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kiske3の絵日記

一コマ漫画、トホホな人の習性、

映画批評、恐怖夜話、あらゆる

告知をユルく描いて書いてます。

ゴネる男

2009年11月01日 | カノリンヌの「ボスヒコ観察日記」

毎回の事ですわ。

やれシアトルに荷物を送らねばならんだの、やれ早く荷造りしろだのっつってんのに、ボスはゴネ倒してゴネ倒して、なかなか腰を上げようとしません。挙げ句の果てには時間も無いのに「行きたくない」などと言い出す始末。

現地に行ってしまえば毎日を堪能するだろうし、シアトルで菩須彦を待ちわびてくださるありがたい皆さんに会えて楽しい事は分かってるんですよ。たぶん10日分の荷造りをしたり長時間飛行機に乗ったりする事を考えると、気が遠くなるんでしょうな。まぁ、明日から北海道でスキーだ!イェイって時ですら、直前になったら「行きたくない虫」が発生します。それがボスヒコ・クオリティ。

それは分かるが、だ。

今回は萬作編集長(女性)が、わざわざ関西空港までボスを送って来てくれるってことで、朝の7時には出られるようにしておかないといけない。つい先ほどまで準備に追われていた私は、なんとか頼まれていた資料などを作り終えて、ボスが来るのを事務所で待ってました。

時刻は6時45分。ミワンコフのように、うっかり寝てしまってるなんて事はないはずなので、その辺は心配しておりません。待ってる間、ミクシィでも見とこ♪と思ったら、さっきアップしたばかりのボスの日記があった。

何やっとんのかと。こっちが焦るっつーの。結局、直前までわーわー言いいながら、ボスは事務所を出て行きました。ホンマにー。

ライブペインティングの時もそうですが、実のところ、毎回直前までゴネてます。直前まで寝てる、という事すらザラではありません。

でも、まぁ無事に向うに着いてくれれば、それでいいんですわ。で、連日のライブペインティングに挑んでいただきたい。

そんなボスのシアトルのスケジュールは以下の通り。
31日(土)到着 二条 Nijo Sushi Bar & Grill 5周年記念パーティー
1日(日)Japanese Cultural & Community Center of Washington
2日(月)Open(Seattle Art Museum、Asian Museum予定)
3日(火)寿司禅 SUSHIZEN 
4日(水)Open(ストリートライブ予定)
5日(木)SUSHI SAKE FEST
6日(金)Open(Club Trinity予定)
7日(土)雅 Miyabi
8日(日)Seattle観光
9日(月)出発

※くわしくは、mixiの菩須彦コミュをどうぞ

おかげで、円楽師匠や立川文都師匠が亡くなった事を悲しみ落ち込む余裕すらありませんでした。迷惑なのやら、ありがたいのやら。


Dream Theater / Images and Words 15th Anniversary Performance Live in Bonn, Germany - 6/16/07


 ←なかば呆れながら押して。

落とし物

2009年09月29日 | カノリンヌの「ボスヒコ観察日記」

以前にも書いた事があると思いますが、我が社のボスはよく落とし物をします。落とし物といってもウチや事務所のソファや床にですが。

冬場は喉飴、年中通して小銭など、ポケットに入る小さなものばかり。ゴロゴロ寝そべっていた時にポケットから小出しにしているようです。

で、落とした時に気付く確率は低く、ボスが帰ったあとで「ん?なんじゃこりゃ」と見てみると10円玉が2、3枚落ちているといった案配。

なので私の中のイメージは、ヤッターマンでドロンボー一味がマシンに乗って時間移動した後、ポロンとネジやらボルトなんかを落として行くっつー、あれですわ。

今日は柿の種でした。幼児か!

今度は1万円くらい落として行ってください。ネコババしますんで。


Dream Theater / Black Clouds & Silver Linings


 ←小銭を拾いながら押して。

救世主あらわる!

