kiske3の絵日記

一コマ漫画、トホホな人の習性、

映画批評、恐怖夜話、あらゆる

告知をユルく描いて書いてます。

おかあさん 後編

2008年04月30日 | ボスヒコの「恐怖夜話スペシャル」

え!?と思い、庭先に目を戻すとそこにはもう、おばあちゃんはいなかった。


「そこにはもう、」では無く、元々その場所には誰もいなかったのだ。


彼女は彼に訊く事があった。「おばあちゃん死んでたの?そんな事聞いて
ないよ!」彼はシッと指を口に当てて嫌そうに答える。「身内の不幸、それも
農薬で自殺なんて、誰にも言えるもんじゃないんだよ…」彼女は信用されて
いなかった事よりも、彼に何かの後ろめたさを感じた。とにかく、今夜の
宿主の井上さんの機嫌を損ねてはいけないと思い、彼女は反論を喉元で飲み
込んだ。ドアを開けると、薄暗い玄関に、彼のおかあさんが陰気な顔で立って
いた。さきほどの話の直後なので、彼と彼女は少し驚いた。おかあさんは、
無表情で黙ってこちらを交互に見ている。井上さんは「ただいま…実は」と、
説明しかけたが、おかあさんは踵をくるっと返して台所の方へ行った。彼は
今のうちに上へ上がろうと、彼女を引っ張って玄関に上げた。2階へ行く
廊下を通る時、彼女は庭からの視線を感じながらも庭先を見ないように階段を
登って行った。彼の部屋に着いても、疲れのあまり喋る事も出来なかった。
アナログの壁掛け時計の秒針の音だけが響く静まり返っている部屋。やっと
気持ちが落ち着いてきたと思ったその時に、廊下を上がってくる音が聞こえた。


…、…、…シ、ギシ、ギシ、ギシ、ギシ、ギシ、


……まさか……………いや、そんな事はありえない。おかあさんだろう。


彼女はまたどやされると思い、姿勢を正した。部屋のドアが微かにノック
され、湯気と共におかあさんが入って来た。それは、インスタントラーメンと
お茶の湯気だった。玄関先で見た陰気な顔はそのままだったが、彼の分と
彼女の分が乗っているお盆ごと、各自に手渡すと何も言わずに下りて行った。

おかあさんが溺愛している一人息子の彼女に嫉妬するのも無理は無いし、
素直になれない性格なんだと思った彼女は、少し楽になった。彼女は、
お腹を空いていたので、一気にラーメンを食べてしまった。しかし、緊張
から急な弛緩に胃も神経も驚いたのか、その夜は腹痛が酷くて朝まで
トイレを行き来するはめになった。トイレは1階にあるので、おかあさん
にも、あの“おばあちゃん”にも用心して行くのもかなり困難を極めた。



それからと言うものの、彼女は母親と大げんかすれば彼の部屋の転がり
込んだ。おばあちゃんもまだ庭先にいたのだが、それはそれで無視は出来る。
おかあさんも相変わらず、口を聞いてくれないが飲物や食物を持ってきて
くれる。彼の性格もだんだんと解って来た。最初の内は彼の事を優しい人
だと思っていたのだが、ただの優柔不断な人だと解った。あと、少しだけ
頭の回転が遅いのか、ぼぉ~っとしている時が多い。それでも彼が好きで
付き合っていたのだが、13回め(要するに13回、母親と大げんかしている)
に彼の部屋に行った夕方遅く、恐ろしい事に気づいた。その夜は母親と喧嘩
をした後、しばらくマクドナルドでヤケ食いしていた為、おかあさんが
運んで来るラーメンを食べれなかった。偶然にも彼はお腹が減っていたので、
私の分まで平らげた。そこで起こった事。彼はみるみる内に真っ青になり、
嘔吐したのだった。食べ過ぎではない。彼女の食べ物だけに“なにか”が
盛られているとしか思えなかった。それにその日に限って、彼女の体調は
どうもない。今まで彼の家に来る度に下痢や嘔吐、気分が悪くなる原因は
母親との喧嘩のストレスだと思っていた。恐ろしくなった彼女は、井上さん
に「大丈夫?なんだか気分悪そうだし、安静にした方が良いね。やっぱり
ワタシ帰るね。」と、疑われない程の言い訳をしてから、制止する彼の言葉
を聞かずに部屋を出た。階段を静かに下りる時に、彼の言葉を思い出した。




「うちのお祖母ちゃんはな、5年前に農薬飲んで自殺したんだ。」




彼女は動転してしまい、いつも見ないようにしている庭をつい見てしまった。

おばあさんが何かを訴えるような悲しそうな顔で静かに立っていた。今まで
気づかなかったおばあさんの足下には農薬の袋があった。(殺されたの!?)
思った事がおばあさんに伝わったのか、失望した目でコクリと頭を下げた。
彼女はおかあさんがいるであろうリビングを全神経を集中して通り抜けた。
そして、玄関を静かに閉めて、終電に間に合うために全速力で田舎の道を
走った。走りながらも、おかあさんにが追いかけてこないかと不安になって、
振り返った。おかあさんはいなかったが、2階の井上さんの部屋の窓に、
きつく逆光になって出来た漆黒の男性の影が彼女の方を見ているのが見えた。






彼女はカクテルの水滴を見ながら、これらの話を私にしてくれた。本当に
農薬を盛られていたか、おばあさんが自殺(他殺)したのかどうかは誰にも
解らない。彼女は井上さんとはそれきり会っていないそうだ。彼女は最後に
私に言った。「あの影は井上さんの体格ではなかった」…そういえば、井上
さんのおとうさんは交通事故で亡くなっている。…本当に交通事故なのか?












