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kiske3の絵日記

一コマ漫画、トホホな人の習性、

映画批評、恐怖夜話、あらゆる

告知をユルく描いて書いてます。

春風亭昇太 独演会 ~オレスタイル~

2006年08月18日 | カノリンヌの「男前ですよ!」

毎度、ボスの緊迫&凄惨なお話の合間に、すかしっぺみたいな日記を書いてお茶をにごしております。申し訳ございません。今日もすかしっぺみたいな日記です。

昨日は春風亭昇太師匠の独演会を観に、なんばのワッハ上方まで行って来たのですよ。ほぼ2時間、喋りっぱなしの小さいおっちゃんに笑わされっぱなしでした。オモシロイ!ラクゴ、イイ!もうカタコトです。

古典落語2席と新作落語1席をやってくれたのですが、あー、古典落語おもしろいわ。人によって内容も微妙に変わるし、話し方でも違って来るわけなんですが、昇太師匠のテンポの良さがしっくり来るようで、ずっと聞いてて飽きない。メリハリがあって躍動感もあるので、マンガを見てるような感じなんですよ。キャラ的にもマンガっぽいし。

あと、ちょっと奇をてらってる部分もあったりして。
1席目が終わって師匠が立ち上がり、そでに引っ込むのかと思いきや、おもむろに着物を脱ぎ出します。衣装替えをステージ上でやるあたり、落語は自由であるというのはこういう事かと。でも、するすると腰に帯を巻いて、ちゃっちゃと着替えを済ませる様子は新鮮でもありました。

しかし、何で今さら落語にハマったかと言うと何でだか分からないんですが、たぶん最近のお笑い芸人に心底嫌気が差して来たところから始まったようで。なら、テレビ見なきゃいいじゃんて話ですが、なんでつまんないヤツらのために私がテレビを諦めなきゃいけないんだと考えると、さしてそんなにテレビが見たいワケでもないのに、なんだか無性に腹が立つ。

そんな折り、いつ頃だったか昇太師匠の何を見たのか忘れましたが、何かがピーンと琴線に触れたんでしょうね。ええ、全て曖昧ですよ。曖昧成分90%で生きています。ただ、まさに今マイアング様と肩を並べて昇太師匠が私の中でトップに立ってらっしゃる事は確かでございます。

Jellyfish / Bellybutton


キングコング

2006年07月04日 | カノリンヌの「男前ですよ!」

先日、ボスんちで「キングコング」を見せてもらいました。

部屋いっぱいに広がるスクリーンに、巨大ゴリラが所狭しと。あと、巨大○○とか巨大○○が・・・。マキコロは、あまりの気持ち悪さに巨大○○が見えないようクッションに隠れていたのですが、それだといつ消えたかも分からないので、結局見るハメになってしまったようでダメージを受けていました。

いや、しかし面白かったな。
3時間もあるなんて思わせないほどの展開の上手さ、テンポの良さ。いらない部分や説明は全てカットしてくれているので、まったりする部分がないのです。話の辻褄が合わないとか、そんな無粋な事は言いっこ無しですよ。テンポが崩れたら凄くつまんない映画になってたんじゃないかな。

結構、ドカンとびっくりさせられるシーンがあったり緊張が重なる部分も多く、体にギュっと力が入るのですが、それがちょっとジェットコースターに乗った感覚に似ていて、楽しいのです。

何度かリメイクをしているので結末なんか分かり切っているのに、私もミワンコも号泣です。人間のエゴが、とか、あいつがあんな事しなければとか、もうそんな事どうでもいい、何だか知らないけど泣けて来るのよ~。もしかしたら、コングに「オヤジの哀愁」みたいなものが漂ってたからかも知れません。オヤジってなんか哀しいもんな。

そのコングですが、80年代にリメイクされた映画では「巨大セクハラ・ゴリラと美女」みたいなイメージしかなかったのですよ。1930年代のオリジナル版ではそんな事なかったと思うんだけど、やっぱ80年代という雑多な時代のせいなのでしょうか。

キングコングが子供にも人気であった事は、こんなのを見ても分かるんだけれど、まぁ子供ってデカけりゃ良いみたいな部分もあるからね。
これ、かなり気さくな感じのコングさんです。「よっ!やってる?」って感じ。腕を噛みちぎられてもキレたりしないんだろな。相談にも乗ってくれそうだよね。

とにかく、今回見た映画のキングコングは「男ならこうあれ!」と言っているようでした。この時代に背中で語れる男なんて、キングコングか高倉 健くらいのもんじゃないかと。「不器用ですから」そんなセリフがぴったりですよ。
女なら、コングのような「黙って俺に付いて来い」タイプに一度は惹かれるんじゃないでしょうか?命がけで守ってくれるなんて、女冥利につきるってもんですよ。でも、私はちょっと勘弁だけどね(案外このタイプ、融通が効かないんだよね)

