北近畿経済情報

北近畿各都市の経済ニュースを紹介。

景況感小幅改善するも依然厳しく 舞鶴経済

2009-08-18 | 舞鶴市

毎日新聞(8月18日付)舞鶴支局版

---
景況感が小幅改善 中小企業4~6月 舞鶴商議所

舞鶴商工会議所は、舞鶴市内の中小企業を対象にした今年4~6月期の景況調査結果を発表した。企業の景況感を表す業況判断指数(DI)はマイナス64.8で、統計をとり始めてから過去最悪だった前期(今年1~3月期)の同65.3から0.5ポイントながら改善した。

中小企業(8業種)146社に調査し、110社が回答した。DIは「増加」「好転」の企業割合から、「減少」「悪化」の企業割合を差し引いた値。

売上額DIはマイナス67.3で、前期より6ポイントも悪化したが、来期の見通しDIは同64.8と、今期から2.5ポイント改善した。逆に、採算(経常利益)DIはマイナス35.2で、前期(同35.5)から0.1ポイント改善し、見通しDIはマイナス58.3で今期から23.1ポイント悪化。

また材料仕入単価DIは低下し、見通しでは上昇。雇用DIは過剰が若干増加した。

経営上の問題点は「需要の停滞」が67.6%を占め、前期同様最多だった。

---

小幅の回復を見せたものの、舞鶴経済は依然として厳しい状態を表していると思います。また舞鶴は官公庁が集中し、造船など比較的堅調な産業があるためまだ良いですが、北近畿全域を見回してみると、福知山・綾部は雇用が極めて不振な状態にあり、丹後地方や兵庫県北部も厳しい状況が続いているようです。