おわり。                     ボスヒコ

 押して~~~~~~~~~
 

おかあさん 前編

2008年04月29日 | ボスヒコの「恐怖夜話スペシャル」

この話はあるバーで独りで呑んでいた時に隣に座った女性から聞いた話です。



彼女が17歳の頃、井上さん(仮名)という人と付き合っていた。彼は近くの
洋食屋のコック見習いの26歳。某バンドのライブで彼と知り合って依頼、その
バンドのライブに一緒に行く様になり、自然に付き合うようになったらしい。


当時、彼女は両親との関係が上手く行かず、友人の家を止まり歩く高校生離れ
した自堕落な生活をしていた。将来に絶望していた彼女は、いつ死んでも構わ
ないと思っていた。ある日、久しぶりに家に戻った(着替え交換と親の金を
盗みにしかたがなく)時に、怒り狂っている母親に「お前なんか死ねばいい!」
と言われ、大げんかした後、家を出る事を決意した。その日の夜には荷物を
まとめて出て行った。行く宛もない彼女が思いつくのは彼氏の井上さんだけ。
ケータイで井上さんに成り行きを説明し、助けを求めた。彼はすぐに迎えに
来てくれた。身も心も優しさに飢えた高校生は、助手席に乗り込んだ時に
彼の実家について忘れていた事を思い出した。彼は年老いた母親と住んでいた。




付き合い始めた頃、春先の天気の良い午後に、井上さんの所に遊びに行った事
があった。玄関で彼の母親に初めて会った時、いきなり罵られた。井上さんは
両親が40代中ばで授かった一人っ子で、母親は彼を溺愛していた。「こんな
不良娘を家に連れ込むなんて!あんたは騙されてるのよ!!」彼曰く、女性を
初めて家に呼んだらしい。その一人目が見た目通り素行の悪かった高校生。
彼女を見た母親は、あまりにショックを受けたのか、半狂乱に近い状態だった。

彼の父親は彼が生まれてすぐに交通事故で亡くなっていた。生活費の都合上、
父親が亡くなっても父親の実家に住んでいた。そこには父親の母、井上さんに
とっておばあちゃんに当る人と同居していたのだが、母親と祖母が毎日、自分
の取り合いをするのが子供心に辛かったらしい。父親を挟んで均等が取れて
いた嫁姑の関係は、日が経つにつれ、悪化して行く一方だった。

「お母さん!ちょっと落ち着いて!」と井上さんは事情を説明(彼女は不幸で
可哀想だとか言っていた)したが、母親は静かになったが怒りがおさまる様子
は無いように思われた。半ば諦めた井上さんは彼女を2階の彼の部屋に連れて
行こうとした。縁側を渡っている時に、庭先に八十歳ぐらいの背の低いおばあ
さんが立っているが見えた。井上さんの母親よりも優しそうな顔をしていた
おばあさんに彼女は幾分心を許したのか、頭を軽く下げて挨拶をしてしまった。
目が合ったおばあさんも頭を下げてくれた。おばあさんは彼女の容姿を見て
どう思ったのか知らないが、悲しげな表情で見られた。普段からそういう目で
見られるのは慣れっこな彼女は、「ち、やっぱりか」と挨拶した事を後悔した。




彼の家に向かう車中で、彼に「お母さん、いるんじゃないの?」と訊いた。
井上さんは苦笑しながら「まあ、たぶん大丈夫だと思う……。なんか言われ
ても気にしないでくれ。それに、うちに来るのは久しぶりだろ?」と言った
後、彼はタバコに火をつけた。彼は普段、臭いがつくからと言う理由で車の
中でタバコを吸う事は無い。(…井上さんも若干緊張しているんだ…)

彼の家に到着した。門から広い庭を歩いていた時に、あのおばあさんがまた
庭先に立っていた。盆栽を見ているようにも思えないし、田舎なので街灯も
ついていない。ほぼ家から漏れる明かりだけなのに何をしているのだろうか。

今度はおばあさんの方から軽く会釈してきた。今夜、否、これからお世話に
なるかもしれないので彼女の方も「こんばんわ」とお辞儀をした。その様子に
不思議がる井上さん。「今、誰に挨拶したの?」「え? おばあちゃんじゃ
ないの。」「誰の?」「井上さんのおばあちゃんに決まってるでしょう。」


彼は神妙な顔つきで彼女に叱るように言った。


「うちのお祖母ちゃんはな、5年前に農薬飲んで自殺したんだ。」












明日、衝撃の結末。                     ボスヒコ

 押して~~~~~~~~~
 

メタルナイト & 花族

2008年04月28日 | ボスヒコの「ライブペインティング裏日記」

オフスプリング、新作は日本先行6月リリース
http://www.barks.jp/news/?id=1000028300

スノボ大好きなんで、もちろんこの系統も大好きです。聞けば
滑りたいし、滑れば聞きたい。でも、オフスプリングは夏でも
合うんですな。私はもう夏気分なんで、半パンをはいてます。

夜中にバーボン片手に仕事しています。その時にかけるBGMは
ついこの間までは、ピアノ中心のジャズだったのですが、最近は
AORやおとなしめの産業ロック中心に変わりました。Steely Dan、
TOTO、Stingなどの大人の音楽が、夜の静けさと1人満喫具合に
ピッタリ合う上、バーボンの香りも際立てます。大人でヨカッタ。