2008年11月02日 | カノリンヌの「ボスヒコ観察日記」

テレビの音声だけ聞きながら仕事していたら、突然「私のぬかみそをかきまわして~ッ!」という切羽詰まった女の声がしたので、何事かと画面を覗きに行ったら、花沢さんがカツオに「ヌカ床をかき混ぜろ」と電話で頼んでるシーンでした。他にどういう意味があるというのか、日曜の6時半に。そして私は何を期待したのか『サザエさん』に。こんな日曜日を過ごしております。皆様、お元気でしょうか?

さて、ボスのシアトル行きも明後日と押し迫ってまいりました。どうやら、まだ雨季には入っていないものの、ボスが滞在する間のシアトルは雨が降るようです。そういやボスは、向こう行って龍神を描くとか言ってたな。毎回そうだけれど、さすが水を呼ぶ神様だけあって、ボスが龍神を描く日は雨の確立が高いのです。

そういや、つい先日「俺、ピーンと来た!」と、さも大発見でもしたかのようにボスが言うので何かと思ったら「俺が龍神を描くのは、地球の温暖化を止めるためだったのだ」みたいな事をほざいとるワケですわ。

「おーい、社長がご乱心やぞー」とミワンコフに報告しておきましたが、一体ボスはどこへ行くつもりなのか。

しかも、温暖化を止めるて・・・すでに温暖化のせいで北極の氷が溶け、どこぞの島なんて今にも海底に沈もうかという状態の時に、追い打ちをかける気か!いや、それなら砂漠に行って龍神を描けば砂漠化が食い止められるかも知れない。ヘイ!そこの、アラブの大富豪のひと~。ボスを呼んでライブペインティングしたら、水不足に悩まずとも良いのですゾ!

そんな事はおいといて、先ほどボスにライブペインティングの練習をしなくても良いのかと訪ねると「家に帰る」とゴネ出すので、何かと問いただせば「帰ってHEROESを見ながら仕事する」と言うのです。

何の事はない、温暖化のくだりは、どうやら海外ドラマ『HEROES』の見過ぎで影響されていただけのようです。私が、アホウを見るような目で見ていたら「俺が地球を守らんとアカンのや!温暖化を止めるんや!」と言って、帰ってしまいました。シアトルのみなさん、どうか暖かい目でボスを見守ってくださ~い!


菩須彦ライブペインティング、シアトル第2弾



The Mars Volta / Amputechture


 龍神様を拝みながら押して。
 

ボスヒコ、大地に立つ

2008年09月07日 | カノリンヌの「ボスヒコ観察日記」

金曜日はオールナイトでClub NOONのイベント『atmosphere vol.21』へ。ボスのライブペインティングは、毒々しいミ○キーとキ○ィちゃんで始まります。壁には、以前色んな人に書いてもらった『ガンダム習字』を展示。ガンダム名言集、みなさんに喜んでもらえて良かったです。途中、私の中でマイク・ポートニーに続いて好きなドラマー、ドラびでおさんのパフォーマンスを観たりして。ステキすぎるー!目はハートですよ。もう。なんで、こう熱いドラマーって格好良いんでしょうかね。

そうこうしているうちに、ライブペインティングは「ゴジラ」「ミューテイション」へと凄みを増していきました。詳しくは 菩須彦ライブペインティング日記 をご覧下さい。
毒々しいわよー。この毒は、シアトルで出してはいけませんヨ。ほんとは、あますとこなく出して欲しいけど。

AM5:00、イベント終了~。みなさま、お疲れ様でした!そこから10時までは、ボスのシアトル出立の準備。AM10:00、一抹の不安とともに、ボスと同行者のミカリングリッシュさんを送り出しました。行ってらっさーい。

ふー、ちょっと休憩すっかーと近所のスーパーに買い物に出ていた時の事です。携帯がなりました。「なぬ!?着信--ボス~!?」事務所を出て38分しか経ってません。ななな、なにか忘れたか?

