kiske3の絵日記

一コマ漫画、トホホな人の習性、

映画批評、恐怖夜話、あらゆる

告知をユルく描いて書いてます。

マリリン・マンション

2006年05月16日 | ボスヒコの「何気なく無い1日」

土曜日の夜、フサフサ君が購入した大阪なんばのOCAT近くの高級マンションで、

新居お披露目飲茶パーティが開かれました。私が住んでいる所から、結構な距離だが、

完全防水で雨の中をチャリで出発。いつも昼間に行っている場所でも、雨の夜とも

なると全く違う風景になるのが不思議ですね。思いっきり迷ってしまいました。

迷いに迷いまくって、1人大汗かいての到着。マンションなのに入り口には受付が

ある。受付があるから受付嬢もいる。小粋なソファなんぞ置かれているんで、ちょっと

したホテルだ。ペット用エレベーターもあるぞ! 私は当然、ペット用で彼の新居の

20階へ上がる。もうホテルです。どう見ても「ピンポ~ン」とか鳴りそうなインター

ホンじゃないし、ドアも知っているドアと全然違う。おお!20階なのに、ゴミ捨て場

(ダストなんちゃら)がある!部屋をようやく見つけ出し、気持ちだけ負けずにインター

ホン。遅れて来た私を暖かく出迎えてくれる主催者達。なんだかんだ言って長い道のり

だったので、席についてホッとする。用意された、なんだか高級な日本酒を呑み

ながら、ふとベランダの方の外を見た。空です。空しか見えません。さすが20階。


ふと見た私の横の壁には小さなモニターが。1階の入り口で部屋番号を押して呼び出す

辺りが映っている。と言う事は、遅刻した私の姿も映ってたわけですな。全身赤のレイン

コート、雨よけ用のグラサン、ヒゲからしたたり落ちる雨の雫。怖かったでしょうな。

いやいや、それにしても素晴らしや高級マンション。文句無しの管理システム。玄関の

センサーライトが誰もいないのに勝手についたのは内緒にしておいた方がいいな。


生活

2006年05月16日 | カノリンヌ

結局、ハンドル下の金具が摩耗したために起きた台所の蛇口の故障でしたが、とにかく早く、水道の元栓を開け閉めなくてもトイレで用が足せるようにと、金具を購入して水を止める事は出来たものの、今度はその金具とハンドルのハメ込み部分の大きさが合わなくて、台所で「モー!」と牛並みに絶叫したのが2日前。

ま、水が止まればどうとでもなりますよ。ハンドルがなくてもペンチで蛇口の開け閉めをするというワイルド感満載の中で生活しております。水さえ止まれば、こっちのもんでさー。あんまり憶えてないけれど、私が生まれた家の水道は屋外にある井戸水で、ポンプで水を汲み上げるという今では考えられない生活をしていたのだから、ペンチで水を出す事なんて便利なもんですよ。

と、生活の基準をどんどん下げて行くと、最終的に雨露をしのげるか否かというところに辿り着くのですが、私が以前勤めていた会社を辞めよう、もう限界だと思っていた頃は河原に住んでいる浮浪者達の生活を真剣にシミュレートしていました。どの葉っぱが食べられて、どの葉っぱに毒があるのかとか。じっとタンポポの葉っぱを見つめていた事もありましたっけね。あれ、食べられるんだよね。

お陰さまで段ボール生活をせずに済んでおりますが、あの時、本当に全てのヤル気を失っていたらアチラの世界に行っていたかも知れません。人間の可能性なんて、何通りもあるわけですからね。
                                   かのりんヌ