とまあ、雑に広く音楽を楽しんでますが、血中はメタルの私。

27日のClub NOONでのメタルナイトの盛り上がりも最高でした。
泥酔者の嵐!半分の客が半裸(女性含む!)!過激でありながら、
決して危険ではないハコ!レギュラーライブペインティングの
筆のノリも絶好調でした。今回は「Destruction」。向かって
左側が「Release From Agony」のジャケの化け物、右側が
「Cracked Brain」のジャケの化け物です。この2つのアルバムは
ボーカリストが違うので対決させました。あえて、Mad Butcherを
外しました。ってか、ただのチビデブハゲの眉毛ぼーんは描いても
アレですからね。そして、今回はキスケの物販に初出荷のボスヒコ
デザイン「PAINKILLER Tシャツ」が見事完売しました。有り難う
御座いました。来月のメタルナイトは4周年です。ライブペイン
ティングも物販も凄い事になるでしょう。と、さりげなくアピール。




そして次の日の大阪中崎町の長屋改造的カフェ、天人(あまんと)
というハコで花族(かぞく)とコラボしてきました。楽器奏者や
ベリィダンサー20人くらいでの約2時間のショーでした。各自、
ソロを含めた見せ場の中、ずっと描いてました。彼らの音楽や
私が描く神獣、妖艶な踊りに『古事記』の天岩戸を彷彿させた。



スサノオは高天原で乱暴を働いた結果、天照大御神は

天岩戸に隠れてしまった。世の中は闇になり、様々な禍が

発生した。八百万の神々は天照大御神を岩戸から出す事に

成功し、スサノオは高天原から追放された。



菩須彦の菩は菩薩、須は須佐之男命から御借りしています。

菩須彦が描いた神獣(スサノオ)が暴れているのを、八百万の
神々(花族とダンサー達)が高天原(天人)で天岩戸(客)の
中の天照大御神(心)を引き出そうと言う解釈をしてしまう程、
素晴らしい空間でした。彼ら全員がアースカラーなアジアン衣装。
私だけがいつもの通り、墨で汚れても良いどこかの国の軍服。
こんな所からもこじつける事が出来たので脳にも楽しかったです。

全てが即興で行なわれるので、演る方も観る方もスリル満点。
基本的に何にも知らされてない私だけは勘で動くしかない。
なんとなく、クライマックスっぽい雰囲気がしてきたので、
筆を置いて店外に出た。その瞬間に演奏者のボルテージが上がり、
ステージ、客席に溢れ出て来るダンサー達。ショーの最後の
見せ場に突入でした。店外にも人だかりが出来る程のショーと
なりました。花族、ダンサー、ゲストアーティスト、そして
御来店のお客様、有り難う御座いました。

その後、花族メンバーがカノリンヌ邸に集合。さあ~~~て、
呑むぞ!!と始まった宴会も一気に爆睡しだすメンバーでした。
ツアー真っ最中、呑む方がおかしい。御自愛なさって下さい。
花族と菩須彦のコラボはめったにしませんので、昨夜観られた
方はラッキーですね。次回のコラボは東京になる事でしょう。

それにしても、あらゆる音楽に囲まれる生活は幸せな事ですね。

★〈花族〉http://cazoku.exblog.jp/

★「Salon de AManTO 天人(あまんと)」
大阪市北区中崎西1-7-26 06-6371-5840
http://yura-ism.com/amanto/en/map.html 











呑み過ぎ。                       ボスヒコ
 押してくれい
 

今、出来る事。

2008年04月27日 | ボスヒコの「ラ・テレレビジョン」」
17日の夜中、関西地区に地震がありました。私は阪神淡路地震の被災者
なので、地震の揺れには敏感です。揺れた瞬間にMacとモニターなどの
仕事道具を押さえました。その頃、ミワンコフはソファでうたた寝して
おり、地震の揺れで更に熟睡する特異な能力を発揮。カノリンヌに
至っては丁度、お風呂タイムでちゃぷちゃぷと揺れる湯船もぼぉ~っと
見ていたそうです。2人とも生き残る気ゼロです。ま、安全よりMacを
取った私もですが。気象庁によると、震源地は大阪湾で、震源の深さは
約10キロ、地震の規模はマグニチュード4.1と推定されました。




2008年9月13日 名古屋近郊を震源地とする東海大震災か中国。

2009年1月25日 大阪神戸でM8.9の大地震、死者数十万人

2009年11月17日 再度、大阪神戸でM8.2の大地震 死者数千人




大阪神戸でM8.9って……しかも、数ヶ月後にまた大阪って……。それで
海外バンドが大阪をスルーするようになったのかぁ~、ぐらいしか思い
ませんが、本・当・に、起こるかもしれません。いや、知りません。


最近テレビに出るようになった、ブラジル人の予言者・ジュセリーノの
予言です。テレビの紹介ではほぼ当ると言っていますが、ジュセリーノの
本を出版している会社はトンデモ本ばかり出す「たま出版」と言って、
年末の番組「ビートたけしの超常現象」で大槻教授と言い争いをして
いる韮澤潤一郎さんとこです。良いですね~韮澤さん。真顔でトンデモ
ない事を言う所が好きです。韮澤コミュにも入ったくらい好きです。私の
ようなSF好きには夢を与えてくれます。しかし、今回は夢では無く、
トンデモない人を連れてきて、トンデモない予言を発表しています。

ジュセリーノはこの後もたくさんの国のたくさんの地震の予知をして
います。もう、地震ばかりです。こうなるとどれか当るかもしれません。
2008年9月13日は名古屋に地震がくれば中国が助かり、中国に地震が
くれば名古屋が助かるそうです。予言って言いたい放題なのが解ります。

