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「釜山直行便」開設へ 輸出の利便性アップ 舞鶴港が航路改編

2009-10-16 | 舞鶴市
興亜海運(本社:韓国・ソウル市)によると、10月27日の舞鶴寄港便より、これまでの韓国航路が改編され、舞鶴港を最終寄港地として韓国・釜山港に向かう定期コンテナ航路が開設される。これにより舞鶴港と釜山港は、これまでの最短である1日間で結ばれることとなり、輸出面の利便性が大幅に改善される。

既存の韓国航路は釜山港を出港、舞鶴港をファーストポート(初回寄港地)とし、その後、富山伏木港、金沢港、敦賀港を経由し、釜山港に戻っており、輸出には4日間を要していた。現在、舞鶴港周辺の輸出貨物の多くが阪神港などを利用しており、利用促進のためにも運航スケジュールを改編し“釜山直行便”を誕生させる事となった。

今回の航路改編により、輸入に関しては最短1日から2日に伸びるものの、輸出に関しては所要日数が4日から1日に大幅に短縮される。利用拡大の起爆剤と期待されるとともに、同航路を活用した中国・東南アジア・北米・欧州などへのトランシップ・サービスの利用促進にも期待される。

2 コメント

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舞鶴港の輸出国際貨物 (みなと)
2009-10-28 19:29:09
トステム綾部工場の閉鎖で、京都舞鶴港のコンテナ貨物の行方が心配でしたが、直行便が出来て輸出貨物が期待できますね!

ただ具体的に利用してくれる企業があるのかどうか…。
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舞鶴港の振興策 (管理人)
2009-10-29 19:13:27
他の日本海側のコンテナ港を見てみますと、古紙や廃タイヤなどが輸出貨物として多いみたいですね。舞鶴港では輸出は機械類が多いため、これらリサイクル品の貨物拡大が至上命題となっていると思います。

また日本板硝子舞鶴工場などは現在、神戸港などを利用しており、まずは身近な企業が舞鶴港を利用する「マイ港」の意識こそが重要だと考えます。
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