏は排除されると思います。本当に早めに停戦に持っていかないとウクライナは再起不能になると思います。

来年3月のロシアの大統領選挙が終われば、ロシアのウクライナ紛争への取り組み方は、大きく変わると思います。変わった後では、停戦条件は相当厳しいものになると思います。

①旧ロシア帝国領の割譲要求位は出てくるでしょうね?
これは、ドニプロ川東岸全域とウクライナ南部の全域です。特にウクライナ南部は旧ロシア帝国時代に旧オスマントルコ帝国から数次の戦争の末に勝ち取った領土ですから必ず要求すると思います。そうなれば、ウクライナ領はスターリンが第2次世界大戦後ポーランドに割譲させた南部を除いた西ウクライナしかありません。

②今、停戦交渉をすれば・・
中立+NATO加盟放棄+現在のロシアの占領地の割譲
このくらいでロシアは停戦に応じる可能性があると思います。

ゼレンスキー氏が完全に誤解しているのは❓
ウクライナに残っている選択肢は、私の見るところでは既に①か②しかないように見えます。

③もあることは、あります。
ウクライナ全域がロシア領に戻る❓
これは、イヤでしょう❓

※一応、来年3月以降のロシア軍の作戦計画予想・・・
準戦時体制に移行する。
30万人~50万人の部分動員令を発令し、攻撃部隊を編成する。
この部隊をもってベルゴロド州(ロシア領)から、ウクライナ軍の防御の薄いスームィ州とハルキウ州方面を攻撃する。
※スームィ州を東西に横断すると、首都キーウに約200kmくらいで到達する。

理由
新しく製造しているはずの歩兵戦闘車や装甲車、大砲がほとんど戦場に投入されいる気配がない。(=備蓄している。)新しい部隊を編成する準備をしている。



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