ボス「あんなー、いまミカリングリッシュが飛行機の搭乗券を引換えもせずに、荷物を預けようとしよってん。しかも、全っ然違うとこ向ってるし」
私 「フ。“まずは搭乗券引き換えてね”って念を押したんだけどね、さっき。」
ボス「やろ?でも、まったく怒りは湧かんわ。また何かあったら連絡する」

そう、意外ではないので驚きません。とりあえずは飛行機に乗って羽田に行って、そこから成田に行って、シアトルに行ければいいのですよ。なんて思ってたら30分くらいして、またボスから連絡が。もうビビリませんヨ。何となく電話の内容は予想できますから。

ボス「あいつ、荷物検査のとこで引っかかりよってん。カバンにハサミとホッチキス入れとってん。普段そんなもん入れへんのに、何か入れとこっかなーと思って入れたらしいわ。で、今カフェにおんねんけど、何かが無い言うて大騒ぎしながらカバンの中ひっかきまわして、やっと見つかったと思ったら、飲もうとしてるオレのコーヒーにおつりの小銭落としよってん。でな、そのコーヒー替えてもらったところで、こぼしよってん」
私 「わはは!まだ大阪出てへんのに、先が思いやられるな」

ボスの声は、あくまでも静かです。イラッともしてないご様子。「今から俺は、ライブペインティングをするマシンである」という自己暗示でもかけたんじゃないでしょうか。自己暗示、得意ですから。例えば、ものすごく臭い場所にいても「この鼻はオレの鼻じゃない」と思えば、やり過ごす事が出来るという男です。ミカリングリッシュのどんくさ攻撃も、暗示のかかったボスには効かないとみた。

まぁ、それ以降連絡は無かったので、細かい事は色々あったにせよ無事シアトルに着いたのでしょう。その後、今回もお世話になっているポポンS嬢の情報によれば、ライブペインティングは大成功で、しかも雑誌の取材や画廊の訪問、そして月曜日にはまたライブペインティングのアポが入ったというではありませんか。

ま、ボスの実力をもってすれば当然だ。なんてね。こういう機会に、色んな人に見て頂けるのはとてもありがたい事です。この勢いでアメリカで人気出ろ~人気出ろ~(Rock&Roll Childrenのロニーのイメージで)


Linkin Park / Minutes To Midnight


 プリーズ・プッシュ・ミー
 

パワーッ!

2008年05月17日 | カノリンヌの「ボスヒコ観察日記」
あーん?何だよ、何見てんだよ。

超機嫌悪げにしてみました。カノリンヌです。先日のボスの日記「危険なアルバイト 3」に出て来た“下唇を噛む女”で、嫌な事を思い出しちまったからですが、なにか?(ギロッ)

※注:ここからは、その日記を読んで頂いた事を前提に暴言を吐き散らかしております。ご了承ください。

もうね、私を怒らせたいなら下唇女の話をすれば一発ですよ。あんのスーブー!ムキーッ!!その辺にあるクッションとか座布団とか、蹴散らしまくりますよ(柔らかい物を選んで)

例えば、下唇だか何だかを噛んでた女が面と向かって「ちょっとアンタ、調子のってんじゃねー?」とか言ってくれりゃ、こっちだって優しい目をして説明しますよ。こう見えて平和主義ですから。が、いきなりの闇討ち。しかも私サイドからしたら、やられたという確証がない。とことんビールを飲む事に熱中していたので、うっかりしたら目玉が飛び出すくらいの「ガーン」という後頭部の衝撃がなければ、どつかれた事すら気付いていなかったカモ。

そんな、ビールごときで幸せ満喫できるようなアホ女を怒り心頭させるようなクソアマは、絶対ろくな死に方しないかんな!っつーか、させねー。悪魔に私の魂を売ってでも、死んでも生き返らせて苦痛にあえぎながら死なせる(×3)

