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物流企業など3社が進出 舞鶴港振興に弾み 舞鶴国際ふ頭

2009-09-15 | 舞鶴市

京都新聞(9月15日付)電子版

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舞鶴国際ふ頭に3社が進出 用地全区画が決定

京都府が来春の完成を目指して舞鶴市で整備を進める京都舞鶴港舞鶴国際ふ頭の港湾関連用地に、風力発電のクリーンエナジーファクトリー(本社:北海道)など3社が進出することが15日、決まった。公募していた全区画が埋まり、自然エネルギーを中心にした府北部の貿易、産業振興につながりそうだ。

進出するのは、クリーン社のほか、クレーン施設業の日本サルベージサービス(本社:京都市南区)、港湾運送業の飯野港運(本社:舞鶴市)。同ふ頭の用地約5ヘクタールのうち、クリーン社が約3.1ha、日本サルベージ社が約1.3ヘクタール、飯野港運が約0.6haを利用する。

クリーン社は、国内で約100基の風車を設置し、風力発電シェアは3位。風力発電設備の大規模物流拠点を整備する。風力発電市場の拡大を見据え、欧州やアジアから輸入する部品の集積地として活用する。

日本サルベージはふ頭の移動式クレーン賃貸業に取り組む。飯野港運は港湾のオペレーションセンターを設け、通関業務を担う。

京都府庁で山田啓二府知事らと記者会見したクリーン社の鎌田宏之社長は「舞鶴は日本の真ん中に位置し、物流の好立地。日本の新エネルギーの成長拠点として活用したい」と話した。

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厳しい経済状況のなか、全ての区画へ進出企業が決まり、一安心です。

また今回進出が決まったクリーンエナジーファクトリー社はヨーロッパやアジアから発電設備を輸入する事を計画しているとの事で、舞鶴港の中国航路とともに、韓国航路を利用したトランシップ・サービスの利用拡大も見込まれ、舞鶴港の振興にも大きな弾みとなりました。