このジュセリーノは今までの災害やテロなどを予知して、世界各地の
官僚に予言手紙を送っているらしいですが、ヤラセでも本当でも面白い
ですな。でもこれに怒っている人もいるみたいです。怒っているのは
ブラジル人と日本人だけ。理由はブラジルと日本しか放映されてない
からです。もっと、世界に広げないと!!んで、面白い記事を発見。



「磐田市で8月末外国人登録者数54人減」(2007年9月29日 読売新聞)

定住外国人が多く住む磐田市で、8月に外国人登録者数が大幅に減少
していた。鈴木望市長が28日の記者会見で言及し、「『地震が来る』と
のうわさ話によってブラジル人が転出するなどしたためではないか」と
の見方を示した。市によると、外国人登録者数は7月末時点で9753人
だったが、8月末には9699人と54人も減少した。日系ブラジル人らの
間には、「9月に東海地震が起こる」という話が広まったことが引っ越し
や帰国につながったという。




ジュセリーノの予言は個人がどう取るかです。私達キスケスリィは
「ジュセリーノ祭り」として、2009年1月25日は震源地とされる大阪から
離れ、北海道にいる事でしょう。予言が当れば助かり、外れても滑れる。
大阪脱出を考えている皆さん!私達と札幌ステイして滑りまくろうでは
ないか!でも今年のようにちゃんと帰れるかどうか保障しませんよ。
おいそこ、帰れても家無いかもとか言わない。それはさておき、

ジュセリーノはかなりの確率で当る戦慄の予言をひとつ言っています。











今年の夏は凄く暑い。らしいです。












わあー にげろー








さて、地震で死ぬかもしれない最悪な未来に向けて、各自が今出来る事は、
好きな事をして悔いの無いようにする事です。ケータイ充電とかね。












ラーメンも。                        ボスヒコ
 押して
 

クローズドパーティと称した嫌がらせ

2008年04月26日 | ボスヒコの「ライブペインティング裏日記」

『素人チャンピオン祭り エカキョー展』、なんとか終わりました。

彼らの作品を観に足を運んで頂いた方には感謝をしております。

最後のパーティにもたくさんのお客さんで超満員。ほとんどの方が
イスに座れず、店外に溢れ出ておりました。今回、エカキョーと
言う事で、抗議&実戦&証明と、描く方も観る方も大忙しでした。

まずは店内で渓雪さんが墨で「翔鳳」を書いた後、店外の玄関全面に
「サリー&キノコのライブインスタレーション」が行なわれています。

「サリー&キノコのライブインスタレーション」 を観にほとんどの
お客さんが外に出た後、私がこっそりとオマケ要素バリバリでやった
いかにもアート風に描いた「WAR」と言う作品。わざと「アート風」を
意識して描きました。なぜならば、誰でも簡単に描けるからです。

以前にも日記で書いた事がありますが、ペンキぶっかけてアートだとか、
無駄に踊って描く時だけ止まって描くのをアートだとか、ただの目立ち
たがりやのへたくそが小さいキャンバスにむかって抽象やヘタウマを
描いてはアートって言っているのを見るのがとてもハズカシイのです。

これは絵が下手な人が一生懸命にやっているのを非難しているのでは
ない。エカキョーメンバーも一生懸命。まあ、小学生じゃないから、
「一生懸命」に「よくできました」はあげれませんけど、私は言って
いるハズカシイ人は努力もしないクセに下手な絵をみせては「アート」
と言って自信満々に出しゃばる人を指します。その努力を自分の作品に
向ければ良いのに。ちょっと絵がかけるイベンターにもある傾向です。


そりゃ、自分でアートと言えばアートだし、アーティストと言えば
アーティストだろうが、パフォーマンスって方が近いじゃないのか?
と思う人がやたら多い。そのパフォーマンスも最低の部類だが。大道
芸人達のほとんどがもの凄い練習をしているのに対して、アーティスト
と名乗っている人の一部(大半かも)、感性の無い奴が勉強も練習も
せずにペンキをバシャ~とか、絵の具を描きなぐっても、ちっ~っとも
面白く無い。「アートってもんは……(トホホ)」と私は小さい頃から
おっさんになった今でも思うのです。同じ事してもセンスがある人の
作品はもちろん違います。アート、パフォーマンス、大道芸人の垣根
なんか私には解りませんが、面白いか面白く無いか、の2つには分類
出来ます。「オレはアッと言わせるぜ!」とかぬかしている奴の
パフォーマンスってもんは「え!?コレ!?」と言う意味でアッと
言わせてたりするが、もちろん、失笑・苦笑は面白く無い部類です。

私はこれらの事を日頃、思ってたりするので、何かで鬱憤を晴らしたい
と思って「アート風は簡単に描ける」と言うライブをしたのであります。

酒呑んでぼぉ~っとしているエカキョーメンバーに抜き打ちで指示を
出して、「WAR」を一緒に描き上げました。WARの意味があるとすれば、
巷のアーティストに喧嘩売っていると言う意味でしょう。エカキョー
メンバーのド素人達はアートとは思わず(感じず)、自分達に与え
られた事を時間以内に描く作業に必死です。しかし、数分もすれば
必死ながらも楽しんで描いています。ようやく外から戻って来たお客
さんも見入ってました。ダマされるわけですよ、アート風ってもんは。

わずか10分くらいで完了。わざとヘタウマに描き、筆をあまり使わずに
手や指、絵の具のチューブで描き、あたかもメッセージや意味があり
そうにしました。指示があれば素人でもこれだけ描けると言う実証です。

