goo blog サービス終了のお知らせ 

kiske3の絵日記

一コマ漫画、トホホな人の習性、

映画批評、恐怖夜話、あらゆる

告知をユルく描いて書いてます。

2010年03月24日 | ボスヒコの「即興作成小話」
混ざる事は無い、狂おしさと虚しさ。





交互にやって来ては、混乱させる。

















創作です。詩かもしれません。恋心(想像)を詠いました。    ボスヒコ
 ここを押してちょーーーーーだい
 



流れていく星を

2009年02月05日 | ボスヒコの「即興作成小話」

「流れ星」
http://blog.goo.ne.jp/kiske3/e/0b3a8ce991f7139aaa737927e9a2f459

これから書く話はボスヒコの全くの創作です。前回の実話「流れ星」の面白さに
頭に浮かんだ創作話ですから、「流れ星」の番外編として適当に流して下さい。



先生「よ~し、そうそう、その調子で滑って行けぇ~~~!!」

佐藤「ひゃっほ~~~!」

鈴木「いえぇええぇえぇぇえぇぇぇい!!!」

高橋「たのしー!」

渡辺「わははは!わははは!」

伊藤「せんせいっ!!あいつヤバそうですっ!!」

山本「きもちイイ~~~~~~!!!」

佐藤「え!?何か言った!?」

鈴木「いえぇええぇえぇぇえぇぇぇい!!!」

田中「もぉ~~!!びっくりさせないで!!」

渡辺「わはは……え!?何!?」

鈴木「いえぇええぇえぇぇえぇぇぇい!!!」

先生「おい!オマエら!!うるさいぞ!!!」

佐藤「鈴木です!!鈴木うるせぇー!!」

伊藤「あいつヤバい!!ヤバい!!ヤバい!!」

高橋「ヤバい!!ヤバいね!!たのしーね!!」

田中「僕もヤバい!!足がヤバそう!!」

伊藤「そーじゃないって!!あいつ!!あいつを見ろ!!」

渡辺「え!?誰!?誰を見んの!!?!?」

佐藤「あーーー!!!小林だ!!小林やっばい!!」

渡辺「小林!?!?あーーー!!!フラフラしてる!!!」

山本「あーーー!!!こばーーー!!だいじょうぶかあああ!!」

先生「おい!オマエら!!いい加減にしろ!!真面目にやれ!!」

伊藤「こば!!おぉぉぉおおおおい!こばーーー!!!」

小林「何!?オレ!?な~~んや~~~~!?」

佐藤「フラフラしてるけど、だいじょうぶか!?!?」

小林「え!?ああ、大丈夫!大丈夫!ちんこの位置、直しててん!!」




全員「わははははははははははははははははははははははははははは!!」




田中「笑かさないで!!んもーーーーーーだめーーーーーー!!!」



全員「!? た、たなかぁ===========!!!!!!!!」



鈴木「おれ!!コントロールが!!コン!!わぁ~~~~~~!!!」

先生「こらああああ!!キープだ!!キープ!!キープしろ!!!」

佐藤「わあああ!!!鈴木じゃま!!邪魔!!!」

高橋「ちょちょちょちょっと!!!つられる!!!」

渡辺「こばぁ!!!笑かすなよーーー!!!!」

小林「えーーー!?!?オレのせい!?!?」

伊藤「わあああ!!!せまい!!早く早く!!行って!!」

山本「おいおいおい!!!やばっ!!!」




全員「わあ========================!!!!」















高校生にはありえる会話。                    ボスヒコ


 押して
 

殺生でんな

2008年05月04日 | ボスヒコの「即興作成小話」

東京の花族(アジアンチックなユニットでも言うのだろうか)がカノリンヌの
部屋でダラダラ呑み始めた。そのなかで、一番呑んで騒いでいたある男が急に
悲しそうな遠い目で語り出した。それは彼が小学生の低学年の頃の話である。