と、そんな事を考えている黒カノリンヌに対し、白カノリンヌがこう言います。「まぁまぁ、女の嫉妬ですよ。誰にだってあるでしょ?嫉妬って★若かったんだし、もういい加減許してあげたら良いじゃないですか?」ウ・ル・セーッ!私の中に白カノリンヌなどおらぬわ!!嫉妬に狂ったところで、そんなセコいまねするかっつーの!女のプライドとして、絶対それだけはやらない。それ以前に格好悪すぎて羞恥死にする。そんな勢いがあるんなら、野試合でも申し込んで来いって!(by越中)

ほんと、これに関してボスは関係ないと断言する。ボスというアイドル的象徴がそこにあっただけで、勘違いだらけのあの女の執念は結局私に向けられていただろうし、私がいなかったら誰か他の女の子に向けられていただろうから。怖いわー、バカ女の嫉妬って。

とまぁ、いい年をした大人が「この怒りパワーでシルクロード歩いて渡れる」くらいのモチベーションを持続させる理由には、やはり「陰でコソコソ」というのが火種となっているようで。エルボーだけならまだしも、数人で私の方を指差し睨みつけながらコソコソ言っているのを見て、せっかくの宴会が雰囲気悪くなるし話した方が早いと私が近寄っても、ゴキブリみたいにササッと逃げる。アーモウ、何やねん、お前ら!ってなるでしょ?でしょ?もうこれって、存在すらも忘れてるよな男に「ゴメン、君とは付き合えないんだ」とか言われて「チョ、待てよ!かんちが・・・聞けよーっ!」みたいな憤りと似てるでしょ?ンギーーーーッ!!!(最高潮に)

なんて事を鼻息荒く考えている時点で、私もいい加減大人になったらどないやと思ったり、思わなかったり。たぶん、いまわの際に思い出して怒りのパワーで蘇ったりして。その時こそ、この怒りが昇天する時なのかも知れませんねー。ホハーン(歯にはさまってるモツを取りながら)


Sonata Arctica / Don't Say Word


 怒りにまかせて押すがよい
 

何が良いのか、悪いのか

2007年10月19日 | カノリンヌの「ボスヒコ観察日記」

ボスヒコ・ライブペインティングから帰ってまいりました。今回は(も?)不思議体験でしたよ。ひとことで感想を言うならば、ブッキング・ミスですな。なんつーか、田舎のキリスト教教会のミサ中に、イスラム教徒が一人紛れ込んだような。もちろんこのイスラム教徒はボスを指すワケですが。

いやぁ~、20年近くいろんなライブやイベントを見てきましたが、ああいったたぐいのお客さん達っているんですね。なんか向こう側が透けて見えるような、エアリーな存在感。一生分の心拍数を知ってるのか、決して熱くならず、あまりドキドキしたり興奮したりはしません。すぐ死んじゃうから。クールです。まさにクール。そんな彼らの反応は・・・私にはよく分かりませんでした。実際、存在したかどうかも分かりませんが。

店の人によると「そんなに興味ないけど、なんとなくライブ見て楽しむ」というようなスタイルの人達が多い日だったそうで・・・。違ったかな?ま、どうでもいいや。そんな感じです。

炎があれば水がある。
人間にも色んなタイプがあるので、自分と同じ反応をしない人をどうこう言うつもりはないけれど、どうも「人に宗教の勧誘するわりに、自分は不幸な人」って感じが漂ってて、ホントにそれ楽しいのかな?なんて思ってしまうのです。とは言え、感じ方も人それぞれだから大きなお世話か。

ボスはもう、事前に予測していた良くない事が全て的中して、テンション・アップ!撤収するころには、酒をかっくらい続けて妙な勢いがつき、私と乱闘寸前に。端から見たらバカップルがイチャついてるように見えたかも知れませんが、ボスによって、クリスタルガイザーという名の水爆弾が投下されるのを必死に阻止してたワケで、おめーら「命拾いしました」と私を敬いあがめて欲しい。

