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産婦人科に常勤医着任 外来拡大 舞鶴医療センター

2008-12-10 | 舞鶴市

京都新聞(12月9日付)

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産婦人科に常勤医師着任 外来、全平日に拡大 舞鶴医療センター

京都府舞鶴市行永の国立病院機構・舞鶴医療センターは、今月1日付で常勤の産婦人科医師が着任したのを受け、産科外来を週1日から平日すべてに拡大して実施している。出産は、これまで院内助産所で助産師による対応だけだったが、今後、産科がある市内の病院と調整しながら、それらを補完する形で産科医による出産希望者も受け入れていく。

同センターは、京都府北部で唯一の新生児集中治療室(NICU)を備え、リスクの高い出産や新生児への細心の治療を担う府の「周産期医療サブセンター」に指定されている。

だが、医師不足から2006年4月に産科を休止。出産については昨年開設の院内助産所で助産師が正常分娩だけを取り扱っていた。NICUは機能していたが、リスクの高い分娩は近隣病院に任せてきた。

1日付で着任したのは産婦人科医長の渡辺喜信医師(54)。府立与謝の海病院などでの勤務経験があり、非常勤医師とともに、妊婦検診や母親のケアなどを行う産科外来を担当する。院内助産所の支援に当たり、正常出産の場合は希望者を受け入れていく。

平野伸二院長は「サブセンターの本格再開への第一歩。今後も、地域の人たちの安心につながるよう産科の充実に努めたい」としている。

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