「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

BRICSと加盟申請国<2024年6月

2024-06-11 19:54:30 | ロシアと周辺国

①ロシアでBRICS外相会議 中国と協調、西側けん制狙う
2024年06月10日18時11分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024061000579&g=int

大体、記事の書き方としてタイトルのようになります。
しかし、趣旨が違います。
西側の色眼鏡を外して、見てみると違う側面があります。

BRICs
https://ja.wikipedia.org/wiki/BRICS
会合の趣旨は経済的なものです。政治的なものではありません。
TPPと同じと言えるでしょうね。
TPPよりは、ゆるく規則的なものは現在ありません。
参加国の経済同友会的なものだと思います。
組織的な部分が出来上がっていくのは、これからだと思います。

当初の参加国が、ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)、南アフリカ(South Africa)で頭文字をとってBRICSですが、これも欧米が付けた名称です。
いわゆるグローバル・サウスの主要国の会合が始まりです。
現在、参加しているのがイラン、アラブ首長国連邦(UAE)、エジプト、エチオピア。
参加検討中がサウジアラビア。
参加申請国が・・・
タイ、ベトナム、バングラデッシュ、パキスタン
トルコ、カザフスタン、ベラルーシ
アルジェリア、ナイジェリア、セネガル
参加に興味を示しているのが約10か国。

特段、同盟や連合など政治的な連帯を目的にするものではありません。
①の記事タイトルを見ると、本当に嫌です。
敵か味方の二元論で決めようとします。
その考え方が、現在の世界の摩擦をわざわざ拡大しています。

そう言った考え方が嫌な国々が、何となくBRICSに集まりつつあると言えます。
逆に言うと西側が二元論的に敵味方を分けようとするからBRICSの集まりが出来たとも言えます。

見てわかる通り西側以外の資源国と新興国が、ほぼ集まっています。
他にもアラブ連盟とか
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%96%E9%80%A3%E7%9B%9F
アフリカ連合とかあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E9%80%A3%E5%90%88

これらは、どちらかと言うと政治的な色彩があります。
BRICSは、ここから政治的な色彩を薄めたものと言えます。
だからイランが参加してサウジも参加を検討することが出来ます。
多元論の世界と言っていいでしょう。

今の西側は、敵味方の二元論です。
それでは、イランとサウジは同席できません。
多元論なら同席できるし、場合によっては経済的な関係も持てる・と言う仕組みです。

まあ❓
政治的なゴタゴタは抜きにして、みんなで金儲けしようぜ!
と、言うことなんでしょうね。
その方が、大勢集まるでしょう。
参加してメリットがあれば、参加国が増えると思います。
日本も顔出ししておいた方が、いいでしょうね❓
参加国が増えれば、相当大きな集まりに成長すると思います。

つまり、外交とはこのようなものだと思います。
外交を失った安全保障オンリーの現在の西側とは、付き合いたくない国が多いと思います。

※関連記事目次
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項目「ロシアと周辺国」の目次②
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