まぁ、逆境になるともりもり力を発揮する男・ボスヒコですから、今回の龍はいつにも増して格好良かったですヨ。



残暑お見舞い申し上げます

2007年08月12日 | カノリンヌの「ボスヒコ観察日記」


先日、ボスに「もしオレみたいに人の事が分かるような能力がつくとしたら、欲しいか?」と聞かれました。なんだよ「DS欲しいか?」みたいに軽く聞くなよ、と思いながらも考えてみました。

いりません。

だってあなた、会った瞬間にその人が隠してる事や、本人すら意識してないような事が分かってしまったとしたら・・・。しかもその内容が非常にヘヴィな事だったりしたら、たぶんもう目を見て喋れませんよ。もしくは、そんなヘヴィな事情が気になるあまり「オシムって言っちゃった」みたいな感じで思わずポロリとクチからこぼれないとも限りません。なにせ、私ですから。

まぁ「何となく分かる」って事はあります。それも「今日はあの人から電話があるな」とか「珍しい人からメールが来る」とか、そんな程度で丁度良いんですよ。左腕が痛む時はボスに怒られる、とかね。

よく「私ってぇ、霊感あるみたいでぇ~」みたいな事を言う人がいるんだけれども・・・例えば私の妹の話。

妹の友人に霊感のある人がいるらしいのです。別にそれに対して「ウソつけこの野郎」なんて疑ったりはしませんよ。たぶん本当だと思うし。ただ、妹が車で事故を起こした時に電話をかけてきて「何かあったんじゃない?やっぱり?なんかそういう予感がしたのよ!やっぱりねぇ~」なんて、オメェそれは霊感というより単なる「当て物屋」じゃねぇかとイラッとするのですよ。

そんなに嬉しそうに言うのであれば、ボスみたいに先に言え、と。「何だかよく分からないけど、車の運転には気を付けなさいよ。事故るから」くらいの事を言っておいての「やっぱり」だろうよと。

ボスに「女難の相があるから気をつけろ」とズバリ忠告した万琉倫子先生や、すぐに何者かに体をのっとられるキザクラ氏やボスみたいな人が周りをがっちり固めている環境にあるため、ちょっと私の感覚が麻痺しているのかも知れませんが、多かれ少なかれ誰しもが何かを超える能力という物を持っていると信じてやまないのですが・・・。

ボスが何気なく言った事が次の日に本当になって、もういい加減慣れろよナと思いながら、毎回慌てふためくブー太郎をニヤニヤ笑いながら見ている日々です。



ふしぎなポケット

2007年01月05日 | カノリンヌの「ボスヒコ観察日記」

ボスがNintendo GAMECUBEの「大玉」というソフトを購入しました。ミワンコフとボスが交代で参戦するも、なかなか難しいようです。どんな内容かと言うと、戦国時代の戦場で敵陣に乗り込むのとピンボールが合体したようなゲームです。

このゲームにはマイクが付いていて「進め」とか「押せ」と言うと、味方の兵が動くという画期的な仕組みになっております。マイクに向って「おせぇぇ~、おっせぇぇ~」と、感情もあらわに叫ぶミワンコフ。しかしながら、さすがのNintendoも感情まではキャッチしてくれません。イラっと来て無言になるミワンコフ。早く指示を出さなきゃ!と思いきや、ボールを自分で自分の陣地に叩き込み、自殺点で終了。

横で笑っていたボスも敵陣に乗り込もうと頑張るものの、画面全体を常にまんべんなく見ておかないとすぐに終了してしまうので、なかなかクリア出来ないのです。わーわー言いながらやっておりましたが、そんなボスの足下をふと見ると何か小さな物が転がっている。私は吹き出しました。



ボスがゴロゴロした場所には、なぜか必ず1個だけ飴が落ちているのです。ボスいわく、自分の痕跡を残すためだそうですが意味は全くありません。しかも今回はゴロゴロしてないのに落ちてるて、どういうこっちゃ。しかし、必ず落とすという事は、ボスがいつも着ているキスケウエアのポケットには常に飴が入っているという事なんだけれど、本人は補充しているという意識もない様子なのです。これはきっと、たたくと飴が増えるポッケに違いない。

