「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(ロシア)ゲラシモフ参謀長と(ウクライナ)ザルジニー最高司令官の噂<ウクライナ紛争2024.2.7

2024-02-07 07:49:28 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

Newsweekは週刊誌ですから、何とか面白ネタを探してきます。面白ネタを適当に混ぜておかないと売れ行きが悪くなるからです。

去年ロシアのセルゲイ国防相が一時期動静が不明になりました。更迭説や死亡説が流れましたが、北朝鮮に行っていました。現在のロシアと北朝鮮の親密な関係を築くために潜行して北朝鮮側と交渉していました。だから行動を秘匿する必要がありました。

『ロシア軍、ソコロフ司令官とゲラシモフ参謀長の死亡説を放置』
2024年2月5日(月)18時20分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/02/post-103631.php

ロシア黒海艦隊のビクトル・ソコロフ司令官の殺害をウクライナが発表した時は、ロシアは必死に否定しました。だから生きていることになっています。ウクライナのクリミア攻撃でロシア黒海艦隊司令官が殺害されては士気にかかわるから、そうしたのだろうと思います。
今となっては、気にする人は誰もいません。

『また、ロシア軍のワレリー・ゲラシモフ参謀総長も、今年初めにクリミア半島にあるロシア軍指揮所へのウクライナ軍の攻撃によって死亡したという説が出ている。この時の攻撃は、セバストポリ近くとエフパトリア 近郊の軍部隊に向けて行われたという。』

去年の12月29日に公の場に姿を見せたのを最後に動向が不明なので死亡説が出てきたというわけです。
そもそもゲラシモフ参謀総長は表に出てくる役割の人ではありませんから、動向が不明でも特に不審はありません。
むしろザルジニー最高司令官のように毎日メデイアの話題になっている方が、おかしいと言えます。これはゼレンスキー氏との対立と解任問題がありますから、格好のマスコミ・ネタになっています。

ゲラシモフ参謀総長はセルゲイ国防相やプーチン氏と何の問題もありませんから話題性はゼロです。ロシア軍は戦争に関しては国防相か報道官しか政府広報を出すことはありません。
ゲラシモフ参謀総長は姿が見えないのが普通で、見える方がおかしい場合が多いです。(批判の矢面に立つとか・・)

しかし1か月も見ないと、すぐ死んだことにして受けを狙う輩が出てくるという、おバカな話です。
ロシア政府が死亡説に対して反論しないのは、相手にするだけ馬鹿らしいからです。
「おバカ相手に付き合ってられない!」

それをネタにするNewsweekは、相当ウクライナ・ネタが少なくて困っているのは、見て取れます。なんでもない話を面白おかしく膨らませて記事を1本でっち上げてしまいました。

『ウクライナ軍トップのザルジニーが「解任」へ、大統領に不信感を抱く「民兵組織」と接触も』
2024年2月5日(月)14時00分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/02/post-103624_1.php

一方で、ザルジニー・ネタには気になる部分があります。
「ゼレンスキーに不信感を抱く民兵組織やナショナリストとも接触を保っている」

このどこが気になるか❓
実はウクライナの2014年クーデターは、アメリカが裏から手をまわして「民兵組織やナショナリスト」などを動員して引き起こしたからです。今のウクライナ政府の性質が分かるでしょう❓
「民兵組織やナショナリスト」と書いていますが、カチンコチンの過激主義者の集団です。今もウクライナ政府は、この連中が権力を掌握しています。

そして❓
ザルジニー氏も当然ナショナリストの系統に属する人間です。危ない匂いがしないでもありません。
今、ゼレンスキー氏を排除しないとウクライナ政府はどうにもならない状況にあります。ほぼゼレンスキー独裁であり絶対、戦争遂行です。
放置すれば(戦争を継続すれば)ウクライナは国家として戦争の様々な負担でやがて崩壊すると思います。ザルジニー氏は軍の最高司令官ですから、それが良く分かっていると思います。

そうです❓
誰かが立ち上がらなければ、ウクライナは遠からず崩壊すると思います。
座して、それを待つのか❓


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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