ボスさん、聞いて下さい。あの、虫を取るネバネバのやつ、あるじゃないスか。
あの、ゴキブリホイホイみたいなやつ、え? これ? で、そんなハエ取り紙
みたいなネバネバしているやつが、うちの実家にあったんですよ。うちの実家、
田舎なんスよ。で、それって、虫を取る用じゃないスか。それなのに、ある日
それ見たらね、ちっちゃいネズミがくっついちゃってたんですよ。ボク、それ
見て可哀想になって、なんとか助けなくちゃと思って、……やっぱ、小さな
命じゃないスか。ね、ね、そう思うでしょ?殺生はいけない事だから、ボクね、
なんとか助けようとして、そのネズミをそのネバネバから外して、助けようと
したんです。でね、やってみたんですよ。じゃあね、アレね、結構ネバネバが
キツいんスよ。アレ、凄いっスね!本当に取れないんですよ!でも、なんとか
助けなきゃって思って、ボク、幼かったから、無理矢理剥がしちゃったんです。
そん時にね、…ポキポキって音がしたんですよ。たぶんねえ、骨折れちゃった
んだと思うんですよ。たぶんじゃないですよね。折れちゃったんですよ。で、
やっと助けたあ~っと思って見たら、身体にあのネバネバがいっぱいついてん
ですよ。可哀想だし、助けなきゃと思って、今度はそのネバネバを取ろうと
したらね、ネズミの手や足とかが、ネズミの背中とかにぺタッってくっ付い
ちゃったんですよ!!ボク、ワケわかんなくなって、林にネズミ投げちゃった。



この話を真剣な顔で話している男(泥酔)を見ながら、私はネズミ君の状況を
想像していた。全てを諦めて、死を待つネズミ君。そこに敵か味方か解らない
影が来る。自分より大きい影は大抵、敵。これで、死ねる。もうもがくのは…



お、この人間の子、ピュアな目してるやん。きょうび、ワシら見たら、石
投げて来たり、花火で攻撃してきたりする子ばっかりやもんな。え?何?
剥がしてくれんのかいな? なんちゅう子や!!エンジェルかいな!この子!
あ~~~、神様仏様~~~。もう死ぬんや思てたけど、世の中、捨てたも
痛てえええぇぇぇぇぇっぇええええぇっぇぇええぇっぇえええぇ!!!!!
て!てえええ!!!!!!てえ!!!!!おおおおい!!おおおおおおいい!
メキメキ言うてるやろう!!!!!!お前!!ワシが「チュ~~!!」って
言うてんの聞こえてるやろうが!!!!!そっとして!!そお~~~~~と
して!!!あああああ!!うそ!!やっぱりそっとしておいて!!このまま
放っておいて!!静かに死なせて!!うあ!!!折れる!おれる!おれ!!

!!!!!!!!!!!!!!!!

………………はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、せやから、
お、折れるぅ~~~~言うたやんかぁ~~~~~。も~~~~、折れたやん
かぁ~~~~。こんなん、助けられた内に入れへんやぁ~~~~ん。これで
その辺に放り出されても朽ちていくか、猫やカラスにぐっちゃぐちゃにされる
だけやぁ~~~~ん。あ~~~あ、坊ちゃんに治してもらおかなぁ~~、こ
痛てえええぇぇぇぇぇっぇええええぇっぇぇええぇっぇえええぇ!!!!!
て!てえええ!!!!!!てえ!!!!!おおおおい!!おおおおおおいい!
折れた腕を回さんといて!!折れた腕を回さんといて!!ほら!ほら!これ!
ぶらんぶらんやん!見てわかるやん!何の機能も果たしてへんやん!!だから!
うわあああああああ!!手ぇないやん!!わ!!足もないやん、取れたん!?
取れたんか!?あ!!ちゃうわ!!後ろや!!!後ろに張り付いとる!!!!
ワシら、目ぇ横についとるさかいによう見えるわ!!!そ、そんな事言う
とる場合やないな!!!これで放り出されたら、ただのテニスボールやん!!
ここがコートやったら、最低でも1セットぐらいプレイされるやん!!そんで
「ラブ・フィフティーン」とか言われたりするやんか!!あのラブって意味
全然わからへんわあ!!せめて、そのラブの意味だけでも知ってから死にたか


あ、ワシ、空、飛んでる?