床に転がる飴を見つけるたびに、私の頭の中で「ふしぎなポケット」の替え歌が回ります。♪ボスヒコのポケットに飴ちゃんがひとつ ポケットをたたくと飴ちゃんがふたつ♪・・・そんな不思議なポケットはいりませんが、乾燥する時期にはとても便利だと思います。


Kiko 


つかめない男

2006年11月08日 | カノリンヌの「ボスヒコ観察日記」

おもいっきりテレビで「頭に良い」と聞いた日からインスタントコーヒーを10年ぶりに買って飲んでるので、これを何と言って人様にすすめていいものか戸惑っている私ですが、何か?(前述の11月7日ボスの日記:参照)

うっせー。
ボスという男はほんとに細かいんだよ。その細かさは、嫁と仲の悪い小姑くらいだね。たぶん、一般的には「あっ」と気付いた事があってもあまりクチに出して言わないと思うのですが、ボスは全部言う。一応言っとくけど・・・てな感じで言うわけですよ。一応って言われても、言われたこっちにしてみりゃ凄く気になるワケで。

「コーヒー、飲む?インスタントだけど・・・」にしても、こっちの遠慮がちな、ちょっと引け目を感じている、みたいな心のキビ的なものを察しろよって感じです。まぁ、それとは別にミワンコフも無意識で独り言をべらべら喋るってのが日常茶飯事なので、もうkiske3の約67%が言いたい放題なワケですよ。

そんなボスですが、この間すこしばかり驚いた事がありました。
東京に行く新幹線に乗るため、荷物が多かったので最寄りの駅までタクシーに乗ったのです。みんな徹夜、馬車馬のように働き詰めてやっと何とか荷物をまとめてタクシーをつかまえたところ。当然、車内ではちょっとばかりゆっくりしようと思っていたら、そのタクシーの運転手が何かと喋りかけてくるのです。

運 「今から、どこへ?」
ボス「東京です」
運 「へ~、東京・・・東京には何をしに?」
ボス「仕事です」
運 「へ~、仕事・・・何の仕事?」
ボス「デザインです」
運 「へ~、デザイン・・・何の?」
ボス「キャラクターとか、色々」
運 「へ~、キャラクター・・・どんな?」
ボス「かわいいのから怖いやつまで」
運 「へ~、かわいいのから怖いやつ・・・他には?」

運転手の、全く興味がないけどとりあえず聞いてみるのがサービスと勘違いしてる問いかけに、ひたすら答えるボス。それにしてもしつこい。おめーは刑事か!と、後ろから運転手の首をしめてやりたいのをこらえる私の横で、風のない日の水面みたいにひらりとも動じないボスの低い声が私には恐ろしい。一体、どんなオチを考えているのか。

大概ボスは、私なら3秒で「鬱陶しい!」とキレるところを、最後の最後まで耐えるのです。んで、調子に乗り過ぎた相手に対して最後にカメハメハみたいなド級爆撃波を落として去るのが楽しいらしい。そんな恐ろしい男ですよ。「ちょっとやり過ぎたな、言い過ぎちゃったな」と思ったら、瞬時に引いて素直に謝罪するべしです。まぁ、これは人として当然の事なのですが、意地だとか見栄だとかでなかなか出来ない人も多いようで、馬鹿馬鹿しいお話です。

それからも延々とタクシー運転手の気のない質問とオウム返しの返答に対して、必要以上に静かに喋るボス。そうこうしているうちに駅に到着、ムダに精神疲労を負った私はボスに訪ねました。「何でずっと答えてたわけ?私はいつボスがキレるかと気が気で無かったわ」「え?別に・・・おもろいやん、あれだけ意味のない会話」

そういう男でした。いわゆるポジティブシンキングっていうのかな。違うな。いまだにつかめませんわ。

Dream Theater / Just A Part Of It