「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(MLB)大谷翔平君が巻き込まれたスポーツ賭博事件の仮まとめ<2024.3.29

2024-03-29 13:19:02 | MBL & プロ野球

そもそもニュースを報道したり記事を書いている人間が、事件の内容を分からないまま伝えているので、話の内容が支離滅裂です。
なんだか分かった人がいたら凄い読解力です。

話が錯綜した原因は、スポーツ専門局ESPNの取材に水原一平が自己弁護のために架空の話をしたことです。
これが一気に出回って、事件の本当の内容が分からなくなりました。

事件の本質とは無関係な、賭博業者の口座に誰が送金したかの話にすり替わりました。

事件の内容は・・・
国土安全保障省が主体となり内国歳入庁と協力して、ブックメーカーの胴元マシュー・ボーヤーの金の流れを調査していると言う事が捜査機関から声明で出されています。
マシュー・ボーヤーの顧客名簿に水原一平の名前があったから水原一平が、どのように関わっていたかを捜査している訳です。

あくまでブックメーカーの胴元マシュー・ボーヤーの金の流れの調査が目的です。
カリフォルニア州では、スポーツ賭博は禁止されています。マシュー・ボーヤーがカリフォルニアの違法賭博で得た金は、違法な収益であり申告は出来ません。当然、どこかに隠しているでしょう❓
その金の流れを国土安全保障省が主体となり内国歳入庁と協力して捜査しています。
主にマネーロンダリングを疑って特に海外への資金の送金について捜査していると思います。アメリカ国内には置いておけない違法な金だからです。

水原一平が捜査対象になっているのは、このマネーロンダリングに関与していたか無関係かの部分です。
マネーロンダリングに水原一平が関与していれば、結構罪は重いと思います。

つまり❓
この捜査では誰が大谷翔平君の口座から胴元に送金したかは、ほぼ問題視はされていないと思います。

スポーツ専門局ESPNが水原一平が捜査対象になっている事を知ってインタビューを申し込んで、それに水原一平が回答したのが、最初のコメントです。
この1回目の回答で、水原一平が送金したのではなく賭博の借金の肩代わりを翔平君がしてくれて、翔平君自身がパソコンを操作して送金したと回答しました。自分の窃盗行為を間接的に否定しています。
そして翌日、1回目の回答を否定して翔平君は全く無関係だと主張しました。

結局、これが今日まで続く訳の分からない話の原因です。

事実関係は、翔平君が記者会見でコメントした通りだと思います。

そして翔平君は、水原一平を窃盗で刑事告訴すると発言しました。この件についても、メデイアの無知が見られます。

この刑事告訴と国土安全保障省の現在行っている捜査は全くの別物であり、担当するのは地元の警察であるロスアンゼルス市警だと思います。だから刑事告訴は、地元の警察に出されているはずです。

国土安全保障省の現在行っている捜査は、マネーロンダリングに関してであって窃盗事件の捜査は、権限外です。

もう1点は、国土安全保障省の現在行っている捜査の方が先行しており重大事件です。だから当然、国土安全保障省の捜査が優先されます。

国土安全保障省の捜査の進行状態を確認しながら、地元警察が窃盗事件を捜査すると思います。地元警察としては、国土安全保障省の捜査が一定の結論に至るまでは勝手に動けませんし、コメントを出すことも控えるでしょう。

大谷翔平君が水原一平が翔平君の口座からどのようにして金を盗んだかを言わなかったのは、単純に知らないからです。翔平君の知らないうちに勝手に誰かが金を送金していました。

翔平君が全くそれを知らず関与していないから、水原一平を窃盗の容疑者として推定しているに過ぎません。
その方法や具体的にどのように実行したかを調べて有罪の根拠があれば検察に事件を送ります。それから検察が起訴するという手順です。

つまり警察(地方検察)の捜査と起訴は、これからの話です。当然、証拠を確保するために刑事告訴受理や捜査の有無などコメントしないでしょう。

翔平君の依頼した弁護士が告訴すると言っている以上、既に刑事告訴はされていると思います。しかし警察は現時点では告訴の有無に回答することはないと思います。

要は、水原一平が全部一式自分のやった事を告白すれば送金事件の全容は、明らかになると思います。
しかし、水原一平はソウルで翔平君と代理人に水原一平が勝手に翔平君の口座から胴元に送金したことを告白しています。
だから本来は、今更問題になるような話ではありません。
それを主にアメリカのマスコミが、面白おかしく何らかの事件のように重箱の隅をつつくように、「ああだこうだ」とイチャモンを付けているような話です。

もうすでに水原一平は翔平君と代理人に自分の罪を告白しているのであって、今更否定したところで心証が悪くなるだけだと思います。

刑事告訴を受理したであろう地元警察が、動きを明らかにしないのは、国土安全保障省のより大きな案件を優先しているからです。

地元警察が何もコメントを出さないからと言って何もしていないと言うわけではないと思います。国土安全保障省の捜査に支障がない範囲で捜査と証拠集めは行っていると思います。

結論を言うなら、今回の事件は二つあります。
①一つは国土安全保障省が捜査している胴元のマシュー・ボーヤーに関するマネーロンダリング疑惑です。これは既に去年の10月から捜査されています。

②もう一つ副産物として出てきたのが、水原一平の窃盗疑惑です。

事件としては①の方が大きな案件であり国土安全保障省が先行して捜査していますので、順番としてこの捜査が優先されます。

①の事件の捜査状況により、②の事件の捜査状況についてもやがて告訴を受理した地元の警察か検察から、コメントが出せる状況になればコメントが出ると思います。

今の段階で何をどう騒ごうと、現在出ている以上の情報は出てきません。

全体の流れを考えるなら翔平君が記者会見でコメントした通りなのだろうと思います。弁護士がアドバイスしている以上、翔平君の口から記者会見以上のコメントは当面出ません。捜査に影響しますし検察の立証にも影響します。だから次に翔平君が口を開くのは、公判での証人として証言するときです。

それまでは話したくても話せませんし弁護士が絶対に発言を許可しないと思います。
今、アメリカのマスコミが騒いでいる内容は裁判の公判の中で明らかにされるべき性質のものです。
それを知っているから、面白おかしくネタにしてニュースを売って稼いでいるというわけです。

☆メジャーの通訳の業務の一端をダニエル・キム氏が明かしています。日刊スポーツには、申し訳ありませんが全文転載。


『メッツ徐在応らの通訳を務めていたダニエル・キム氏が、MLB球団での通訳業務以外の実情を明かした。

X(旧ツイッター)に「選手たちの日常生活のほぼあらゆる面を手助けしなければならなかった。銀行口座の開設、運転免許の取得、公共料金の設定も。遠征先のクラブハウスの費用を支払うため、私も彼らの小切手を持ち歩いた」と記した。選手の生活面を支えていたという。

ドジャース大谷翔平投手(29)の通訳を務めていた水原一平氏(39)は違法ブックメーカーで借金を抱え、大谷の口座から少なくとも450万ドル(約6億7500万円)が送金されたとされる。』

MLB通訳は選手の「小切手を持ち歩いた」メッツ徐在応らの元通訳が実情明かす
[2024年3月28日18時42分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202403280001103.html




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項目「MBL & プロ野球」目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b



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