殺生でんな。                       ボスヒコ
 押して
 

グーのみのジャンケン

2008年01月21日 | ボスヒコの「即興作成小話」

ここ最近、キャラ濃い来客ばかりで仕事が思ったように進まない。

結構疲れるけど元気をもらっていると思えばストレスにはならない。

しか~し、限られた仕事の時間の中で、ひと騒動起こすバカもんには、
ほとほと参った。私は一生、怒りと戦うのか?ここはキスケ前線基地。

敵の行動パターンが読めた今、攻める事が有効な選択だ。よし、思い
切ってウォーマシーン「ガッデム9号」を送り出そう。なんせ最新メカ
だからな、奴らの軍事データにもこれは載ってないだろう。おーい、
ワカリマシタ二等兵!ワカリマシタ二等兵!すぐに「解りました」って
言うけど、全然解ってないワカリマシタ二等兵はどこにいるのだ!?

ひゅ~~~~~~~~ん、ドカン!!!ずどどどどどどどどどど!!!

ボ「ワカリマシタ二等兵!! なぜだ!?ガッデム9号は次々に攻撃
  されているのになぜ反撃せんのだ!? ちゃんと弾を込めたのか?!」

ワ「はぇ!もちろんっす!ちゃんと10ミリの弾を余分に込めました!」

ボ「! …。 今、10ミリと言ったな。アレは9ミリの弾なんだが…」

ワ「あ、9ミリもあったんすけどぉ、10ミリの方が1ミリ多いじゃない
  っすかあ。だから、威力があると思いまして…。余分に込めました」

ボ「…。あのね。9ミリを込めろって言ったの。なぜ9ミリなのは9ミリ
  だから。それ以外の8ミリも10ミリもダメなわけ。じゃあ。100
  ミリがあったらどうする?込めるかのか、9ミリに?」

ワ「そんな弾あるんすかあ~!?すごいっすねえ~!」

ボ「100ミリがあったらどうだって聞いてんだっ!!」

ワ「そ、それわ~…。サイズが合わないんじゃないんすかぁ?」

ボ「そうだ、その通りだ。あ・わ・な・い・ん・だ。しかもそのサイズ
  じゃミサイルだからな。そういやなぜ、ガッデム9号はミサイルも
  撃たんのだ?」

ワ「え!?ミサイルあったんすか!?ミサイル入れる所なかったすけど」

ボ「9ミリ弾を格納する所のすぐ横にあるだろが。…。まさか…」

ワ「…。えぇっ!!あれって余分な弾を入れる所じゃなかったんかぁ!?」

ボ「さっきから余分余分って貴様っ!!!そもそも戦場で“余分”って
  言葉などないっ!常識を知れ、常識を!それよりも貴様はなぜ指示
  以外の事をするっ!良かれと思って勝手に行動するなっ!貴様の
  良かれの90%は私にとって良くないんだっ!ちっともなっ!せめて
  何かする前に報告だけはしろっ!貴様の勘違いで何回、いや何百回
  危険を犯したと思っている!指示された事だけなぜやれんのだ!」

ワ「わかりましたぁ…。じゃ、ミサイルを9ミリにしたらいいんすね?」

ボ「ぅわあかっっっっってぇ!んなああああいぃぃぃ!!!!」

と、言っている間にガッデム9号が破壊される。あとはキスケ最終兵器の
「ポポンS型」だけだ。多少プログラミングに時間はかかるがやるしかない。
これまた最終兵器なので奴らの軍事データにもこれは載ってないだろう。
おーい、バタバタ二等兵!バタバタ二等兵!なにかにつけバタバタしている
だけのバタバタ二等兵!バタバタして仕事している風のバタバタ二等兵!

ひゅ~~~~~~~~ん、ドカン!!!ずどどどどどどどどどど!!!