ま、好き嫌いは別れるでしょうが、くそったれよりもマシでしょうな。



その後の菩須彦ライブペインティングで、描くのは「獅子舞 怪」。
外のサリー&キノコの作品を黄泉の国として、こちらが描くのは地獄です。
獅子舞の顔半分が溶けて、魑魅魍魎に分裂しだし、外の世界へ出ようと
する感じを描きました。キトラ&渓雪にまた抜き打ちで参加させました。


〈ライブ〉(作業時間、約30分)
01、The Major Cities Of The World Are Being Destroyed -
  One By One By Monsters / 65DaysOfStatic
02、Another Code Against The Gone / 65DaysOfStatic
03、No Station / 65DaysOfStatic
04、TwentyFourTwelve / 65DaysOfStatic
05、Wax Futures / 65DaysOfStatic
06、Massive Star At The End Of Its Burning Cycle
  / 65DaysOfStatic
07、Await Rescue / 65DaysOfStatic
08、Drove Through Ghosts To Get Here / 65DaysOfStatic
09、Radio Protector / 65DaysOfStatic


〈披露〉
10、Heaven And Hell / Black Sabbath
11、Lady Evil / Black Sabbath
12、Ear In The Wall / Black Sabbath
13、The Mob Rules / Black Sabbath


今回はエカキョー展と言う適当なイベントなんで、私は何も練習せずに
何も考えず、全員抜き打ち参加でコラボと言うカタチにしました。

サリー&キノコは当初予定していた所を止めさせ、入り口玄関へ変更。
渓雪さんには、最後の文字をいきなり頼み、客として呑む気満々の
エカキョーメンバーには手頃な緊張を。あ~、面白かった、私だけが。
しかし、こうやって振り返ってみれば、墨絵、書、インスタレーション、
ポップアートと多種多様でなかなかの「アート」イベントでしたな。

たぶん、参加の皆さんはどっぷりと疲れた事でしょう。お疲れ様でした。
今夜はぐっすり眠って下さい。そして、年末の「素人チャンピオン祭り
エカキョー展 リヴェンジ」の夢でも見て、寝汗でもかいて下さいね。












仕切るのは疲れますな。                  ボスヒコ

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オープニングパーティと称した打ち上げ。

2008年04月25日 | ボスヒコの「ライブペインティング裏日記」

憔悴しきり一気に老け込む人もいれば、俄然盛り上がっている人も
いたエカキョーメンバー。アーティストぶった若造よりも遥かに
クオリティが高い作品もあれば、何をどう言って良いのかが解らない
作品もありました。そこは素人、んな事はどうでも良いんです。

SNSでの私のプロフィールでは仕方がなく解りやすいので「アーティスト」
にしていますが、私としては全く自覚が無い。人前でデカい落書きを
見せつけているだけですからね。楽しければそれで良いんです。今回の
展示はエカキョーメンバーに目的を与えただけではなく、「アーティスト」
ぶった鼻持ちならない目立ちたがりやよりも、練習した素人の方がレベルの
高い作品を作れる事を証明したくてやりました。結果は解りません。何かを
やる前ややった後で「これはアートです」と言えばアートになる世の中。

で、言いますぐぁ、今回のぉ、素人エカキョーメンバーの作品わぁ、


んアーットなんですぅっ!!!! はあはあはあはあはあはあはあ…




冗談はさておき、今回のオープニングパーティのバカな様子を少しだけ。

O.A.「チューペット(キトラ&SHIGE)のライブペインティングショー」

BGM
1、ファンファーレ / 運動会の音楽(幼稚園・保育園)
2、野球拳 / 宴会音楽効果音
3、クスコスの郵便馬車 / 運動会の音楽(幼稚園・保育園)
4、ギャロップ / 運動会の音楽(幼稚園・保育園)
5、ドレミの歌 / 運動会の音楽(幼稚園・保育園)
6、トランペット吹きの休日 / 運動会の音楽(幼稚園・保育園)
7、クラリネットポルカ / 運動会の音楽(幼稚園・保育園)
8、かけ足行進曲 / 運動会の音楽(幼稚園・保育園)
9、うにぽんセレクト

野球拳は凄まじいパワーでした。その後に続く運動会でかかる「焦る」
音楽に見事に反応したチューペット。「ア、アカン!集中出来ひん!」と
手を震わせ、大失敗しておりました。毎回、コレが楽しみでやってます。
本人達はいつもBGMを知らされておりません。前回は聖子メドレーでした。

2人とも、絵はバラバラです。評価もバラバラです。しかし、最後の
チューペットのカタチをしたキメポーズだけはイカしてました。次回も
このポーズを見たいが為に無理矢理チューペットショーを企画したい。



M.A.「ハンドスタンダーかずみのハンドスタンディングショー」
BGM
1、ファンファーレ / 運動会の音楽(幼稚園・保育園)
2、Y.M.C.A. / The Village People
3以降は秘密。なぜなら凄いからです。

ハンドスタンダーのかずみはサイコーでした。彼女を支えている赤い
パーカーを着た人のようなものが見える人は霊能力者です。この赤い
モヤはかずみのスタンドそのものなんです。普通の人には絶対に見え
ません。全米を震撼させた彼女のショーは、ストンプ以来の衝撃でした。


お客さんがぞろぞろ帰った後、キスケだけでぼぉ~っと呑んでいたら、
ぶらりと初老の黒人がうにぽんに入って来ました。席に座るや否や、

「すんまへん、ワシなジャズシンガーのハービー言いますねん。
 事務所はナンモリ(南森町)にあんねんけど、ふらり降りた駅で
 ぶらぶらしとったら、ココ入ってもうてん。早よ帰らなアカンねん
 けどな。んで、ワシ、世界中で歌唄ってんやけど、せっかくやから
 今、ここで唄ってええかな? アカペラやけどな、な、唄わしてや。」

と、ご機嫌な様子で話しかけてきました。もちろんネイティブな英語です。
私の耳にはこう聞こえるだけです。そして、メロウなジャズを2曲も
唄ってくれました。うどん、エカ展と幹事をして疲れた身体に心地良く、
素晴らしい歌声でした。有り難うハービー・トンプソンさん。褒美でした。






緊急告知!!!「女だらけのアート祭り!!中崎お好み演芸会!!(仮)」
6月8日の日曜日5時から、ブー太郎のヨガショー伝説でおなじみ、
中崎お好み演芸会が開催されます!!今回はブー太郎のヨガショーは
もちろん、ハンドスタンダーかずみも急遽来日!!ガッツリとユルい
対決が見れる事間違いなし!!他にもユルい芸を用意しております!












