「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(パリ五輪)「100年間遊泳禁止」のセーヌ川でトライアスロンを強行した結果は❓

2024-08-05 20:01:09 | ヨーロッパ

「100年間遊泳禁止」のセーヌ川、競技実施できる? 浄化成功で「五輪の遺産」となるか
2024/7/24 14:21
https://www.sankei.com/article/20240724-2XXROWIE5BNSLFQWKYMVB5FS6I/?outputType=theme_paris2024
②セーヌ川泳いだ選手の体調不良でベルギー棄権、スイスは選手交代 五輪トライアスロン
2024.08.05 Mon posted at 11:15 JST
https://www.cnn.co.jp/showbiz/35222370.html

パリ市のイダルゴ市長はセーヌ川をきれいな川にして五輪競技を行うことを決意しました。
自ら範を示しました。
『「冷たいけど、とても良い水質。泳げると証明できた」。パリ市のイダルゴ市長は17日、市中心部のセーヌ川で約100メートルをクロールで泳ぎ、川の安全性をアピールした。』
これで安全性が証明できたとは、到底思えませんが❓

その準備
『 セーヌ川では大会期間中、トライアスロンの水泳やオープンウォータースイミングが実施される予定だが、大腸菌の検出値が許容上限を上回るなど汚染が問題視されていた。仏政府とパリ市は約14億ユーロ(約2350億円)を投じて水質浄化対策を実施。家庭からの排水などの流入を防ぐ貯水槽を地下に新設した。

 計画は功を奏し、水質は徐々に改善。パリ市は10~16日の7日間の水質を調べたが、うち6日は遊泳可能な基準値内に収まった。五輪の大会組織委員会のエスタンゲ会長は競技の実施に問題がないとの認識を示す。』

一方で危惧する声もありました。
『ただ、大会時に大雨などの増水により、水質が悪化する恐れがある。水質検査の専門家、ダン・アンジェレスク氏はセーヌ川の浄化が進んだとしつつも、「水質の状況は依然として危うい」と指摘した。トライアスロンに出場予定の選手はメディアに「セーヌ川で泳ぐことを(色んな人に)心配される」と明かした。』

しかし市長の固い決意は変わらず、競技が強行されました。その結果が②の記事です。
選手たちは「たまたま運悪く」大腸菌で一杯のセーヌ川で泳ぐことを強制されたようです。

何だかパリ五輪には、色々なフランスの「ごり押し」が見られます。

選手村の冷房もそうです。
自然冷房で快適に過ごせるという話でした。
実際は❓
五輪=選手村でエアコン注文急増、熱波で「環境配慮」に早くも限界か
By Michael Rose
2024年7月31日午前 10:40 GMT+95日前更新
https://jp.reuters.com/life/sports/VSN3TWDISVM2XN26VYOUKKG674-2024-07-31/

更には食事!
パリ五輪村のヘルシー食堂、「肉を出せ!」不満続出で計画修正 「東京はよかった」の声も
2024/7/31 14:15
https://www.sankei.com/article/20240731-NXSSAHCM5NGL3G54GAVZ46YCH4/?outputType=theme_paris2024
ベジタリアン向けのメニューが半分あるそうです。
一方で盛り付けは少なく、肉や卵は欠乏状態でした。

要は健康的なベジタリアン向けの食事を食べなさい・と言うことのようです。
しかし五輪に出てくるような健康で頑丈な選手たちにベジタリアンは少ないだろう・と言うことは普通に予測できることです。

こういったことを見ていると、フランスの国民性と言うのか社会の性質が見えるような気がします。
全部、自分たちで勝手に決めてそれを押し付ける方式です。
訪問者に親切であるとは、到底思えません。
それでもパリには観光客が沢山来るから、文句は出ないのかもしれません。
しかし五輪選手からは苦情のオンパレードのようです。

※関連記事目次項目「ヨーロッパ」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d



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