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ロシア定期航路開設 自動車輸出専用のRORO船活用 舞鶴港

2008-09-13 | 舞鶴市

毎日新聞(9月13日付)舞鶴支局版より

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ローロー船が初入港 週1便の定期航路 ロシア-舞鶴間

自動車や重機など自走できる積み荷をそのまま船内に乗り入れて運べる"ローロー船"「セブ・トレーダー」号(4,500トン、パナマ船籍)が舞鶴西港に初入港。輸出中古車約250台を積み12日、ロシア・スラビヤンカ港へ向けて出港した。運航する神原汽船カンパニー(本社:広島県福山市)は今後、ロシア-舞鶴間の週1便の定期で同船を活用するという。

近年、日本からロシアへの中古車輸出が盛況で、新潟や富山の港では月7,000~8,000台と飽和状態。舞鶴にもロシア向け中古車を運ぶ貨物船が多数出入りしている。

同船はクレーンで積み下ろす貨物船に比べて車へのダメージが少ない利点があり、走行距離が短く、比較的新しい車の輸出が伸びていることを反映して活用が広がっている。

舞鶴西港第2埠頭に接岸したセブ・トレーダー号は積載作業を終えて同日夕、出港。今村正平・府港湾事務所長は「今後も定期航路として続くことを期待する」と話した。

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舞鶴港の自動車輸出は近年大幅に伸びており、定期航路開設は貿易拡大に更に弾みがつくと期待されます。