ボ「なぜ、ポポンS型が出撃してないのだ!敵がすぐそこまで来ているぞ!
  バタバタ二等兵! プログラミングはまだかっ!!」

バ「はいっ!もうちょっとです!」

ボ「あと何分で出来るんだっ!? すぐに出撃させろっ!」

バ「あ、…。はい、…。なんとか、…。します」

ボ「おい、不安要素バリバリなんだけど。実際は何分で出来るんだ?」

バ「あ、えっと、…。2時間ぐらいだと…思います。すいません…」

ボ「にっ!2時間っ!2分で敵は基地に乗り込んでくるぞっ!そう
  思って、2時間前に指示したろうがぁっ! 貴様は前線基地で何を
  してたのだっ!?」

バ「え~。はい、ちょっとぉ、バタバタしちゃってぇ~。すいません」

ボ「バタバタぁ~!?貴様は鳥かっ!!なあ~にをしていたのだ!?」

バ「あ、はい、あの~、非常に言いにくいんですがぁ、仮眠が仮眠じゃ
  なくなったりぃ、ブラッと買い物がブラッとじゃなくなったりぃ。
  すいません」

ボ「それを世間では、“有意義に過ごす”と言うんだ。覚えておけ…」

結局、ボスヒコの武器“素手で殴る”を出して、なんとか基地を守った
のであった。そんな敢闘賞のボスより先に家に帰って寝てる二等兵ども。


私の日記の更新が遅れた時は、滝に打たれていると思ってください。












ちなみにカノリンヌとミワンコフじゃないよ。         ボスヒコ


 押して
 

生か死か

2007年09月13日 | ボスヒコの「即興作成小話」

川原をジョギング途中に「亀の甲羅干し」を初めて見ました。その光景よりも
この歳になって初めて見たと言う事に自分自身が驚きました。…そうか、見て
なかったのね。川に倒れた木の上で、平和にの~んびりひなたぼっこしている
亀が多数います。各自ちょうど居心地良い場所を探すように動き出しました。



松「すいません、ここ空いてますか?」

竹「あ、どうぞどうぞ。ココは初めてですか?」

松「はい、そうです。…ココは大丈夫ですかね?」

竹「たぶん大丈夫じゃないですか?紫外線も良い感じに来てるし」

梅「すんまへん!もちょっと!そっち寄ってくれまっか?すんまへん!」

松「は? もうこれ以上無理ですよ。あ!いてていてて、押さないで!」

竹「いてていてて、なんだよっ!ちょ、ちょっと!」

梅「なんや?アンタらの方がよそもんでっしゃろ?ま、エエからエエから」

竹「いや、それとこれとは…(あ、関西の奴に言っても無理か)」

梅「いやいや、エエもんですなあ~。ポカポカ陽気でね~。心が洗われる
  わね~。んあ~~~~!エエきもっちゃ!りふれっしゅでんな~。
  こう御陽気やとワシの甲羅もふにゃふにゃですわ~、ガハハハハハ!!」

松「!?ヤバくないですか、ソレ?」

竹「確かに!おじさん、ビタミンD不足でカルシウム取れてないぞ!」

梅「なんや!?いちゃもんか!ビタブソとかカルブソとか!わけわからん
  事抜かし取ったら、甲羅ひっぺがして変な生きもんにすんぞ!変な!」

竹「マジ!?おじさん知らないの!?(何でも略すな、関西!)」

松「ビタミンDはカルシウムを体内で吸収するのに必要なんですよ!」

竹「体の中で働くビタミンDは、私らの体内にあるプロビタミンDってのが
  太陽の紫外線を浴びることでできるんだ。だから、おじさんの甲羅が
  柔らかいのはあきらかにビタミンD不足で、骨に取り込まれるはずの
  カルシウムが少なくなくなってんだよ!ヤバいよおじさん!」

梅「さっきから何ごちゃごちゃ言うとんねん!完結に言わんかい!完結に!」

松「このままだったら、おじさん死ぬんですよっ!!!」

梅「え!? そ、そうなん!?」

竹「だから!充分に甲羅干ししないとダメなんだよ!」

梅「え? 甲羅干しってそういう事なん? 森林浴みたいなもんちゃうの?」


松と竹が驚いた瞬間、乗っていた倒木を近所のガキに揺らされて全亀達は川に
落とされた。梅は「エエ話、聞いたな!!ワシも博学やな!!」と言って、
自分が所属する“ひなたぼっこクラブ”に自慢しに泳いで行った。関西まで
流れ着いた松と竹は、さっきのガキに捕まっってしまった。今では、甲羅の
上にポケモンを乗せられたり、何回も何回も裏返されたりして過ごしている。