何がアートじゃ!!クソくらえ!!              ボスヒコ
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菩須彦即興水墨画予定表 ~5月

2008年04月24日 | ボスヒコの「ライブペインティング裏日記」
もうすぐゴールデンなウィークが来るそうですな。私達キスケにはあまり
関係無い事ですが、いつも気持ちだけはゴールデンです。まあ、毎週毎週、
自分達でイベントやったりしているから、ゴールデンイヤーみたいなもん
ですが。5月と6月の日程未定のゴールデンなイベントもたくさんあります。


★「ブー太郎のレコ発ライブ」

★「リチャード博士と行く、大阪レトロ建物探訪の会2」

★ご飯に合うオカズは何か!?「ごはんの会2」

★ひたすら粉もんの料理ばかり食う「粉の日」

★牛、豚、鳥の高級肉をゆったりとBBQ(白飯付)「肉の日」

★エカキョー展おつかれさま企画「皆でプラモを作ろう」

★ヘヴィ&ラウド限定カラオケ「ボスカラ」

★B級映画をボス邸巨大スクリーンで「復活!じぇぼう団!」

★5月にはしたい「菩須彦、百鬼夜行を描く」

★これも5月にはしたい。「ガンダム名言習字展」

★「我らが豊崎飯店!!!」のコミュの企画第1弾、
「白飯とギョーザとジョッキの会」

★「我らが豊崎飯店!!!」のコミュの企画第2弾、
「好きな漫画を持ち寄って漫画の話だけする会」



これからは決定している予定表です。決定している予定っておかしな言葉
ですな。予定は未定って言うのもあるしね。おっと。また脱線する所だった。



《菩須彦即興水墨画予定表》


★4月27日(日)
『METAL NIGHT』 大阪/ Club NOON

今回は久々に描くのが決まってます。キモイと思いますが、ヨロシクね。



★4月28日(火)大阪/未定

東京品川の洋館でもコラボしたホーメイの喉歌さんのユニット 「花族」が関西
ツアーで来阪。合間に彼らとどこかの店でコラボライブします。関西には
あまりないワールドミュージックな音と巨大墨絵を体感しに来て下さい。
っていってもどこでやるか、私も知りませんので、チャンネルはそのまま!

〈花族〉
KAILASH CALLING/ナオトババ(タブラ、ピアニカ、声 etc.)
世界庶民ハナヲ(ウード、声、ディジュリドゥー etc.)
喉歌(ホーメイ、口琴、倍音フルート etc.)
うづ芽(唄、詩 etc.)
マリ(ダルブッカ、ドフ etc.)
武蔵(バラフォン、ジャンベ、トーキングドラム etc.)
Sango(トライバルベリーダンス、バリアージ、ジルetc.)
シュウ平(アコースティック・ベース etc.)



★5月02日(金)
『atmosphere vol.20 -6th anniversary-』 大阪/ Club NOON

19:00~allnight ¥前2500yen(1DRINK) 当3000yen(1DRINK)
LIVE: GOMA da didgeridoo / ドラびでお / zOoOoOm / アカツキ / aMadoo
DJ: MAMEZUKA (FANTASIA/JAMs) / マスモトアツコ (makedub) / dubfact
/ HARA (SSSR) (SSSR) / YUZI (AERO FUNK)
VJ: GORAKU
LIVE PAINT: BOSSHIKO
CANDLE: MAIKY
ART: 山中淳子
FOOD: buttah

ラウンジDJブース1室を貸して頂きました。今回、キノコ&サリーを
スタッフ兼ライブインスタレーションとして連れて行きます。BGMは
トヨメタルサンプラー。コンパクトなメタルナイトの予感。ポスト
ロックもスクリーモも懐かしいあの曲もイベントに支障ない程度に轟音。
世界ツアーもしているマイミクのドラびでおさんのライブは必見です。



★5月04日(日)

『とんぼりワッショイ vol.5』大阪/とんぼりリバーウォーク

4日のライブペインティングステージのトリとして4時頃から1時間半、
描かせてもらいます。野外なのでビール片手にダラダラ観ていて下さい。


★5月25日(日)
『METAL NIGHT』 大阪/ Club NOON

★5月28日(水)
『ボスヒコ展』 大阪/(全部忘れたので後で追加します)

★5月30日(金)
『Bar kiske3』大阪/
「Bar CREEK」

スナシク美和

2008年04月23日 | ボスヒコの「キスケバー&DJイベント日記」
今週25日(金)は毎月恒例のキスケバーの日です!呑みに来て下さい!
今回は見所一杯!楽しさ倍増!お金をたくさん落として帰って下さい!
と、大げさに書いてますが、まったりしたバーです。ヨロシク御願い。