それにしても面白い映画を見せてもらいました。感謝です。ちなみに、動物ではございますが、キングコングも「私の男前列伝」に殿堂入りした事をここに記します。

Anthrax / The Greater Of Two Evils


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Yo-Yo Ma その2

2006年06月06日 | カノリンヌの「男前ですよ!」

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 op.104 / Allegro

小舟が波を立てず水面を滑り出すように、演奏が静かに始まりました。

ヨー様は私達お客よりもオーケストラの演奏を楽しんでいるように、満面の笑みで見守っています。すごく楽しそう。一歩間違えると、酔っぱらったご機嫌部長が部下のOLのカラオケをにこやかに聴いてる風にも見えるんだけど。

しかしだね、ヨー様のソロに入るとガラっと変わるんですよ。溢れ出る曲のイメージを弦と弓で紡ぎ出すその様は神々しいばかり。そのチェロの音はまさにヨーヨー・マの音で、私は握っていた手がしびれるのもお構いなしに聴き入ってしまいました。私にとって今回演奏されるドヴォルザークは彼が演奏する曲の中でも特に好きなものだったので、かなり嬉しかったのですよ。

しかも、ヨー様が弦に指を置く音まで聞こえて来るもんだから、鳥肌立ちっぱなしでした。チェロひとつであれだけの迫力と表現力ある音を出せるって、やっぱ凄いのねぇと感動しましたよ。いや、こんだけ書いといてナンですが、クラシックなんて浅~くしか知りませんから「何となく」感じ取るだけで精一杯です。

で、ブワーと弾き切った瞬間のヨー様のポーズが格好良くて、それは闘牛を見事に仕留めた後のマタドールさながら。思わず「うぅ」と唸りそうになったのですが、前にいたおば様が私の萌えポイントと同じ所で萌えたのが分かったので、かろうじて冷静さを保っておれました。ヨー様、マダムキラーです。

演奏はなだらかに、そして壮大なフィナーレへと進んで行く中、ヨー様の激しい息遣いが聞こえ、否応なく緊迫した会場の張りつめた空気と、微動だにしない人々の隙間を縫ってチェロの音が洪水のように流れて行くようでした。あぁ、言葉を知らないがために、上手く表現できないのが何と歯がゆい事か。ホントは、もっと凄かったんだけどなー。

迫力の演奏が終わり、客席からはヨー様だけでなく、このオーケストラがいかに素晴らしいかを実感し惜しみない拍手が鳴り止みませんでした。ヨー様は再び満面の笑みでジンマン氏やコンマスと抱擁を交わし、他のメンバー達にも賞賛の拍手を贈ります。オーケストラの人達にも笑顔が見えるのは、素晴らしい演奏は当然の事ながら、ヨー様の人柄にも原因があったのではないかと思えてなりません。

いつまでも拍手が止む事はなく、何度も舞台に戻っては袖に引っ込んでいたヨー様でしたが、とうとう再びチェロを持って来てくれたのですよ。最後にソロを、と言う事でアンコール曲はJ.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲第3番より サラバンド。
このソロも素晴らしく、どこまでも完璧に滑らかに流れるチェロの音を、私は忘れる事はないでしょう。そして、この日にコンサートに行かせてくれたkiskeのみんなにも感謝です。もう、今年後半、良い事が全然なくても構わんよ(ウソ)

Yo-Yo Ma / CONCERTOS FROM THE NEW WORLD

Yo-Yo Ma その1

2006年06月05日 | カノリンヌの「男前ですよ!」
先週土曜日、待ちに待ったヨーヨー・マ様のコンサートに行ってきましたよ。

「デイヴィッド・ジンマン指揮/
     チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団 with ヨーヨー・マ」大阪公演



クラシックのコンサートなんて生まれてこのかた1回しか行った事がなく、何年ぶりかで凄い緊張に見舞われ、慣れない服装で(スカートにヒールの高いサンダル)会場に到着する前に疲労困憊して眠くなるわ、開演途中でお腹が痛くなったらどうしようだの、シーンとした時にお腹がギュルとかいったらどうしようだのと不安要素は満載だったのですが、席に着いた時点でそういうのは吹っ飛びました。だって2列目の中央だよ。しかも、ヨーヨー・マ様の席は数メートル先というラッキーポジション。どうするよ。

なんて事を考えつつ開演15分前に席に着いた私は、その5分後には最前列に陣取っているおば様方を観察するくらいにまで落ち着きを取り戻していました。聞き耳をたてていると、前にいるおば様がヨーヨー・マの事を「ヨー様」と呼んでいる事が発覚。おば様にとって素敵メンズには全て「様」が着くようで。

そんな彼女達は「キャピキャピ」という死語がぴったりなハイテンションで、ヨー様の話に没頭しています。その姿は今時の女子高生より女の子っぽい。女はいくつになっても乙女心を忘れないって、こういう事を言うのでしょうか。