と、想像してしまうぐらいに「甲羅干し」ってのは、亀にとって死活問題って
事だったんです。後で調べてビックリです。亀は必死で紫外線浴びてたんだね。



心の窓

2007年04月23日 | ボスヒコの「即興作成小話」

遠くの方に見える白い靄は水飛沫、黒い霧は煙。津波がビルなど障害物に当たって
出来た水飛沫が、地震によって起こった火災を飲み込んで行く。悪魔の姿にも見える
黒煙が空を覆う。耳をつんざく地鳴りが続いている。あと数分もすれば、自分が住んで
いるこのマンションもあの水飛沫に飲み込まれるだろう。倒れているが、まだ機能
しているテレビからは「皆さん!落ち着いて!」と金切り声で叫んでいるキャスター
の声が聞こえる。マグニチュード8レベルの地震が世界各地で発生し、想定以上の
巨大な津波が来襲している。神が怒ったとか、地球の怒ったとか使い古された言葉を
言った所で、ほとんどの人は助からない。専門家は出来るだけ高い場所に非難しろ
って言うけれど、この都会じゃ、ビルのみ。運良く登れたとしても、あの巨大な津波
はちっぽけな人間が作った建物など真っ二つにへし折る事だろう。私が住んでいる
この8階のマンションも既に避難民でごった返している。屋上に続く階段では上へ
上へ行こうとする人達同士が乱闘を始めていた。それにしても、自分の部屋にこんな
に人が入るとは思わなかったな。こんな状況でさえ、見知らぬ人で一杯になった自分
の部屋は、やはりいい気がしない。大音量のテレビ中継、泣き叫ぶ子供の声、罵り
合う隣人同士。人間自体が不快で私はベランダに逃げたというわけだ。ふと下の公園
を見る。どうやら、マンション前の公園は避難場所のようだった。死を受け入れる事が
出来ない大勢の人が集まり、いまさら何をしようってんだ? 今まで聞いた事がない
あの凄い音が聞こえないのか? サイレンの音や急ブレーキ、スリップする音を徐々に
埋めていく途切れない轟音。どうやら、とうとう富士山も噴火したらしい。世界各地で
神の怒りが渦巻いている。そういや聞いた事があったな。神は良い神だけじゃないって。
その禍津神の前では戦争やテロ、リストラや恋愛なんてもう意味がない。ひたすら許し
を請うだけ。地球に静寂が訪れる日はそんなに遠くはない。もう津波は目の前だ。屋上
から次々と落とされていく人間を見る。トラックがおもちゃのように宙を待っている。 

衝撃が来た。

津波による揺れなのか地震なのかもわからないぐらいにマンションが踊る。自分は冷静
だと思っていたが、気が狂ったように叫びながら、ベランダの手すりを必死に掴んでいる
のがわかった。手の平から血が滲んでいるのを見ながら、漆黒の闇に包まれて行った。




カノリンヌ「うちのマンション前に救急車が止まってるけど、何かあったの!?」

ミワンコフ「あ~、アレは、なんか8階の方らしいですよ」

カノリンヌ「え!?まさか、ボスじゃあ!?」

ミワンコフ「いえいえ、違いますよー。ボスの隣の部屋の人ですよ。」

カノリンヌ「ああ、あの年老いた夫婦?」

ミワンコフ「たぶん…、あ、ボスから電話が……、はい、もしもし!」

ボスヒコ 「…もしもし。…」

ミワンコフ「隣の様子、どうでした?」

ボスヒコ 「うーん。おっさんが死んでたらしいんだけど、変死らしい。」

ミワンコフ「変死!?」

ボスヒコ 「そう、死ぬ直前に自分で救急車に電話したらしい。でも、死んだ
      原因がな、……溺死なんだよ。」

ミワンコフ「溺死!? それって酔っぱらったままお風呂に入って居眠りして…」

ボスヒコ 「いや、違う。ベランダで死んでた。しかも雨も降ってないのに
      ベランダは水浸しだった。しかも、どこから湧いたのか解らないの
      だが、海水だったんだ。」