《《 4月25日(金)19:00~~03:00 「BAR kiske3」 》》

時間:19:00~~03:00 

場所:大阪府大阪市北区神山町8-14日宝阪急レジャービル2F
   BAR CREEK(クリーク)tel/06-6361-2414

   BAR CREEKは、友人であるセイノ氏(最高のロックバンド、
   バラケッツと青天上のベーシスト)の漢のバーです。私のデカい
   アナログの絵など多数飾って頂いているので、ボスヒコ展示バー
   とも呼べるかもしれません。いや、呼べます。呼んで下さい。

   東通り商店街をずっと扇町の方角に奥の方まで歩いて行けば、
   左手にジャンカラ(2階が入り口)がある十字路があります。
   それを越えて、BAR RISE(ライズ)を越えた辺りの雑居ビル
   2階上がった所の木のドアがBAR CREEK(クリーク)です。

   ★バラケッツ&BAR CREEK
    http://balackets.tv/balackets.htm
   ★Googleマップ
    http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&tab=wl

内容:トータルコンセプトはスナックです。年に一度の「スナシク美和」
   が、開店します。ママのカノリンヌ、チーママのミワンコフの
   自慢の着物姿をアテに酒を浴びる様に呑んで下さい。今回は
   ブー太郎の代わりに霊感双子兄弟の弟、コー2がバーテンとして
   初参加します。BGMはSteely Dan。夜はバーボンとAORですよ。

★19:00~21:00
呑会:コンパ形式のバーです。大した事はしませんが、出来るだけ男女の
   比率を同じにして、私がおせっかいに紹介させあい、たまに席替え
   するだけです。皆でコンパ風に小芝居しながら仲良くなりましょう!
   って事で老若男女参加者募集します。楽しい方、楽しみたい方、
   ぜひ来て下さい。王様ゲーム(知らない)なんかしませんから!
   
★21:00~22:00
演奏:先月大好評のギタリストのhirohitoさんによる30分のライブが
   あります。ゲイリームーアやジェフベック、サンタナ好きには
   タマラナイ泣きのギター満載。途中、なぜか漫談っぽい喋りも。

★22:00~23:00
落語:30分休憩した後、22時からは毎度おなじみの淀之吉笑の落語が
   あります。今回は以前のバーとは違うので彼がどうなっていくか
   楽しみです。いや、彼が何の落語をするか楽しみです。
   
★00:00~00:10
逆立:『素人チャンピオン祭り エカキョー展』オープニングパーティ
   で皆の度肝を抜いたあのハンドスタンダーかずみが急遽来日!!
   しかも、かずみの誕生日でもあります。記念すべき日のライブ!
   まだ見ていない方は、孫の代まで語れますので、ぜひハンド
   スタンディングショーをアナタのその目に焼き付けて下さい。

★00:10~03:00
相談:今回も大好評の「は~い!ボスヒコの悩み相談室みたいな!」
   をやりますよ。相談がある人は皆に聞こえないように大きな
   声で遠慮なく言って下さい。全身全霊を持って視ます。BGMは
   Joan Osborne中心にかけます。音楽なんて誰も聞いてませんが。


《ゆるい説明》

☆「のりさんタイム」
 私の友人でのりさんって方がいらっしゃるのですが、彼が
 いつ来店するか解りません。彼が来店した途端に彼が愛して
 やまないデフレパードが大音量でかかります。ご了承下さい。

☆私達はプロでは無いのでもちろん、カクテルなんざ作る気もなけりゃ、
 作れませんので宜敷く御願いします。簡単なのは作らない事もない。

☆完全禁煙です。店前で吸っても良いですが,他の店の迷惑にならない
 程度で吸って下さい。店前で喫煙者同士が盛り上がるのもほどほどに。

☆以前の店より広くなった上、席も増えました。踊る事が出来ます。

☆しめりカールがなかなか製造できない季節なのでしばらく中止です。












でも、そろそろ湿るかも。                   ボスヒコ
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今も明日もいずれは過ぎさる過去

2008年04月22日 | ボスヒコの「ラ・テレレビジョン」」

カノリンヌはたまにトシちゃん(田原俊彦)をテレビで見ると不安に
駆られるそうです。髪の薄さ、人気の無さ、それでも過去の栄光を
引きずる姿が、記者や視聴者を怒らせないだろうか、と言う所で
しょうか。マッチは車、ヨっちゃんはギター、トシちゃんは……
ダンス。ダンサーとしても未熟な彼はダンスを磨いた所でダメだった
んですね。そこで解るのはダンサーというのはスポーツ選手と同じで
短命だと解りますな。って事は郷ひろみさんってのは凄いんですね。
「あの人は今…」で思い浮かぶ有名人ランキング (gooランキング)

「あの人は今…」で思い浮かぶ有名人ランキング (gooランキング)


1 桜田淳子

2 なすび

3 小沢健二

4 KAN

5 つぶやきシロー

6 山口美江

7 t.A.T.u.