ただし、ここで混同してもらわれると困るので注釈をつけておくと、私がマイアング様やら誰やらに「様」をつけるのは「心からお慕いしております○○様」の「様」であって、決して「ヨン様」の流れで「様」付けしている訳ではない事をここに記しておきます。

って、んなこたぁどうでもいいか。実際、大して変わりないし。
ま、おば様方にかかっては、世界の天才チェリストもワイドショーの常連みたいに呼ばれる事がちょっとファニーだったものですからね。

いよいよ開演時間です。

オーケストラのメンバーが席に着きます。
その後、指揮者、そしてヨー様の順番で舞台に登場。もち、おば様方はため息混じりでうっとりとヨー様を見ていますよ。もちろん私も目はハートです。膝の上に置かれた両手は指先が白くなるほどギュっと固く握り合わされ、肩は緊張でこわばっている。昔、役所広司さんと一緒に写真を撮ってもらった時もそうだったっけ。緊張すると、怒り肩になってしまう私です。

ステージに立ったヨー様は、今まで写真で見ていたのとだいぶ違って、かなり恰幅が良くおなりで、ベルトの上にお腹がのってる感じ。ワイシャツに、小さな水玉柄の青いネクタイが、世界のヨー様を「エリート部長の午後」といった感じに見せています。けれど、腐っても天才。そのお姿は自信に満ちあふれ、これから始まる演奏を心から楽しもうとしているのが分かるのです。

さぁ、指揮者のデイヴィッド・ジンマンの用意が整いました。いよいよですヨ。



ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 op.104
1. Allegro        
2. Adagio, ma non troppo
3. Finale:Allegro moderato

アンコール曲
J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲第3番より サラバンド

チェロ:ヨーヨー・マ

ー休憩ー

シューマン:交響曲第2番ハ長調 op.61
1. Sostenuto assai - Allegro ma non troppo
2. Scherzo:Allegro vivace        
3. Adagio espressivo          
4. Allegro molto vivace         

~ 2006.3.Jun ザ・シンフォニーホール ~

Yo-Yo Ma / CONCERTOS FROM THE NEW WORLD


あくまでイメージ

2006年05月11日 | カノリンヌの「男前ですよ!」

最近、天候のせいもあってモヤモヤしていたのです。作業もなかなかはかどらないし。いい加減、飽きてんじゃないのか?と思われつつも、こんな時こそDREAM THEATER。ブートレグを聴いてみる。後半のDEEP PURPLE完全コピー中の、Smoke On The Waterを聴いて、ハッと我に返りました。こんな時こそROCKを。I LOVE MUSIC!  I WANNA ROCK!

んなワケで、今日のイラストはまたしてもマイアング様でございます。はぁ~、ス・テ・キ★自分の欲しいマイアング画像が無かったので描き始めたイラストでしたが、すでにもう10を越えてたんですね。びっくりした。自分のページに置こうっと。
とは言うものの、やはり前に描いたものは「もひとつだなー」という感じがしてしまうものです。かつて今まで自分が作ったものに対して愛着とか、満足感とか抱いた事がない。それは、まだまだ足りないという事なのでしょう。日々精進です。

ホントは、DREAM THEATERのDEEP PURPLE完コピ公演に行った客の中には、なんでDREAM THEATERの曲をやらないんだ?と怒って帰った人がいたらしく、勿体ない事をするヤツもいるもんだ、そもそも最初から調べれば分かる事だし、PURPLE知らない方がオカシイんじゃねぇの?とか、家で三角座りでもしながらCD聴いとけとか、クソミソに書こうかと思っていたのですが、もしかして近い将来、共謀罪が適用される事になるかも知れないので、やめておきます。

この流れで共謀罪なるものが適用されるようになったら、たぶん大阪人の半分は共謀罪で捕まるんじゃないかと。「ボケ」「死ね!」が挨拶の大阪人ですから(ウソ)そういう危険な発言をする人は片っ端からパクられますよ。

盗聴も濫用されるようになるので、例えトイレで便秘と格闘の末「出したったぞ、ボケ!死ね~」とウンを流しようものなら、トイレから出た途端、家の中になだれ込んで来た警察に取り押さえられるわけですよ。もうボスなんて危険がいっぱいですね。最悪、声が出ないように声帯を切るしかありません。
とか書いてる、このブログももちろんサイバーポリスが監視してるので「あのボケ、殺したろか」なんて書いちゃったら、速攻ブチ込まれます。

そんなこんなで、日本人は羊のごとく平和な顔で当たり障りの無い会話に終始し、それが一番大事~♪みたいなクズ曲しか発売されなくなって、徒競走では皆が手をつないでゴールするという、全員、深爪が原因で死んじまえみたいな国が出来上がるんじゃないかな。おっと、これも暴言か。あれ?すでにもうそんな国になってるっぽ~い。

ともかく、色んな意味で日本も戦争したいんだろうな~とか考える今日この頃。
                                   かのりんヌ
Dream Theater / Down To The Heart Of It