kiske3の絵日記

一コマ漫画、トホホな人の習性、

映画批評、恐怖夜話、あらゆる

告知をユルく描いて書いてます。

信じてないのに見てしまう手相 後

2010年04月10日 | ボスヒコの「キミョリが出来るまで」
社会人になった頃の話。その女性は元々、仲良い友人だったのですが、
占いにハマってから少しネジがゆるんできました。なぜ、ハマったかと
言うと、自分の恋愛に関して悩んだのがきっかけのようです。自分の占い
には満足がいかず、彼女は私に占いを申し込んで来ました。当たる確率が
高かったのか、だんだんと私の助言が無いとダメになってきたのです。

毎週月曜になれば、占いの催促の電話がかかるようになって来ました。
断るとその日から毎日のように催促の電話がかかります。こうなると、
ストーカー法でなんとか出来る範囲になって来ます。彼女を目撃した友人
曰く、何かに取り憑かれたような感じを受けたらしいです。勿論、オカル
ティックな内容では無く、神経の病いだと思い、私は彼女にカウンセリング
や神経内科通院を薦め、傾向と対策を出しましたが、聞く耳を持ちません。
人によりますが、生活が出来ている範囲では、発症した当人は病気を認め
ない事が多いのです。次の月曜日、彼女の電話がかかって来なかったので、
病気を自覚したのだと思いました。しかし、現実はそうはいかない。彼女
からの電話のベルが鳴らない代わりに、私の部屋のインターホンが鳴り
ました。直感で彼女だと分かりました。インターホンに出るかどうか迷い
ましたが、3秒後には受話器を持っていました。「なあ、占ってよお~」
彼女の歪んだ笑い声がしました。私は黙って電話を切りました。彼女を
恐れたのでは無く、話しても無駄だと判断したからです。最悪、警察や
福祉、保健所、弁護士に相談です。彼女は自分の愚かさを自覚したのか、
逆切れしたのかは分かりませんが、再度、インターホンを鳴らす事はしな
かったのです。今、彼女がどうしているのかは知りませんし、当然、知り
たくもありませんな。いつも思う事なんですが、なぜ、発症者の友人や家族
などがその人の変貌を分からないのでしょうか。家族の協力が必要であり、
本人の自覚が一番大事な心の病い。他人に一切迷惑をかけないと言う
事は、病気を治して行くと言うのと同じ事。知らない、分からないでは
済まない。他人に迷惑をかけないようにもっと勉強して欲しいもんですな。


そんなわけで、当時、猛威をふるっていた菩須彦のタロット占いを封印した
わけであります。悩める者は占いや誰かの霊感的なモノに頼らずに、家族や
親しい友人に話すべきだと思います。酷い場合はそれなりの所へ行かないと。











治すを頑張りましょう。                   ボスヒコ
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