ミワンコフ「か、海水!?なんで海水なんか…気持ち悪い。でも、お隣は夫婦で
      しょ。奥さん、この異常に気づかなかったのかな?」

ボスヒコ 「え?隣のおっさんってそっちの隣じゃないぞ」

ミワンコフ「はあ!? ボスのもう一つの隣の方!? あの独りで住んでた陰気な
      おっさんは、先月引っ越して、隣は空き家だったじゃ…」

ボスヒコ 「その陰気なおっさんが死んでたんだよ! 過去に作った合鍵を使って、
      この一ヶ月間、飲まず食わずで隣に住んでたらしいんだ!!!」
     

はい、上の文章は全部、創作です。なんでこんな事を書いたかというと、先日、体験
した落雷は、この文章の内容ぐらいの衝撃だったって事が言いたいわけ。私は阪神
淡路の被災者であり、あの地震の時間に起きていたのだ。崩れゆく部屋の中を見て、
瓦が一斉に落ちていく音を聞く、リアルな体験をした。その私がひとつ言えるのは、
あの地震の時よりもこの間の落雷音はデカかったんだ!!。それもそのはず、自分の
マンションの避雷針に落ちたのだ。んで、どこに避雷針があると言うと、私の部屋の
真上である。爆音が鳴っているの間、自分の部屋があきらかに震えていた。5階に
住んでいるカノリンヌでさえ、驚愕する落雷の爆音。しかし、ミワンコフわぁ~違う。
彼女は居眠りの職人、プロのスリーパーだ。7階のベッドで楽勝で寝ていたらしい。
目覚まし5個でも起きないミワンコフ。では、彼女の深い眠りを覚ますモノとは何か? 
それは「おいしいそうな匂い」だけだ。マジで。天変地異 vs おいしい匂い。おわり。




ケルベロス

2006年11月12日 | ボスヒコの「即興作成小話」

さっぶぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。
はい!今から冬と認定致しますっ!はい、冬スタートっ!手袋やマフラー、コートを
早急にしてくださいよっ!って言いながらも、まだ暖房は早いと思っている地球に
優しいボスヒコでございます。風邪からは脱出出来たものの、仕事の缶詰状態からは
抜け出る事は出来てません。だから、ストレス発散する為に適当なバカな話を書く事
にします。創作小説とかのレベルでは無いです。発作的ウソ文章なので勝手に読んで。



