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【続報】舞鶴新ふ頭に3社進出 国内の物流拠点に

2009-09-16 | 舞鶴市

毎日新聞(9月16日付)舞鶴支局版

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舞鶴国際ふ頭 風力発電部品の供給拠点に 府公募全区画で企業決定

京都府は15日、舞鶴市の京都舞鶴港舞鶴国際ふ頭(愛称・みずなぎふ頭)の港湾関連用地で、立地を公募していた5区画(計約5ヘクタール)すべてに進出企業が決まったと発表した。風力発電で国内3位のクリーンエナジーファクトリー(本社・北海道根室市)など3社で、海外から輸入する風力発電の部品を保管し全国へ供給する拠点となる予定で、府北部の活性化が期待される。

他の2社は、ク社と事業協力している日本サルベージサービス(同・南区)と、港湾運送・海運業などの飯野港運(同・舞鶴市)。2区画をク社が2億5,764万円で購入、残りは3社が1区画ずつ年間計1,406万円で借り受ける。

ク社は国内に約100基の発電用風車を設置しており、欧州や韓国・中国から輸入する部品の保管場所とする。長期的には国内に数百基を増設する計画で、全国への部品の供給拠点とする意向だ。他の2社もクレーン業務や荷役業務でク社と連携する予定で、来年夏までの稼働開始が目標という。

この日は3社の代表者と山田啓二知事、斎藤彰・舞鶴市長が府庁内で共同記者会見。ク社の鎌田宏之社長は「舞鶴は日本の真ん中に位置し、高速道路網もあっていい立地」などと進出理由を説明。山田知事は「厳しい経済状況で心配していたが、5区画とも決まり予想以上の結果。港の活用に加え、クリーンエネルギー関連業の集積も期待できる」と歓迎。斎藤市長は「地域経済をけん引していただければ」と期待を語った。

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日本経済新聞(9月16日付)近畿経済版

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舞鶴新ふ頭、風力発電など3社進出

来春、舞鶴港(京都府舞鶴市)で運用が始まる新ふ頭「舞鶴国際ふ頭」に風力発電のクリーンエナジーファクトリー(北海道根室市、鎌田宏之社長)など3社が進出することが15日、決まった。クリーンエナジーは海外から輸入した発電用風車を一時的に保管する物流施設をふ頭内に建設。風車が故障した際の部品も備え、保守拠点としても活用する。

ほかに同社の資材のクレーン作業を担う日本サルベージサービス(京都市、大崎康弘社長)と海運・通関業の飯野港運(舞鶴市、西田一夫社長)が拠点を設ける。

現在、国内で約100基の発電用風車を運営しているクリーンエナジーは今後、事業規模を数倍に拡大する計画。大規模な風車を海外から輸入できる港湾設備に加え、「九州北部や関東地方にも陸路で5~6時間あれば部品を届けられる好立地」(鎌田社長)として、物流コスト削減や発電所の稼働率向上につなげる。

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2 コメント

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北近畿への経済波及効果 (舞鶴市民)
2009-09-20 16:14:06
舞鶴のみならず、近畿北部全体への経済効果が見込めますね。これからの企業誘致を積極的に行ってもらいたいですね。
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積極的な企業誘致を (管理人)
2009-10-03 20:33:03
舞鶴国際埠頭への全区画企業立地は大変喜ばしいニュースですね。特に新エネルギー系の企業という事で、将来性にも期待したいです。

あと京都北部では、福知山の京都北部中核工業団地、綾部の綾部市工業団地、舞鶴市のダイワボウマテリアル跡地、喜多工業団地などがあり、積極的な企業誘致で地域経済の活性化される事が期待されます。
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