8 上岡龍太郎

9 小柳ゆき

10 ケント・ギルバート

11 坂本一生

12 大事MANブラザーズバンド

13 田原俊彦

14 オスマン・サンコン

15 横山知枝

16 パイレーツ

17 加勢大周

18 ケント・デリカット

19 アントン・ウィッキー

20 吉田栄作

21 王様

22 ドロンズ

23 飯島真理

24 早坂好恵

25 北野井子

26 浅香唯

27 ダンディ坂野

28 大西結花

29 鉄拳

30 千葉麗子




私が少しだけ気になるのは、王様だけですかね。特に皆、関心が
ありません。芸能人は元々どーでも良いからでしょうね。関心が
あると言えば「今、連絡が取れない友人」には少しだけ気になる
かもしれません。「マジでウザかったクソ野郎」も同様でしょう。

友人の場合は日本のアシッドジャズの帝王、モンドグロッソでサックス
を吹いていた元メンバーの大塚英人が気になります。彼は数年前、
私の尼崎の実家にブラリと来て、うちの母とお茶の飲みながら談話して
帰ったらしいです。もちろん大阪在住の私は不在です。おかんフェチか。

「ウザかったクソ野郎」の場合は、苦しんで死んだか、死んだも同然に
生きているかどうかを少し知りたいですな。思い返せば、私のバトル人生、
死んでいるのに生きていると勘違いしているクソ野郎達が多いです。
いやしかし、死ぬ死ぬとあまり言うもんじゃありませんね。すみません。
それにしても、連絡がとれない友人にしろ、死んだ方が良いクソ野郎に
しろ、過去に関心が無いのは、明日の事しか見てないからでしょう。


今も明日もいずれは過ぎさる過去なら、万物は前に進むしか無いのです。


去年に願って、今年に実現出来たひとつ。寺の本堂で仏像を前にして
巨大絵を描く事。もう1つは一部屋全てをキャンバスにして百鬼夜行を
描く事です。それがもうすぐ実現します。願えば、近寄ってくる現実。
私の物の怪達がそうさせているのでしょうか。部屋の隅々に妖怪や鬼が
いる……。こんな所に1週間も描いてられるんですかね。皆様、絵を観に
来るついでに、私を現世に戻して下さい。酒も用意しておりますからね。



と、ニュースをエサに最後はエッセイ風にシメましたが、ただの告知
です。「菩須彦のライブペインティング日記」に怒濤の写真アップ!

★『NOON 4th ANNIVERSARY PARTY』水墨画からペンキに変わる!
★『VILLAGE「芸術祭」』ニューハーフとの戦い!
★『METAL NIGHT』菩須彦オリジナルデビルマン!
★『洞泉寺楽市楽座2008~ひと・もの・こころ 再発見~』巨大絵!

★ここにあります。穴が空く程、観てください↓
「菩須彦のライブペインティング日記」











「宇宙船」復刊!                      ボスヒコ
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姉さん、事件です

2008年04月20日 | カノリンヌ
土曜日は、いつもお世話になっている“ウーニーポンポンカウカウ”さんで『素人チャンピオン祭り エカキョー展』のクローズドパーティがありました。お越し下さったみなさま、ありがとうございました。

この日はボスの「あなたもスグ描ける!エカキョー(ミニ)」あり、エカキョーメンバーも参加のライブペインティング「素人でもライブペインターになれマスヨ★」あり、書家の渓雪さんによる「ライブ書道」や、サリー&キノコさんの「ライブインスタレーション」そしてボスのライブペインティングと、通りすがりの人も思わず入って来るという、盛りだくさんなアート祭りになりました。次回は冬にやりますので、お見逃しなく!

で、その数時間前の事。
ウニポンさんでのセッティングも終わり、お腹がすいたので近くの牛丼屋に行ったのです。そこで、意外な光景を目にしました。私の隣にブー太郎が座り、その横には30代後半のサラリーマンがいました。そのオッサンが、ですよ。

食い逃げしよりました。

そのオッサンは牛丼(並)をたいらげると、おもむろに立ち上がりカウンターに向かって「ごっつぉーさん」と声をかけ、すぐに店員が来ないのを見ると普通に出て行ったのです。その間およそ5秒。速い、速すぎる。その気配の消し方といい、伊賀モノなんじゃないかと疑ったほどです。っつーか、たかだか280円の牛丼(並)を食い逃げするか?そっちの方が不思議で仕方ないわ。

見た目はヨレた所もなく、いま営業の帰りですわ、みたいな紺色のスーツを着たサラリーマン。どこにも疑う要素はありません。なのに、食い逃げ。もし捕まったら、一生「ヨシギュー」とか「並み盛り」とかいうあだ名を付けられるリスクを考えた事はないのか?無いわな。ルパン気取りかよ。まぁ店員は「ルパンにやられました~」と鳴き声の警官(その他大勢)みたいな顔してましたが。

こんな話をミクシィに書いたら、なんと驚いた事にサラリーマンの食い逃げや万引きが非常に多いというのです。え~?サラリーマンの人~、どうしちゃったの?現代のサラリーマンに一体何が起こっているのかさっぱり分かりませんが、色んな要素が相まってストレスが溜まって魔が差したりするのかも知れません。

が、万引きと食い逃げは似て否なり。食い逃げは魔が差したりスリルを味わうというより「280円くらい払わなくても、別に困らないでしょ?」みたいな傲慢さを感じるのです。捕まっても「店員がすぐに来ないから悪いんだろう!」とか逆切れさえするイメージ。万引きはまだ開封してないけど、食い逃げは完全に食い終わってるとか、そんな図々しい感じが意地汚くてヤダ。戦後間もない頃ならまだしも、100円程度で満腹になる方法はいくらでもある現代において、あえて食い逃げるという行為は、理解の範疇を越えています。

今回は、たまたまボスが遠い席に座っていたから命拾いした食い逃げ犯。この話しをボスにすると、大層くやしがっておりました。「俺やったらそのサラリーマン捕まえて、たった280円の為に、人生棒に振るようにしたったのに」ですと。おそろしいですね。今の所、私もそのサラリーマンの顔は覚えているので、梅田でそいつを見かけたら“ボディ・スナッチャー”みたいに指差して叫ぶかもしれません。お前だ、お前。梅田にいるなら顔を伏せて歩け。


Linkin Park / Minutes To Midnight


 逮捕しちゃうゾ★押して