日記を書かないと言いながら、やっぱり書く。
ブロガー時代に身についた第二の本能です。
さて、株価には高い時期もあり安い時期もあります。
株式での長期の資産運用の基本は、以前書きました。
今回は、具体的にどのタイミングで購入すればよいのかを考えてみます。
一つには、ドルコスト平均法の考え方を応用し、値段に関係なく同じ金額で同じサイクルで購入し続ける。こうすると、株価の高い時期にも安い時期にも同じ金額分を購入することになり、価格は平均化されるという考え方です。でも、これはどちらかと言うと若い方向けの方法と言えるでしょう。かなりの長期間を前提とした方法だからです。年齢の比較的若い方には、ベストの方法だと思います。
一番のメリットは、長期保有に向いた銘柄の選択を考えるだけで、他のことを考える必要がない点です。素人にも簡単に出来るのが、最大のメリットです。高度な知識も技術も経験も必要ありません。
中高年の年齢層に向いた方法を考えてみます。
こちらは、利回りを重視した購入です。
利回り計算には、大切なポイントがあります。
その銘柄の過去、20年の配当金を合計して、20で割ります。そうすると過去20年の平均配当額が、分かります。その平均配当額を基準値として利回りを計算します。
なぜこうするか?
過去20年には、好景気の時も不景気の時も含まれます。
つまり、その平均配当額を基準に利回り計算をすると、将来ほぼ期待通りの配当を受け取ることが出来る可能性が高いことになります。
現在の配当金額ではなく、過去20年の平均値で利回りを計算するのが、重要なポイントです。
後は、どの程度の利回りを期待するかの問題です。
他の会員さんに聞くと、利回り7%くらいを達成している方もいます。
購入のタイミングが重要であることが分かります。
そう考えると、簡単でしょう?
株価が暴落して、格安になっているときに購入すれば良いのです。
逆に言うと、今のように割高になっているときは、購入を控えるべきであることになります。
世界経済の流れにより成長率の減速と企業業績の減少は、今の段階から予想されています。
そうすると?近い将来、株価の安い局面は生じる可能性が高いと思います。
そのような時に、過去20年平均の配当額で、その時点の株価で利回り計算します。利回りが良ければ、その銘柄の買い時です。
長期の資産運用でくれぐれも考えていただきたいことがあります。それは、倒産リスクです。100%倒産リスク・ゼロはありません。
だから、出来るだけ沢山の内需系優良大企業を中心に銘柄選択をして頂きたいことです。分散投資を重視してください。
昔、こんな話がありました。
ある資産家が、資産を東京電力だけで運用していたそうです。福島第一原発事故後、株価は暴落しました。ご自分の資産価値が、全部暴落した事になります。安値で全部処分売りをしたそうです。
この話には、オチがあります。
その後、全部関西電力株を購入したそうです。
関西電力株もその後、大幅に下落してしまいました。
分散投資の大切さを、教えてくれる話です。
どうでしょう?
このように考えるなら、利回りの良い株価の時に株式を購入すれば、長期の株式での資産運用には、ほぼリスクがありません。その時点で購入すれば、一生20年平均値の配当を受け取り続けることが出来ます。