一昨日の晩からずっと、大根ばっかり食べてます。
晩ご飯の買い出しに行ったら、丸々とした大根が目の前に横たわってるじゃありませんか。これは大根の煮物だ!ひらめいた私は大根を手にして考えました。確実に1本まるごと買った方が得なワケですが、これ、全部食べ切れないわ。かと言って半分だと1本買うより高く付く。仕方がないので1本買いました。
とりあえずは最たる目的である大根の煮物、そして残りは大根の味噌汁に。終~了~。で、食べる時に思うわけです。しまった、漬物まで大根のヤツを買っちゃった。日本昔話か!と。
やりくり上手な人なら、自分で浅漬けとか作って日持ちするようにしたり、もっと違う料理を作ったりするんでしょうが、とにかく自分の料理はいわゆる「男の料理」なので、ドバッと鍋に放り込んで、やれ煮込め、やれ炒めろといった大雑把なものなので仕方がないと言えばそれまでなのですが。
今時、男の人の方が繊細なおかずを作ったりするよな・・・などと考えているうちに、自分の女度がかなり低い事を思い出しました。以前、ボスが日記に書いていた恐怖大作「箱」に出て来た人が、ウチに泊まりに来た時の事です。
あまりにも甘えっぱなしの彼女に「ちっとは恩義を感じて、カノリンヌの部屋の掃除でもせぇ」というボスの言葉に動かされ、ちゃんと部屋を片付けてくれていた彼女。棚に乱雑に置かれた小物をきちんとレイアウトしてかわいく飾っていたのを見て、あぁこの人はちょっとおかしいけれど、女の子とはこういう風に部屋を飾ったりするものなのだなぁとしみじみ思ったものです。
「飾り付け」自分の中に一番無いもの。別に飾らなくても良いじゃないとは思うんだけれど、もう少しは部屋だけでなく、自分を飾るという事も思い出さなくてはいけないんじゃないかと。「飾らない自分」とか言ってるけど、案外色々とやってるもんですよ、男の人は知らないだろうけど。優雅に見える白鳥も水面下では、必死で足をバタつかせてんですよ。そういう事を忘れた時、女の人は汚いオバさんになるんじゃないかと、ちょっとした恐怖心と焦りと共にお送りしております。
Dream Theater / Awake
若さに震えながら押して。