「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

マリンカMar'inka戦線でロシア軍がパラスコビエフカを攻撃中&ロシア国防省発表<ウクライナ紛争2024.06.08

2024-06-09 19:02:04 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.05.23
ウクライナ軍は苦しい状況が続き、ロシア軍はドネツク州の複数方面で前進
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukraines-military-continues-to-be-in-a-difficult-situation-with-russian-troops-advancing-in-multiple-directions-in-donetsk/

航空万能論の記事では、マリンカMar'inka戦線の記事は少ないです。無理もないです。他の戦線で動きが多すぎるからです。
最近、Hara BlogのX投稿で目に付くのが、マリンカMar'inka南のノヴォミハイリフカNovomykhailivka西でのロシア軍の行動です。
この付近はウクライナ軍のかなり強力な軍事拠点が多いようで、ノヴォミハイリフカを攻略した後ロシア軍はやや小休止状態でした。
最近になり西の隣のパラスコビエフカParaskoviivkaの攻撃を始めてロシア軍優勢のようです。

その更に西にコンスタンチニフカKostyantynivkaがあります。丁度幹線道路のO-0532を守る形になっています。
仮にコンスタンチニフカをロシア軍が制圧した場合、ルートO-0532を南西方向に進撃できます。
その先にあるのが❓

因縁の要塞のウグレダールVuhledarです。
2023年の1月~3月にかけて当時無能だったロシア軍は、ここを力攻めして損害の山を築きました。
ウクライナからは嘲笑され、ロシア国内からは非難ゴウゴウでした。
正しく愚かで無能なロシア軍を象徴する大失敗攻撃でした。
その当時と比較すると今のロシア軍は信じられないほど賢く強くなりました。

ウグレダールVuhledarは南ドネツクで最強の要塞だと思います。
マリンカMar'inka~ノヴォミハイリフカNovomykhailivka~コンスタンチニフカKostyantynivka~ウグレダールVuhledarが鉄壁の防衛ラインとなりロシア軍の進撃を防いできました。
このうちマリンカとノヴォミハイリフカはロシア軍が制圧しました。
次にコンスタンチニフカ~ウグレダールVuhledarとロシア軍が攻略すると、鉄壁の防衛ラインが消えます。

南ドネツクの補給ラインが、クラホボ~マーリンカMar'inka~ウグレダール~ベリカヤノボショルカVelyka Novosilkaなどの拠点だそうです。
つまり徐々に南ドネツクの補給ラインが、ロシア軍に制圧されつつあります。
今は、どちらかと言うとアウデイーイウカ戦線でロシア軍の攻撃が活発です。

どうやら南に隣接するマリンカMar'inka戦線でもロシア軍の攻撃が活発化したようです。

※スプートニク日本から、目立った記事。
欧米のメデイアには、ない記事です。興味のある人は読んでください。

◎国連事務総長、ウクライナ巡るサミットに出席せず
2024年6月8日, 03:40
https://sputniknews.jp/20240608/18586608.html
◎ロシアとの衝突リスクを高めてまで関係維持する価値はウクライナに無い=米誌
2024年6月8日, 11:07
https://sputniknews.jp/20240608/18587716.html
米誌アメリカン・コンサバティブの編集者、J.W.カーデン氏
◎西側はメディアでロシアは脅威だという認識を作り出している=スコット・リッター氏
2024年6月8日, 05:56
https://sputniknews.jp/20240608/18586886.html
元米軍情報将校のスコット・リッター氏
サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム(SPIEF)でスピーチした
オンラインで参加

<特別軍事作戦ロシア国防省発表の概要>
「外国人軍団」の兵器や軍事装備品の保管庫を破壊
外国人傭兵の臨時配置所を攻撃、破壊した。

ネット上の書き込みでは、NATO側から義勇兵のような形での隠れ参戦を指摘する書き込みも見ます。
どうも、これまでいた外国人義勇兵とは別の部隊が参加している可能性があります。

6月1日~6月7日の概要の一部
「ウクライナ軍は過去1週間に合わせて最大1万1140人を失った。」
あくまでロシア国防省の発表ですからこの数字が正しいわけではありません。
しかし、ウクライナ軍はハルキウ北部戦線での反撃作戦で相当数の損害を出している可能性があります。

「ロシア軍はドネツク人民共和国の集落パラスコビエフカを解放した。」
マリンカMar'inka戦線でロシア軍が攻撃中の「パラスコビエフカParaskoviivka」をロシア軍が制圧したのかもしれません。そうだとすると、次は「コンスタンチニフカKostyantynivka」が目標です。

全部の戦線でロシア軍がゆっくり前進中で、今のところウクライナ軍がそれを阻止できる気配はありません。
前線によっては、しばらく休止期間が入ります。
その後、再び攻撃が始まります。
今年の2月にアウデイーイウカの要塞が陥落した後は、ロシア軍の負担が少なくなったようで全部の前線で、ゆっくりと着実にロシア軍が前進を続けています。
前線の全域ですから兵力不足のウクライナ軍は、抵抗しつつ後退するしかありません。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


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