天台寺門修験

修験道の教義は如何に

修験第百十一号 新編寺門天台宗学読本(1) ―第一編 ―

2013年07月18日 08時04分34秒 | 新編寺門天台宗学読本

第一章 序 章

龍樹菩薩

  先ず龍樹菩薩(りうじゆぼさつ)であります。菩薩は西暦三世紀頃南印度(みなみいんど)に生まれた方で、如来(によらい)の正統を継承して大乗仏教(だいぜうぶつけう)を興隆された。その著「大智度論(だいちどろん)と「中観論(ちうかんろん)」は中道実相(ちうどうじつそう)の哲理を大成したもので、天台法華教学(てんだいほつけけうがく)の基礎となるものでありますし、また南天(なんてん)の鉄塔(てつとう)に入つて阿字(あじ)の法門を求め秘密の大教(だいけう)を弘め給ふた。或は神変大菩薩(じんべんだいぼさつ)は菩薩の霊感に接して修験道を創められた様に、一家の法門に皆菩薩より発するのであります。


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