「ちょっと!トリコロール!トリコロール!」首輪が外れたパラダイス犬が一目散に
走って行く。「もう!ほんとにバカ犬なんだからっ!週休2日制にしたら、あーだ
もの。アタマきちゃうわ!」慣れない犬の散歩に戸惑うのは馬嵐山みのる。彼はこの
村では一番のお金持ち。履き慣れないハイヒールが彼を嘲笑う。みのるが四苦八苦して
追いかけている事も知らず、パラダイス犬のトリコロールは一目散の周囲を走り回って
喜んでいる。「ゾガムっ!ゾガムっ!ゾガムっ!」一目散はまだこのパラダイス犬の
声に慣れていなかった。「お~、よしよし。どうした?今日は1人かい?」思わず、
トリコロールの頭を撫でるところだった。トリコロールの頭は3つあった。青色の目を
持つ右側。白色の目を持つ真ん中。赤色の目を持つ左側。この犬を撫でるときは3つ
の頭を同時に撫でなければならない。これまでに侍、警察官、プロレスラー、歌手、
学生、その道の人、警察官、消防士、医者、マイルを貯めている人、タワレコ店員、
警察官、しのざき未知、わからずやさんなど、数え切れない人達が2つの頭しか撫でれ
なかった為にトリコロールの逆鱗に触れ、腹に収まった。一目散が手を引っ込めた時に
ようやくみのるがやって来た。「はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、
はあ、はあ、はあ、あの、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、あの、
はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、うちの、はあ、はあ、はあぁ、はあぁ、はあぁ、
うちの、はあ~、はあ~、はあ~~、トリちゃん、はあ~~~!!しんどいわっ!!」
叫んだと同時にみのるの付け髭が取れて、春風に吹かれ宙を舞った。それが黒い蝶に
見えたのか、トリコロールが吠える。一目散の服にトリコロールのよだれが飛び散った。
ジュッ!と音を立てて溶けていく一目散の服。みのるはその状況に血の気が引いた。
トリコロールのよだれはエロ本以外を溶かす猛毒硫酸系ソーダなのだ。みのるは一目散
に駆け寄り、服を脱がそうとした。「いちもくさんさん!早く脱いで!はぁるぃあっ!」
みるみるうちに溶けていく服に驚き、一目散は受験戦争真っ最中の次男坊の事を思い
出していた。(次男坊…、がんばって勉強しているかな…。風邪などひいていないかな…。
名字は次男、名前は坊。俺と同じで分かりにくい名前で皆に誤解された。お互いよく
イジメられて、川に身投げしたっけ…。)強力なみのるの張り手に一目散は冷静を取り
戻した。「早く!早く脱いで!!」「うっ、うっわぁあぁぁああぁああああ!!!!」
よだれの溶解度が思ったよりも早く、一目散のカルバン・クラインのロゴが見えてきた。
この危機的状況レベル5にみのるは内心嬉しかった。なぜなら、一目散は尼崎村では
有名なアイドルでみのるの初恋の人だったのだ。(こんな最悪な状況でも彼に近寄れて、
私はシ?ア?ワ?セ? あっ!嬉しくって間違っちゃったわっ!シ・ア・ワ・セ!)



                   おわり



適当

2006年05月29日 | ボスヒコの「即興作成小話」

月曜日が良い天気ってのは気持ちが良いですね。やる気が起こります。しかし、

やる気があっても書く事がないんです。ほとんどの時間をMacに向かっている毎日。

そう簡単に日記ネタが起こるワケないのですよ。そんな時はね、誰かに話しかけるように

ダラダラと書くのが一番良いのです。

 
日記は埋まって行くわ、何か思いつくわで一石二鳥なんですね。ただね、日記ネタを

思いつく事ができればいいんですけど、思いつかない場合はこんなローテンションで

7行目に突入いたします。最悪なのはイラスト。書く事がないのに描く物があるわけがない。

 

多少なりプレッシャーを感じているわけですよ。自分の日記でプレッシャーってのはどうか

と思いますが、この日記を読んでいる方が多くなったんですよ。ありがとうございます。

 

おもしろい日記を書かなきゃというプレッシャーで毎日便秘で苦しいので、便秘ぎみになり、

肌荒れを起こして皮膚がカユくなったので、おんなじ所ばかり掻いて出血してしまい、また

それを「ん!んまいよコレ!んまいよコレ!」って言ってカノリンヌに押し付けたところ、

押し付けられた彼女も「ヤバくね?マジ、ヤバくね?」と知ったかぶりで私の血を冷凍保存

する際に、その血が入ったタッパに「冷凍ブラッド」と油性マジックで殴り書きしたところを

見ていたミワンコフが「ワタシにも出来る!でも出来る事と出来ない事がある!だから出来る

事からして行こう!でも出来ない事もある!」と男らしく啖呵を切って、すぐ隣にいるマキに

イタズラ電話を30分ごとにかけたのち、マキは何回も電話をとっては「もう!誰ですか!

ヤメてください!デカに言いますよ!」と言って泣き出す始末で、「デカ」って言い方に疑問が

湧いたカノリンヌはそのまま旅に出て、お土産を期待するミワンコフは感極まって屋上から飛び

降りた結果、普通に無事着地して、立ったまま寝だしたのだが、それを見ていたマキが興奮して

「2人乗りは禁止だけど、0人乗りはどうよ!」と、無人のチャリの回りを軽いノリで硬いダンス

を踊りだした頃に、カノリンヌが別府に到着して絵はがきを速達で送って来たらしい。終わり。

勿論、コレは適当な内容です。すんません。